最近のマンションの傾向は(おもに東京あたりは)面積が小さくなる傾向にあるようです。
10年くらい前は80㎡くらいが主流だったのが今では70㎡未満も多いようです。
子どもの数が減っていたり、子どもがいない夫婦や独身者も増えてるというのも要因だと思いますが、建築価格が上がっていることに対して購入者の収入は上がっていないことも大きいと思います。
60㎡台って、いったいどんな間取りなんだろう、と思ってみてみると。
LDK14帖、寝室6帖、洋室4.5帖、クローゼットが各部屋にあってそれ以外の収納は小さいものが1か所。
だいたいこんな感じ。子供なし夫婦の想定のものもあるようだけど、寝室のベッドがダブルベッドの絵になっていて洋室にもベッドがある、ってことは子供ありの想定なのか・・・。
子どもがいて60㎡台って、そこで人生を過ごすのはきびしくないか?
賃貸ならまだわかりますよ、子どもが幼児の間だけの住まいってことは多いから。
でも分譲マンションってことは子供が大きくなったから売却して引っ越すとは考えにくい。
狭くても、外部の庭と繋がりを持たせて狭さを感じさせないような考え抜かれた設計ならまだしも。ほぼ壁で囲まれたパスルのような間取りで。
ミニマリストじゃなきゃこの空間で豊かさを感じるのは難しい気がする。
いくら「お客様が求めているから」といって価格優先で質を落としていいのか疑問を感じる。
家にこだわりないからって住環境をおろそかにするのは「豊かさ」から離れていくように思う。
だからって、広いマンションだと億ションになっちゃって買える人が少なくなるんでしょうけど。
ほんと、東京って大変だなぁ、あそこに住んでると忍耐強くなる気がする。地方でも仕事はないわけじゃないのにねぇ。