よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 11月 2020

不安定な時代に住宅ローンをどう組むか

コロナで経済が低迷していく中、収入が減って住宅ローンが払えなくなる人が増えてくる、というニュースをたびたび見ます。

コロナ第3波と住宅ローン「終の棲家」重荷になる人が続出

ここにある事例がそのまま事実なのかはわかりませんが、ないとは言えない状況でしょう。

住宅ローンを組む時、まず自分たちがいくら借りれるのだろうと気になると思います。でも、気にしなきゃいけないのは、借りられる金額より、返せる金額です。

住宅ローンを組む時、誰に相談しますか?住宅会社の営業さん?銀行のローン担当者さん?

どちらも相談相手にはふさわしくありません。

なぜなら立場として、たくさん借りて欲しいという大前提があるからです。

住宅を売る側もお金を貸す側も、「あなたはこれだけしか借りれないですよ」とは言い難いですよね、商売上。それは悪いことしてるわけではなくて、商売だからです。

そういう立場の人にそもそも相談すること自体が間違ってます。

住宅会社や銀行とは関係ないファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーといった、相談を受けることを専門としている第三者に相談することが必要です。

今現在の支払える金額や収入に対してだけで判断するのではなく、

今後の教育資金や老後の備えの増加に耐えられるか、金利上昇に耐えられるか、万が一収入が数か月減った場合の生活資金が確保できるか

余力をもった住宅ローンの組み方をしましょう。

今のような先の見通しが難しい時代、お金の安心材料は優先すべきことではないでしょうか。広告のうたい文句でお得にみえても長い目で見ると負担を強いられるなら安易に選択すべきではないと思います。

そんなこといったら家が建てられない、というならそもそも掲げている要望を見直せばいいことです。人生を不安定にさせるほどの要望なんて、なんの価値もありませんよ。

たかがスリッパ、だけど

最近スリッパを買い換えました。家で履くスリッパです。

今まで使っていたスリッパ、「おねだん以上の・・・」のお店のものだったのですけれど。たしか、1000円しないもの。

数か月でペタンコ、ヘナヘナで、履き心地が悪いし、履きづらいし。

たまたま無印良品にいったらいいのがあったので買いました。1500円くらいのものです。

値段が物の質をすべてあらわしてるとは思わないけど。

やっぱり、値段にはそれ相応の理由があると思います。

台所用品や日用品って安く買える物がいくらでもありますよね、100均でも。

でも、毎日使うような日用品こそ、安さより質で選んだほうがいいと思っています。

そのほうが毎日の快適度が上がるから。

スリッパとか、タオルとか、お箸とか、お茶碗とか、しゃもじとか、ざるとか、ハンガーとか、、、、

地味で対して機能を問われるものじゃないようなものほど、使い心地の良いものにすると、本当に日々の快適さが違います。なにこれ今までと全然違う!って気づきます。

手にもった感触、肌に触れた感触、持ちやすさ、見た目の美しさ。

数百円で買える物に2000円3000円出すことを、えーもったいない、っていう人いますけど。その差額を使う頻度で考えたら微々たるものですよ。それで使い心地の良さを毎日味わえるんだったらそのほうがよっぽどお得です。

毎日使う暮らしの道具ほど選りすぐりの物を。

そうはいっても、私が買ったのは無印良品のスリッパですけどね。

予算が厳しいからこそうまくいく家づくり

家づくりの話をしているとあれこれとあーしたいこれも欲しいという夢が膨らんでとても楽しくなるものです。

ところが、いざいくらでそれができるのか、自分たちの予算は、という話になると急にテンション下がる・・・、みたいなことがおこりがちなのです。

正直言って予算が厳しくてこれ以上は絶対だせない、と腹をくくっている人の方が確実に欲しいものを手に入れている気がします。

そういう方は打合せ中でも「ここをこうしたい」っていう希望をおっしゃっても「それだとおそらくいくらくらいかかります」っていうと「じゃ、いいです」っとスパーンと話が終わります。

そういう過程を重ねていくことで「こうしたい」と強く希望していることが確実に残っていくのです。「これだけは!」っていうことが最初から盛り込み済みの予算組になるので、ひととり打合せが終わって全体の実行予算を出すときにも大きく変わることがないんですよね。

予算がないからあきらめる、のではなくて、予算を最大限に活かして欲しい物を叶える、という意識はとても大切です。

欲しい物を積み重ねていけば誰だってすぐ予算オーバーしますよ。

本当にほしいものって案外そう多くはありません。

目の前にある欲しい物に目を向けるのではなくて、家全体を俯瞰して、その後の暮らしまで見通して、何があればそれが叶うのかを考えながら打合せはすすめましょう。

【建築士による家づくりセカンドオピニオンをやっています】
工務店との契約前、契約後、いずれもOK。私、佐藤百世に設計を依頼しなくてもOK。
◎工務店チェックリスト差し上げます。
◎効果的な質問の方法を教えます。
提案された間取りについて本当にこれでいいのか、2社までしぼったけどどう決めたらいいのか、間取りはいいけどデザインがイマイチでどう要望をつたえたらいいのか、などなど。
対面またはZOOMで。対面の場合は岡崎市周辺で。
1回のご相談2時間以内 5,000円(税込)
右上のお問合せから、お気軽にどうぞ。

PAGE TOP