よつば暮らしデザイン室

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Monthly Archives: 1月 2018

家づくり経験者の多くがしている絶対にやってはいけないこととは

家づくりを経験した人に会うとする質問があります。

そこの依頼先に決めた理由は何ですか?

すると結構多い回答がこれです。

「担当営業の人がいい感じだったから」

え?家のデザインとか間取りとか性能とかじゃないの?

どうやら、見える部分のデザインとか性能とか予算などから2社3社には絞れても最後の決めてがなかなか決めれなくて、そういうときに担当営業さんの人柄で決まるようです。

家なのに、一生そこに住む家なのに、会社じゃなくて、人で決めるんだ・・・。

たしかに、担当者さんがしっかりしているかどうかは重要です。こちらの意図をくんでくれるかとか、要望のもれがなく現場につたわるかどうかとか、素早い対応をしてくれるかどうかとか、それはもちろん大事です。

が、目の前のその人が家づくりで関わる部分なんてわずかで、家づくりはほんとに多くの人が関わります。見るなら、ひとりの人ではなくその会社の体制を見るべきです。

営業から設計への伝達は大丈夫か?契約までの担当と契約後の担当は一緒なのか変わるのか変わるとしたらここで話したことはちゃんとその後に反映されるのか?打合せ内容は記録としてちゃんと残るのか?会社内で何人の人が関わっているのか?そこでのチェック体制はどうなのか?現場管理は誰がやってどれくらいの頻度で現場行くのか?職人さんの経験値と技術力はどうなのか?ミスを見逃さないチェック体制はどうなっているのか?ミスが起きた場合の改善はどうなされるのか?

そして、そういうことをきちんと説明してくれているのか?

ひとりの人を見て「なんとなく気が合う」程度で家づくりの良し悪しは絶対に判断できません。そんな危険なこと絶対にしないでください!

みなさんが思っている以上に「見えないとこ」の程度の差が大きいのが住宅業界の実情です。

家そのものの見えないところ(=壁内部の構造)もそうだし、会社としておもてから見えないところも、です。

その会社もおそらく、自分たちはちゃんとやっている、と思っているでしょう。でも、自己申告の「ちゃんと」ほどあてにならないと思いませんか?

ぜひ、嫌がられるくらいに細かくチェックしてください。

あなたのこれからの人生を左右する家です。がっかりしてこんなもんかって思いながら一生過ごすのか、本当によかったと心から満足して過ごすのか。

最初の選択で間違うと取り返しのつかないことになりますから。

だから、家づくりと業界の経験と知識のある外部の専門家の意見をききましょう。そしてそれを提供している建築士は世の中にほとんどいません。たぶん、片手で数えられるくらい!?

世の中の「家づくり無料相談」は相談という名の自社のPRですから。

私は、私が設計するしない関わらず、工務店チェックシートを差し上げて工務店の良し悪しを見ていいところだったら「ここいいよ」とおススメします。私が設計しなくても。

建築士の知識と経験はつくるだけじゃないから。

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家づくり夫婦の意見があわないときの解決のしかた

家づくりの最初の難関、それは家族がそろって「家建てよう!」ってなるかどうか。

夫婦が同じテンションで家づくりに熱心になるとは限りません。中には、奥さんは家建てたいと思ってもご主人はこのままでいいじゃん、ていう人もいます。

ずーっと賃貸という人生でもいいって言う人もいるし、(ただし老後の資金を潤沢に資産形成することが必須ですが)

実家に空いてる部屋があるからそこでいいじゃんっていう人もいるし、新築なんてぜいたくだから中古でいいじゃんって言う人もいるし、

家族の誰かが家を建てることに賛成じゃない、ってことは珍しくありません。

今日の晩御飯は回転すしに行くか焼肉に行くかっていうバトルなら「しょうがない、今日はゆずるか」ってこともできますが、家づくりはそうはいかない。

一人がやる気になってできるものではありません。お金の負担もあるし毎日に生活そのものが変わるわけだから。

意見が食い違うときどうするか。

お互いに自分の「こうしたい」「○○だからこうしたい」と言い合ったところで、自分と違う意見を言われる反発と自分の意見を否定されたことへの腹立たしさがあって、話し合いは平行線になるだけです。

