家づくり講座や無料相談など、家づくりの方法を教えてくれるところはいろいろあります。
あれもこれも熱心に情報収集するとかえって何がいいのかわからなくなるし、それに、あれもこれも取り入れていたら予算なんてあっという間になくなります。
知識はとても大事です。知識がなければ説明してくれる住宅会社の営業さんの良し悪しもわかりませんから。
それと同時に、絶対に必要なことがあります。むしろこれがないと後悔することが多くなるかもしれない。
それは、
自分たちにとっていい家は何かをはっきりさせておくこと
おしゃれな家がいい、とか、断熱性能のいい家がいい、とか、そういう表面的なことではなく。
生涯にわたって続く価値観、のようなことです。
だって今からつくるその家は、この先の人生の土台となる場所ですから。
そんな抽象的なこと?って思うかもしれませんが、そういう抽象的な価値観がベースにあってその都度その都度の目先の欲しい物が決まってきます。
ベースとなる価値観を意識しないまま家づくりの情報収集だけしていると、あっちの会社で言われたことこっちの会社で言われたことネットで書いてあったこと、良さそうにみえることばかり増えて決められなくなっていきます。
素敵にみえるもの、性能の良いものは、あふれています。目先の欲しい物を集めることが家づくりではありません。
生涯にわたって心を満たす場所をつくることが家づくりです。
そのベースとなる価値観を意識していないと、何があればその価値観を満たすのか判断できません。
ネットの情報や営業さんの言葉に影響されることなく、自分たちが本当に望んでいることを手に入れること。当たり前なようでこれがとても難しいのです。そして、そういう家づくりをしている人はとても少ないように感じます。
目先の欲しい物を集めることが家づくりではありません。
心を満たす場をつくること、ハウジングコーチの家づくりはそんな家づくりです。