よつば暮らしデザイン室

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Monthly Archives: 2月 2019

親の思い出の物をどう処分しますか?という質問に答えてみた

先日開催したまちゼミ『心もおうちもスッキリ!かたづく暮らしのコツ』の受講生の方から質問がありました。

「亡くなった両親のつくったものとか写真とか、たくさんあるんですけどどうしたらいいんでしょうか?」

つくった物、高かった物、昔お気に入りだった物、人からもらった物、思い出の品、など使えるか使えないかということではなく、想いがある物のほうが、捨てにくいですよね。

物に想いを勝手に載せているだけで、その物自体が大事なわけではない、という考えもありますが。

私は、なんでもかんでも、ときめかないものは捨てましょう!とは言いません。

使うか使わないかではなくその物があることによって、心が安心する、幸せな気分になる、満たされる、ってことはありますから。

たんに、「親のものだから捨てられない」のではなく、あなたや家族が親とのつながりを感じられるもの、心あたたかくなるもの、それはどれだろうという感覚をもってその物たちを見てみてください。

全部が全部まるごと大事、なのではなく、その中でもコレというものを選べるなら選んでみましょう。

選んだものは押入れの奥深くに隠すようにしまうのではなく、何がどれだけあそこにある、とわかるようにしまいましょう。

一番よくないのは、その存在を忘れたまましまいこまれてしまうことです。

無理に捨てようとしなくても、手放せる時はやってきます。

今は、捨てるなんてなんだか心苦しい、と思うかもしれません。

でも、何年かしてそれを見た時、「あ、これもう処分しよう」と感じる時がきます。それはきっと、あなたの心が前に進んだのであって、決して親への愛情が薄くなったわけではないですよね。むしろ、物がなくても確かな想いになったのかもしれません。

その時までは、邪魔にならないなら無理に捨てなくてもいいと思います。

物を捨てたからといって、その人への愛情が薄れるわけでも、関係がなくなるわけでもありませんよね。

 

のこりわずか!お席があります

まちゼミ『心もおうちもスッキリ!かたづく暮らしのコツ」
3月12日 10:00~11:30 残席4名
3月26日 13:30~15:00 残席1名
岡崎市りぶら 101会議室
参加費無料

地震に強い家が欲しいなら見る目を厳しくしてください

建築士が必要になるときというのは、建物をつくる時、なのだけど。

自分が設計するときだけもってる知識を使うのじゃなくて、もっと世の中に建築の知識を伝えて一般の人を啓蒙する必要があると私は思っています。

なぜなら、一般の人たちにもっと厳しい目をもってもらいたいから、それが安全で質の高い建築物を生み出すことになると思うから。

安全で質の高い建物って当たり前なんじゃないの?って思うかもしれませんが。

残念ながらそうじゃないと思わざるをえないことが、建築業界では起こり続けてます。

少し前におきた秀光ビルドの件や、最近おきたレオパレスの件など。

ここまで明らかにマズイことじゃなくても、グレーゾーンなところ、悪くはないけど正しくもないよね、ってことはたくさんあるのではないかと思ってます。

地震に強い家がいいから耐震等級3で、っていう人は多いけど。
耐震等級3なら大丈夫なわけじゃありません。等級3なんて壁の数増やすことすればできてしまいます。

その前に間取りが重要なんです。

耐震等級計算できない営業さんや現場監督あがりの工務店の社長がつくる間取りは、これ大丈夫か?って思うものがあります。こんな間取りで「等級3とれてます!」って言わんで欲しいって思うこともあります。

知識のある人ならば、荷重のかかりかたや力の伝わり方を考えて間取りをつくります。お客様の条件やデザインや動線だけで間取りができるわけじゃありません。

できるだけ安全に質の高いものを提供したい、だけどその価値をわかってくれる人がいなければ、それを提供することはできないのです。

だから、建築に向く目を厳しくしてもらいたいって思うのです。

こだわりの家や昔ながらの家づくりをしているような小さな会社や大工さんで、大手のローコスト系住宅やハウスメーカーを「あんなのは・・・」って敵対心もって見ている人がよくいるけれど、

