よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 7月 2015

自然は美しく歳をとる

先日、建築士会女性部会の講習会に行ってきました。

『まちのいろを考える』

色彩計画家・吉田愼悟先生のお話です。

= = = = = = = = = = = =

日本のあちこちでみられる無秩序な高彩度色の配色。

看板や標識や建物は自分たちが目立つことをみんなそれぞれがするために

結局同じような「美しいといえないもの」のオンパレードでよくわからなくなってる。

個々の機能を追及して色を取り合うことは景観美として相応しいか。

日本は自然界の色彩が豊富。

障子を開ければ色彩があるので室内を飾ったりしようと思わない。

外部の色彩を室内でも活かすことを考えていた。

自然界の色は地域・風土によってつくられる。

自然界の色は生きており変化する。

自然は美しく歳をとる。

自然界のシステマティックな色彩を都市にも活かせばよい。

= = = = = = = = = = = = = 

人は、美しいものを美しいと感じる感性を誰でももっている。

よく、センスがないから、って言う人いるけれど

頭で考えてつくろうとするときはある程度理論があってそれを知っているかどうかの問題なので、

美しい物を美しいと思うかどうかは別問題だと思う。

自分が何を美しいと感じるかどうかを知っているかどうか。

IMG_3345

昨日の空。

多くの人が同じような写真をFacebookにアップしてた。

美しいものを美しいと感じる感性は誰でも持ってる。

美しい物は人の心に圧倒的な影響力がある。

もっと自分の感性に忠実に美しいものを求めれば

世界は変わるんじゃないかって思う。

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時間とお金をかけてる残念な家とは

とある家の完成現場を見てきまして。

いろいろこだわって選んだろうなーって思われる家でした。

真っ白い塗り壁、

オーダーでつくったフルオープンのステンレスキッチン、

床は全て無垢材ですべての部屋が違う種類、

間接照明にアクセントクロスに、

・・・・・・・。

いいと思います、もちろん、だめなことなんてありません。

なんというか・・・、おなかいっぱい、みたいな・・・。

よく結婚式とか盛大な宴会で、ステーキ食べたと思ったら寿司でてきて茶碗蒸しまで出てきた、これは一体何料理?そもそもこんなに食べれないでしょ。って言う経験ありませんか?

そんな感じです。

いろいろこだわってつくられたんですねー、

とは思うけど、

いっちゃなんですが、

素敵ですね、とは思えない。

洗練されてる、とはほど遠い感じ。

もったいない、時間とお金は相当かけてるだろうけど。

 

家づくりは多くのパーツを選んで決めていきます。

えーー、まだあるのーーー、って言われるくらいw

その都度その都度、欲しいもの、素敵だと思うもの、を選んでしまいがちです。

せいぜい隣あう素材を色合わせするくらい。

 

家は工事が終わって出来上がった時に素敵かどうか、ではありません。

家具いれて、日用品いれて、生活して、10年後20年後も維持できる素敵さがあってはじめて、

この家素敵ね、っていえるものです。

今欲しい物、を選んで決めているだけで家づくりをしないでくださいね。

ハウジングコーチで人生の理想に家を掘り起こしてからだったら

こんな失敗はないです。

せっかく一生に一度の夢の家づくりなんだから、

残念な家にならないように、最初にしっかりコンセプトをつくりましょう。

(画像は私がつくったパースです。本文とは関係ありません)

都築寿雄0622-1 (2) (3000x1816)

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工務店選びのポイント-1-

家づくりを考え中の方から

依頼先をなかなか決められないって相談を受けました。

とくに工務店で選ぼうとしていると工務店の違いってわかりづらいでしょうね。

大手ハウスメーカーのように、営業ツールがしっかりしてないところが多いので

会社の特色や中身がわかりづらいかもしれません。

パンフレットとかあったとしてもどこも正直似たようなことばかり書いてあるし。

 

チェックするポイントを整理するとこんな感じです。

①つくっている家の質

②会社の質

③職人さんの質

 

「家の質」をさらに整理すると

構造強度・断熱・デザイン提案力・間取り作成力

デザインや間取りについては見て自分たちに合うかどうかなので比較的わかりやすいですよね。

といっても見極めるポイントがあります。

言ったり書いたりしてこちらが直接示した要望を満たしてくれればOK、

ではないです。

家づくりを考え始めた時点ですでにわかっている要望は、いってみれば氷山の一角。

全てを網羅しているとはとてもいえないのです。

皆さんは「ああしたい、こうしたい」ってなんとなく思っていることを上手く説明して相手に伝えることができますか?

まず無理です

自分たちだけでは気づかない要望、具体的な間取りやデザインというより暮らしの価値観をちゃんと聞いてくれるかどうか。

あたりさわりのない気分良くなるような会話ができる営業さんはいくらでもいます。そんなことでくれぐれも決めないでくださいね。

相手の想いを聴き出す能力のある営業さんや設計者さんかどうか。

暮らしの価値観を共有できる相手となら、これからの家づくりは満足のいくものになるでしょう。

 

他のチェック項目は、また書きますね。

0728-2

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