こういう時は、「なぜそう思うのか」という理由と「それによって今後どうなるか」のシュミレーションと、それによって自分たちがどんな気持ちで日々くらしていけるかを考えましょう。

冷静な分析と、自分の感情を予測することです。目の前の「言われたこと」に囚われないように。

たいてい、奥さんは新しい家を希望しますが、ご主人はお金の負担にしり込みする、ということが多いように思います。

視野を広く遠くをみるようなつもりで話し合ってくださいね。

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今年はかたづけ、って本気で思うなら

今年はダンシャリがテーマです!今年はかたづけを頑張ってます!

っていう方に1月はよくお会いします。今年もやはり何人かの方からそう聞きました。

やる気になったその気持ちを忘れずに続けていきたいですよね。

かたづけ講座にでた方にその後の様子を伺うと、なんだか申し訳なさそうに私に謝る人もいます。

はっきりいって、あなたの家がかたづいていようが散らかっていようが私にはなーにも関係なくって。何も困らない。私に謝る必要なんてなにもないんだけど。

かたづけやらないことを恥ずかしがったり申し訳なさそうにしたり言い訳がましく言う人いますよね。

義務でもなんでもないですよ、かたづけなんて。

義務感でやってるうちは、リバウンドします。やらなきゃ~って思ってるうちは苦痛しかありません。

かたづけは目的ではありません。

「かたづける」ということが好きな人もいると思いますが、私はかたづけることが好きじゃありません。できるだけかたづける手間は少ないほうがいいし、そして、余分な物やホコリや汚いものが目に入ることが嫌です。帰ってきて散らかってると機嫌が悪くなることは自分でよくわかっているので、旅行の前には必ず掃除して出掛けます。

かたづける手間が少ないこと、余分な物がないこと、効率よく物が出し入れできること、掃除がしやすいこと、お気に入りのものが映えること、飾り過ぎないこと、緊張感がないこと、・・・。

それが私の快適さの条件です。

かたづけは、快適さや居心地の良さをつくるための最初の一歩、ベースの部分、これができていなければその先はありません。

では、快適な場所って?居心地のいい場所って?

快適さや居心地の良さって、人によって違うんです。みんな自分の感覚でしか生きたことないからそれを当たり前だと思ってますが、そうではありません。

明るいさわやかな生活感のない空間を快適と感じる人もいれば、かわいらしく飾ったお部屋が好きな人もいるし、床でゴロゴロすることが落ち着く人もいる。

そもそも、自分がどんな快適さや居心地の良さを求めていて、その快適さや居心地の良さはどういう物があってどう出来上がっていればいいかわかっていないと、どんな物を残すのかどこに置くのか、決められないはずです。

物を減らして収納すればいいってもんじゃありません。それだけだとリバウンドします。物の量が増えたり減ったり、あっちにあったものをこっちに変えたり、それだけのことになってしまいます。

自分がどういう場所でどういう状態だったら、一番自分らしくいられるのか、あなたは自分のこと知ってますか?

それを知ることが、快適で居心地のいい暮らしづくりのスタートです。

かたづけるという行動はそれを維持する手段にすぎません。そこに振り回されないようにしないと、余分な労力かけるだけです。

自分が目指す快適さ居心地の良さを知ること、それができるのがハウジングコーチです。

ハウジングコーチで自分が何を望んでいるのか、どんな暮らしが理想なのか、それがわかると何が余分で何を欲しいかはっきりします。だからかたづけがスムーズにいくんです。

ハウジングコーチであなたの価値観を知り、どんな空間づくりをするか、それをつくるためにどうかたづけるか、そこまで全部教えます。とりあえずかたづけたい、ではなく、本気で暮らし方を変えたい人、お待ちしてます。

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