じゃああなたはそれに負けないように自分の良さをちゃんと多くの人に伝える努力をしてるの?って思います。

良さを見分けることを教えもしないでおいて「いいもの」を提供したって、見分けることなんてできないですよね。

建築士はそれをすべきです。

つくるときに設計してるだけじゃなくて、建築士の知識や経験はもっと役に立つはずです。

自分の仕事に直接結び付くかどうかじゃなく、建築の知識を広めるために自分の知識をもっと多くの人に伝えることをしたほうがいい。

それが回りまわって、真面目に建築を考えてる建築士の活躍の場を増やす、そう思うのです。

家づくりのセカンドオピニオンを受け付けています。見る目を養うことはあなたの暮らしを守ります。

間取りのセカンドオピニオン
おしゃれに見えるけどその間取り大丈夫?耐震等級3とれてるから安全、ではありません。必ずしも知識のある人が間取りをつくっているわけではありません。生活しやすい間取りかどうか、構造強度は大丈夫か、アドバイスします。(新しい間取りをつくることはしません)
1回2時間程度 5,000円(税込)

依頼先選びアドバイス
見た目にすてきなデザインや営業さんの人柄で一生の住まいを決めて大丈夫ですか?住宅業界歴25年の建築士が業界の実態をふまえて家づくりの依頼先選びを指南します。
1回2時間程度 5,000円(税込)

 

↓↓↓受付中↓↓↓

『カードゲームでわかるあなたが幸せになる家』
2月24日 日曜 13:00~15:00
参加費 おひとり500円
場所 SHARESラグーナ蒲郡 愛知県蒲郡市 海陽町2丁目7−3
くわしくは 
コチラ 
右上のお問合せ、またはFacebookメッセンジャーでも承ります。

親子夫婦でもめる前に家づくりで必要なこと

30代子育て世代の家づくりとなると大きく影響してくること。

それは、親の意見。

これは、のちのちの不平不満や親子や夫婦のギクシャクした関係を生み出す元でもあります。

 

ご主人の実家から離れて奥様の実家の土地に建てることで、ご主人の両親に申し訳なく思ってる奥様。「お父さんたちにも意見聞いて納得してもらえる家にしたいよね」

ご主人のお父さんが意見をいってくるのだけど、最初はそれほどじゃなかったのに計画が進んでもぶり返すようなことをいってきて「お父さんの意見にしたほうがいいのかなぁ」と悩み始める奥様。

ご主人の実家の隣に建てるという話しが親主導で進んで、家づくりに興味が持てない奥様。「家に興味ないのでおすすめのものでいいです」本当に興味ないのかあきらめなのか。

 

家づくりは人生の縮図です。人生観、家族観、人との関わり方、物の価値観、経済観、全てが表れます。

あいまいなまま始めると失敗の元、トラブルの元、しなくてもいいケンカの元でもあります。

これからの家をどうしようか、と思ったらまずは夫婦でしっかり腹をわって話し合うべきです。

家族について、お金について、家というものについて、どう思っているのか、どうしたいのか。

言いたいけれど言い出せないことを溜めたまま家づくりをすることだけはやめてください。誰にとってもいい結果にはなりません。

これからの人生や家族について改まって話す機会はそうあるわけではないですよね。

そういう機会となるワークショップを開催します。

今すぐ家づくりするわけじゃないけど、今のところに住み続けるわけじゃない、って思っている人は絶対にうけたほうがいい!

自分でいうのもなんだけど、たくさんの家族の家づくりをやってきた私がいうんだから、絶対うけたほうがいい。

もう本当に、心から思います。

『カードゲームでわかるあなたが幸せになる家』
2月24日 日曜 13:00~15:00
参加費 おひとり500円
場所 SHARESラグーナ蒲郡 愛知県蒲郡市 海陽町2丁目7−3
くわしくは 
コチラ 
右上のお問合せ、またはFacebookメッセンジャーでも承ります。

 

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