よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 10月 2020

京都人の極上の遊びの世界

こんなテレビを見まして。

 

「みやこびとと極上のあそび」

「和楽」とか「家庭画報」がお好きなかたにはたまらない世界だと思います。

京都の一流料亭で毎月1回文化人や経営者が集まる美食の会の様子が紹介されてました。料理が一流なのはもとより、飾ってある絵画や花器も美術館クラスのもの、やってくる客人も一流の日本画家や陶芸家は老舗の〇代目の旦那衆、お土産には老舗扇子店で誂えた扇。

また別の代々続くお宅では、奥様がお友達を招いて庭の紅葉を鑑賞する会。お友達との会といっても、客人のみなさまは素敵なお着物、しかも普段着のそれではなく庶民から見たらお正月に着そうな豪華な物。料亭から料理人にきてもらって料理も器も準備してもらう。

京都の一流の文化というのはこうして脈々と続いてきてるのですね。

趣味に本気で費やす。

文化ってそうして続いていくのかもしれないですね。

「必要なこと」にお金と時間をかけて余力を趣味にあてる、のではなく。

文化的な趣味がありきの生活。

お金持ちになりたいわけでも、物がたくさんほしいわけでもないけれど。

季節ごとの着物を誂えるとか器を揃えるとか、たくさんじゃなくても美しい物を自分で選ぶという時間は格別です。

そんな生活をしたいものです。

【建築士による家づくりセカンドオピニオンをやっています】
工務店との契約前、契約後、いずれもOK。私、佐藤百世に設計を依頼しなくてもOK。
工務店チェックリスト差し上げます。
効果的な質問の方法を教えます。
提案された間取りについて本当にこれでいいのか、2社までしぼったけどどう決めたらいいのか、間取りはいいけどデザインがイマイチでどう要望をつたえたらいいのか、などなど。
対面またはZOOMで。対面の場合は岡崎市周辺で。
1回のご相談2時間以内 5,000円(税込)
右上のお問合せから、お気軽にどうぞ。

ロングライフデザイン

d&departmentのナガオカケンメイさんの講演を聞きに阿久比町へ。

故郷である阿久比(あぐい)に新しい形態のお店をつくるそうです。

d&departmentとは「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体です。47都道府県に1か所ずつ拠点をつくりながら、物販・飲食・出版・観光などを通して、47の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する活動を行っています。(以上HPより)

d NEWS AGUI をつくるためのクラファン
https://readyfor.jp/projects/dnews_aichi
ものづくり、デザイン、工芸、地方創生、そんなことに興味あるかたはぜひ!

工芸作家さんや伝統工芸とはまた違う、デザインや意匠だけでなく、作られ方売り方まで考慮して長く作られ使われるものづくり。作家の名前がでるのではなく、作品といわれるのではなく。

私は工芸品も好きだけど、どちらかというと作家さんの名前うんぬんより、地場産業のような職人さんの地道なものづくりのほうが興味があります。

作家ものっていうと一部の趣味の人のものになりがちだけど、産業として成り立ってほしい、生活に根づいていてほしい、と思うから。

安価で手軽な使い捨ての大量生産大量消費な物の買い方使い方ではなく、作り手の意思のあるものづくり、その意思を理解して買う、長く大事に使う、そういう生活をしたいと思っています。

そして、そういう活動を応援したいし、私も何かしらのことをしたい。

「阿久比の文化度を上げる」

そういう言い方をナガオカさんがされてました。「文化度」なんとなく言わんとすることはわかります。

文化度、メッセージ性、哲学、意志、コンセプト・・・

物の、機能としての役割以上の何かを得られるもの。

そういうことを大事にしていきたいし、私もそういう設計をしたいと改めて感じました。

参加者全員に配られたおみやげのどら焼き。地元の和菓子屋さんのもの。地方にも田舎にも、おいしいものはある。

嘘はないけど住宅会社によってこんなに言うことは違います

いくつかの工務店と仕事していてよく思うのが、会社によって気にするところが本当にマチマチだということです。

ある会社から、○○についてよくお客様から聞かれるので詳しく教えて欲しい、と言われるけど他のところでは全然触れることもないとか。

ある会社ではかなり細かく図面をつくる部分が、他の会社では最低レベルでしかも下請け業者さんに丸投げとか。

つきあいのある工務店のベテラン営業さんに、「ほかのところだと○○についてお客さんからよく質問されるって言われるけど、そんなことないですか」って聞くと「その話題にならないように話す」っていう、ベテランらしい答えが返ってきました。

私の知っているどの会社も、決して質の悪い低価格住宅をつくっているわけではありません。

嘘もごまかしも手抜きも法律違反もないけれど、予算内の労力でおわる効率を求めて作る側の都合で考えた「いい家」をつくってるってことです。

なので、会社によって細かく説明する部分も違うし、これで大丈夫ですよっていうレベルも違うし、これが標準です、っていうレベルが違うんです。

家づくりのすべてのこと、家そのものの性能や素材についてだけじゃなく制度や税金や保証についても、本当にすべてのことを追求して性能アップを目指し細かく説明してくれるところってたぶん無いと思います、たぶん。なぜなら、それをしていたらとてもじゃないけど設計料30万円じゃ納まらないし、年収400万のサラリーマンに手の届く家がつくれないからです。

だからといって説明されないことをスルーしたままでいいわけではありません。すべてにお金をかけて最高水準の家をつくることは一般庶民にはほぼ無理だと思います。だからこそ、どこにお金をかけて性能アップを目指すのか、今後のメンテナンス費用はどうなるのか、どういう制度を利用すると税金も保険も含めて総費用が抑えられるのか、それを施主自らが知って選択する必要があると思います。

そのためには、家づくり全体の知識が必要です。つくる側の都合で考えた「いい家」があなたに合っているのか、それを見極める必要があります。

なかなか素人がそれをするのは難しいです。なので、日頃家づくりをしている建築士の目でそのアドバイスをいたします。

営業さんから説明されないことを聞きだすための質問の方法、見落としのないようにするチェック項目を教えます。

どうぞお気軽にお問合せください。

【建築士による家づくりセカンドオピニオンをやっています】
工務店との契約前、契約後、いずれもOK。私、佐藤百世に設計を依頼しなくてもOK。
工務店チェックリスト差し上げます。
効果的な質問の方法を教えます。
提案された間取りについて本当にこれでいいのか、2社までしぼったけどどう決めたらいいのか、間取りはいいけどデザインがイマイチでどう要望をつたえたらいいのか、などなど。
対面またはZOOMで。対面の場合は岡崎市周辺で。
1回のご相談2時間以内 5,000円(税込)
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