よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 日々のこと

たかがスリッパ、だけど

最近スリッパを買い換えました。家で履くスリッパです。

今まで使っていたスリッパ、「おねだん以上の・・・」のお店のものだったのですけれど。たしか、1000円しないもの。

数か月でペタンコ、ヘナヘナで、履き心地が悪いし、履きづらいし。

たまたま無印良品にいったらいいのがあったので買いました。1500円くらいのものです。

値段が物の質をすべてあらわしてるとは思わないけど。

やっぱり、値段にはそれ相応の理由があると思います。

台所用品や日用品って安く買える物がいくらでもありますよね、100均でも。

でも、毎日使うような日用品こそ、安さより質で選んだほうがいいと思っています。

そのほうが毎日の快適度が上がるから。

スリッパとか、タオルとか、お箸とか、お茶碗とか、しゃもじとか、ざるとか、ハンガーとか、、、、

地味で対して機能を問われるものじゃないようなものほど、使い心地の良いものにすると、本当に日々の快適さが違います。なにこれ今までと全然違う!って気づきます。

手にもった感触、肌に触れた感触、持ちやすさ、見た目の美しさ。

数百円で買える物に2000円3000円出すことを、えーもったいない、っていう人いますけど。その差額を使う頻度で考えたら微々たるものですよ。それで使い心地の良さを毎日味わえるんだったらそのほうがよっぽどお得です。

毎日使う暮らしの道具ほど選りすぐりの物を。

そうはいっても、私が買ったのは無印良品のスリッパですけどね。

京都の紅葉と寺院の美しさ

どこへ旅行にいってもそうなのですが、どうしても建物の写真が多くなってしまいます。京都なんてなおさら。何度いっても何度も同じような写真を撮ってしまいます。それくらいいつも圧倒的に美しくてついつい撮りたくなってしまうということです。

南禅寺
堂々としてます。歌舞伎の中で石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と名ゼリフをいう南禅寺三門。

嵐山にある天龍寺、世界遺産です。夢窓国師作の庭が有名でみなさんそちらを見てますが、私はついこうやって建物を撮ってしまう。もう建物規模が大きくて、垂木が梁みたい。

天龍寺大方丈の屋根。とにかく大きい。そして瓦屋根って美しいなと改めて思う。

嵐山の湯豆腐屋さんにて。2階からお庭を眺めながらお食事をいただきます。庭に面して全面窓です。柱が細めで数寄屋風です。全面窓で柱細くて、耐震を考えたらこれは良くないんだけど、建築としては魅力的なんですよね。昔の数寄屋建築はこういうのがいっぱいあって、耐震ってなんなんだろうな、って考えさせられる。

清水寺
京都に来るたびにここへ来たくなってしまう。屋根がやっぱり美しい。そして清水の舞台は改修中?足場が組んでありました。こういう建物に足場組むって、京都の建築屋さんは特別なスキルが必要ですね。

とにかく京都は寺院の規模が大きくて豪華。有名どころはたいてい格が上の寺院なのでそのへんの寺院とはわけが違う。今でいうなら、東京にある本社ビルで有名建築家による、みたいな。

将軍塚
ここは穴場?なのかな?京都市内が一望できます。真ん中あたりに見える森のようなところが京都御所。その広さがうかがえます。
京都に遷都されたとき桓武天皇が、ここに巨大な将軍の像をつくり甲冑を着せて塚に埋めるように命じたそうです。都の鎮護のために。今でこそ車があるからいいけれど。こんな山につくれって、権力者は無茶を言いますよね。

さて、紅葉を見ることが目的だったので紅葉の写真ももちろんありますよ。

永観堂のライトアップ
大勢の人でにぎわってました

嵐山
大堰川(桂川)の船から見る山の紅葉、おすすめです

自然界の色彩の美しさ、ため息がでますね
京都はほんとに見どころが多くて、見るもの全て写真におさめたくなる

苦しかった日々を乗り越えることができた私の武器

昨年の私、生きてるだけしんどい、そんな感じだった。

なにかがあったわけじゃない。人間関係でこじれたとか金銭問題があったとか、そんなことは全くなく。仕事の失敗はちょいちょいあったけど。

とにかく、ただただしんどい、それだけだった。

それでも仕事だけはひっきりなしににやってくるので、○時から打合せだから出かけなければ、○日までに申請おろさなきゃ、次までに図面かかなきゃ、メールきてるから返信しなければ、

とにかく日々そんな感じだった。

いつもお世話になってる先生や、占いや、信頼できる人たちにこのしんどさを話したけど。何かが特別悪いということでもなく、もちろん私自身に問題があるようなことを言われたわけでもなく。

たぶん、そういう時期だったのだと勝手に思っている。人に悪影響受けやすいとか落ちやすいとか。

来年はよくなるよ、というようなことを言われたので、ただただやり過ごすことに徹した。

今思えば、そういう時期を超えられたのは「私の真面目さ」だった。

自分で言うのもなんだか、私は根が真面目で。決められたことは守るのが当たり前、という昭和な優等生気質そのもの。子ども頃から「真面目だよねぇ」って揶揄されたことは一度や二度じゃない。大人になった今でも言われる。隙がないとも言われる。

どうしようもないしんどい時期、その真面目さだけで、指先1本で社会になんとかぶらさがってる。そんな気分だった。

真面目さは、私の武器なのだと思った。

本当に苦しい時、その武器が自分の頼りとなる。目をつむっていても使える武器。

私の場合は真面目さだけど、人によってそれはおおらかさだったり明るさだったり優しさだったり。持って生まれた抗いようがない気質、それが最後の武器になる。

というか、本当に苦しいともうそれしかやりようがなくて。考える余裕も自分を奪い立たせる余裕もなく、そうでしか生きられない。

あれはなんだったのだろう、と今でも思う。今年になってしんどさはいつの間にか消えたけど。

真面目だね、と言われることが全然嬉しくなくて馬鹿にされてるみたいで嫌いだったけど。

持って生まれたこの気質をやめることなどできず、長所として得意になってひけらかすわけでもなく、PRポイントとして強く訴えるのでもなく、「真面目だけどそれが何か?」と淡々とこのまま生きていく、そんな気分でいる。

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