よつば暮らしデザイン室

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Monthly Archives: 11月 2021

注文住宅の打ち合わせ
めんどくさい施主と思われずに要望を叶える3つのポイント

家づくりに熱心なかたは、本を読んだりSNSを活用したり、専門知識をつけるかたもいらっしゃいますね。

SNSを見ていると時々こんな投稿をみかけます。

「めんどくさい施主って思われたらどうしよう」

一生に一度の家づくり、高い買い物、後悔したくないし、いい家にしたい!
だから勉強するし、情報もたくさんほしい、ひとつひとつ納得いく選択をしたい!ですよね。

ところが、そう思えばそう思うほど、要望が細かくなり打ち合わせが長引き、長々とメールを送り、やりとりが頻繁になります。
標準的な人より担当者さんの労力を使うことになります。

家づくりに限ったことではありませんが、
相手の労力を割くことは基本的には相手からめんどくさがられます。

相手にいやな思いをさせずに「めんどくさいことを言う」というスキルが必要になってきます。

私は注文住宅の打ち合わせを担当する建築士です。
めんどくさいお施主さんもいくつも担当してきました。
担当する建築士として
こうだったら喜んでやっちゃう!というポイントを施主であるみなさんにお伝えしますね。

目次
1.なぜ「めんどくさい施主」と思われるのか
2.めんどくさいことに対応してくれる会社を選ぶこと
3.手間のかかったお施主様の例その1
4.手間のかかったお施主様の例その2
5.大事なのは嫌がられないこと
6.ポイント①要望の伝え方
7.ポイント②相手を下にみない
8.ポイント③家づくりが楽しい!楽しみ!という気持ちを抑えない
9.まとめ

1.なぜ「めんどくさい施主」と思われるのか

調理家電を活用するためのキッチン収納レイアウト

あなたが検討中のその間取り、
キッチン後ろの収納、
それで足りますか?

新しい家には時短になる調理家電が欲しい!
今の住んでるところは賃貸アパートだから狭くて調理家電が買えない!

そう思ってるならキッチン後ろの収納が余裕のあるスペースかどうか
しっかり確認する必要があります。

せっかく時短になると思って買ったのに、
置く場所なくて動線がわるくなったら時短どころか
イライラの原因です。

家づくり検討中にかたに向けて
調理器具を置いて家事ラクを実現するためのキッチン後ろの収納パターンをご紹介します。

この記事を書いている私は

目次
1 よくあるカウンター収納に家電は全部並ぶ?
2 調理家電を置くための収納パターン
3 カウンターの上に家電を並べる場合
4 家電収納を利用する場合
5 収納ラックを利用する場合
6 まとめ

 

1.よくあるカウンター収納に家電は全部並ぶ?

よくある対面キッチンの場合
後ろの収納はこんな感じです。

上のキッチンの場合、カウンターは180センチです。
一般的にも180センチのシステムキッチンの収納をつける方は多いです。

さて、ここに家電を並べるとどうなるでしょう。

電子レンジ、炊飯器、トースター、電気ケトル、コーヒーメーカー

並べてみるとこうなります。
すでにカウンター上はいっぱいです。

ホットクックに代表される電気圧力鍋
下ごしらえに大活躍のフードプロセッサーやブレンダー
スムージーつくりのジューサー
共働きで時短が最重要!っておうちにはいくつかあるのではないでしょうか。

ところが、この収納の配置ではホットクックは置けません!

180センチのカウンターだけでは調理家電はあまり置けない!
ってことは頭にいれておきましょう。

2.調理家電を置くためのキッチン収納パターン

では、時短がかなう調理器具がおけるキッチン収納のプランってどうしたらよいでしょうか。
カウンター180センチだけでは置けないことは確かです。

まず思いつくのが

カウンターを長くする

システムキッチンの収納の場合、45センチ、60センチ、75センチ、90センチのキャビネットを組み合わせて収納をつくっていくことが多いです。

180センチに45センチを追加して225センチのカウンターにする。
180センチに90センチを追加して270センチのカウンターにする。
といった具合です。

大きければたくさん収納できるのは確かですが、費用もそれなりにかかりますよね。

180センチにホットクックが追加できるくらいの長さとなると
240センチは欲しいところです。

キッチン背面にカウンター収納240センチを置いたらどうなるでしょうか。

ここで気を付けてほしいのが、
ゴミ箱の置き場です。

分別するためにゴミ箱は3つある、という方もいると思います。
すべてをキッチンにおいておく必要があるかどうかも含めて
ゴミ箱置き場をどこにするかはキッチンレイアウトではとても重要です。
何しろ絶対に必要なものだし、スペースもそこそこ取りますからね。

240センチのカウンター収納すべてを引き出しにすると
ゴミ箱置き場がなくなります。
残り

後ろのカウンターを長くする

食器棚を無くしてカウンターだけにすると270センチのカウンターができます。
この場合、食器はすべて引き出しに収納ですね。
食器を引き出しに収納するのはおすすめですよ。
食器棚よりも、奥のものが取り出しやすいので。

ただ、食器が見えないので
食器が好き♡という人には物足りなさがあるかも。
そういう場合は、
【見せる収納】の場所をつくるといいですね。
厳選したお気に入りに食器を並べる感じです。

家電収納を利用する

蒸気を吸ってくれる家電収納を使うという手もあります。
この場合は炊飯器、ケトル、コーヒーメーカーが下にくるでしょう。
このタイプの家電収納はカウンター収納よりセンチより高めです。

家電収納の内部に炊飯器とケトルを置くと
上にホットクックが置けます!

カウンター下を家電収納とゴミ箱置き場にすると
引き出し収納が少なくなります。
だからといってゴミ箱置き場を無くすとどうなるでしょうか。
缶や不燃ゴミのように時々出るもの、キッチン以外で出るもの
これらは必ずしもキッチン内部になくてもいいと思います。
でも、可燃ゴミはもちろん、パッケージに多いプラごみ、紙ごみはキッチン内部に置いたほうがいいでしょう。

ゴミ箱は、どんなに物を減らしても、どんなに狭くても
必ず置く必要のあるものです。
こういうものは優先的に位置を確保しましょう。

キッチン前を利用する

対面キッチンでもこういう間取りにしてしまうと
後ろの収納が狭くて調理家電を置くスペースが難しくなります。

後ろだけじゃなく、
横に収納があればいいですが。
こんなふうに。
キッチンすぐ横にあることがマストです。

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