よつば暮らしデザイン室

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Monthly Archives: 10月 2020

リモートワーク専用の仕事部屋がない時どうするか

リモートワークを余儀なくされているみなさん、はかどりますか?

本当は家じゃ仕事のモチベーション上がらない、っていう人もけっこういるんじゃないでしょうか。

家はそもそも仕事する用にできてないので、目に入るものは生活感いっぱいだし、趣味のものもあったり、仕事する空気感がないですよね。

私はそういう生活感がある中で仕事するのは、体感的にムズムズと違和感を感じてしまうので、絶対に無理な人です。

独立した当初、最初から2ヵ所家賃を払うことがハードルが高かったので自宅マンションの1室を仕事部屋にしました。

本当はそれでも嫌だったのですが、自分の中でなんとか折り合いをつけてやってました。

仕事と生活スペースを切り離す、これを徹底してましたね。

◎アポが無くても仕事服に着替えてメイクする
◎仕事バッグを持って仕事室に行く(要するに出勤する)
◎仕事の物はリビングに持ち込まない
◎パジャマや部屋着で仕事室に入らない

会社という場所に行かないだけで行動パターンは変えない、ということです。

長年会社員をやってきた人なら、急に家で仕事しろと言われたって戸惑うのも無理もありません。だったら、できるだけ会社行くことと同じようにして、仕事モードをつくればいいと思います。

仕事部屋とリビングダイニングのインテリアも全然ちがうものにしていました。

デスクもパソコンもデスク周りの文房具も白で統一。常にデスクに出ている電卓も白にしてましたね。

逆にリビングダイニングに白は無しでした。

仕事用のひと部屋なんて無い、っていう人も、ダイニングやリビングのテーブルで仕事せずに、小さくてもいいから仕事用デスクを持ったほうがいいです。

そしてそれを、壁に向けるか窓に向ける、要するに、生活空間が目に入らないようにするということ。

仕事デスクの上は仕事以外の物は置かない。できれば仕事デスクまわりの小物は統一感をもたせる。

生活空間と仕事デスクのあいだに見えない結界をはるようなイメージで。

簡単に移動できるパーティションがあるといいかも。

間違ってもソファで仕事はしないと決めることも大事。自分の集中力も保つためもありますが、家族だってだらだらとした寛ぎ空間に仕事モードを持ってこられるのは違和感だと思います。

家族で食事しているところで急に仕事の電話されると嫌だったりしませんか?

リビングで仕事するって、それと同じだと思いますね。

仕事のモチベーションを保つにはカタチから整えることも大切だと思います。

満足する家づくりのために絶対必要なこと

家づくり講座や無料相談など、家づくりの方法を教えてくれるところはいろいろあります。

あれもこれも熱心に情報収集するとかえって何がいいのかわからなくなるし、それに、あれもこれも取り入れていたら予算なんてあっという間になくなります。

知識はとても大事です。知識がなければ説明してくれる住宅会社の営業さんの良し悪しもわかりませんから。

それと同時に、絶対に必要なことがあります。むしろこれがないと後悔することが多くなるかもしれない。

それは、

自分たちにとっていい家は何かをはっきりさせておくこと

おしゃれな家がいい、とか、断熱性能のいい家がいい、とか、そういう表面的なことではなく。

生涯にわたって続く価値観、のようなことです。

だって今からつくるその家は、この先の人生の土台となる場所ですから。

そんな抽象的なこと?って思うかもしれませんが、そういう抽象的な価値観がベースにあってその都度その都度の目先の欲しい物が決まってきます。

ベースとなる価値観を意識しないまま家づくりの情報収集だけしていると、あっちの会社で言われたことこっちの会社で言われたことネットで書いてあったこと、良さそうにみえることばかり増えて決められなくなっていきます。

素敵にみえるもの、性能の良いものは、あふれています。目先の欲しい物を集めることが家づくりではありません。

生涯にわたって心を満たす場所をつくることが家づくりです。

そのベースとなる価値観を意識していないと、何があればその価値観を満たすのか判断できません。

ネットの情報や営業さんの言葉に影響されることなく、自分たちが本当に望んでいることを手に入れること。当たり前なようでこれがとても難しいのです。そして、そういう家づくりをしている人はとても少ないように感じます。

目先の欲しい物を集めることが家づくりではありません。

心を満たす場をつくること、ハウジングコーチの家づくりはそんな家づくりです。

3人家族が住むのに必要な広さって?

最近のマンションの傾向は(おもに東京あたりは)面積が小さくなる傾向にあるようです。

10年くらい前は80㎡くらいが主流だったのが今では70㎡未満も多いようです。

子どもの数が減っていたり、子どもがいない夫婦や独身者も増えてるというのも要因だと思いますが、建築価格が上がっていることに対して購入者の収入は上がっていないことも大きいと思います。

60㎡台って、いったいどんな間取りなんだろう、と思ってみてみると。

LDK14帖、寝室6帖、洋室4.5帖、クローゼットが各部屋にあってそれ以外の収納は小さいものが1か所。

だいたいこんな感じ。子供なし夫婦の想定のものもあるようだけど、寝室のベッドがダブルベッドの絵になっていて洋室にもベッドがある、ってことは子供ありの想定なのか・・・。

子どもがいて60㎡台って、そこで人生を過ごすのはきびしくないか?

賃貸ならまだわかりますよ、子どもが幼児の間だけの住まいってことは多いから。

でも分譲マンションってことは子供が大きくなったから売却して引っ越すとは考えにくい。

狭くても、外部の庭と繋がりを持たせて狭さを感じさせないような考え抜かれた設計ならまだしも。ほぼ壁で囲まれたパスルのような間取りで。

ミニマリストじゃなきゃこの空間で豊かさを感じるのは難しい気がする。

いくら「お客様が求めているから」といって価格優先で質を落としていいのか疑問を感じる。

家にこだわりないからって住環境をおろそかにするのは「豊かさ」から離れていくように思う。

だからって、広いマンションだと億ションになっちゃって買える人が少なくなるんでしょうけど。

ほんと、東京って大変だなぁ、あそこに住んでると忍耐強くなる気がする。地方でも仕事はないわけじゃないのにねぇ。

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