よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 家づくり・ハウジングコーチ

セカンドオピニオンで賢い家づくりを

新年あけましておめでとうございます。
ブログやSNSを読んでくださる皆様、いつもありがとうございます。今年もみなさまの家づくりと暮らしの役に立つ発信をしていきます。よろしくお願いします。

今年は『家づくりのセカンドオピニオン』をもっと積極的にやっていきます。

思いもよらない事態となった2020年、価値観や行動を変えざるを得ない状況となりました。でもどんな時代であろうと「住む場所」が必要なことには変わりがありません。

今の家づくりは、一戸建てなのかマンションなのか、賃貸なのか持ち家なのか、和風なのか洋風なのか、ハウスメーカーなのか地元工務店なのか。そんなことでは収まらないくらいに、選択肢がとても多くあります。デザインも性能も会社の進め方も、本当に様々。

家というとても高額で複雑な性能を持つものを買うという機会は人生に何度もあるわけではありません。何度も経験しないことは経験によって学ぶことがないということです。

選択肢がさまざまにある専門的なことを初めて経験する素人のかたが、すんなりと選択できるとはとても思えません。

でも、実際はわかってないまま知らないまま決めていっているのが今の家づくりの現状です。圧倒的に作り手側売り手側の知識が有利な状況です。

売る側作る側のいうことは、当たり前ですが自分たちのものが良いと思っています。でもそれは売る側つくる側の「良い」です。言っていることに間違いはないとしても、あなたの価値観と経済力に合っている、とは限りません。

圧倒的に売り手側作り手側の知識と経験が有利だという状況を埋める、それがセカンドオピニオンです。

家づくりの知識はネットでも本でも雑誌でも調べると様々でてきます。でも、調べすぎて結局何がいいのかわからなくなる、という経験はありませんか?それは情報に振り回されている証拠です。

そうならないためには、まずは自分たちの価値観をはっきりさせて家に求めることを決める。それと同時に家の性能とは何がどのようなものなのか学ぶ。この2つが必要です。

価値観をはっきりさせるためのツールとして私はハウジングコーチを使います。これをやると、初対面のお客様でもだいたいその方の暮らしぶりやどんな家づくりが合うか見えてきます。

家は生活の基盤です。毎日生活する場所です。そこでの快適性は人生に影響を与えると私は思っています。だからといって、人生に大きな負担をかけるほどお金をつぎ込めばいいとは思っていません。子供の教育も、旅行も、美味しい物も、趣味の道具も、人生を豊かにする大切なもの。だからこそ、限りある費用を最大限に活かして質のいい家を手に入れてほしいと思っています。

絶対に必要な質の部分と自分たちの価値観に関わる部分にはお金をかける。それ以外のところはほどほどにする。売り手作り手の押し付けてくる価値観に惑わされない。そんな賢い家づくりをしたい人は、セカンドオピニオンをおすすめします。

家での時間で大切にしたいのはどんな時間?

家づくりをするご夫婦にハウジングコーチをすることが多いのですが。コーチングの最後の方でこんな質問をします。

「家での時間で大切にしたいのはどんな時間ですか?」

みなさんはどうですか?

あくせくと追われることの多い日常で、大切にしたい時間とは。

子供と過ごす時間、家族で食事の時間、好きなマンガを読む時間、ゲームの時間、夜二人でコーヒー飲む時間、読書の時間、、、、

ここでわかるのは、具体的なやること、ではなくて、それによって得られる自分自身の状態や感情です。

家族と過ごすといっても得られることは人によって違っていて。ほのぼのとしたリラックスだったり、明日への活力、仕事のやる気、という方もいます。

ゲームの時間が大切、だなんてふざけてる、ってわけではなくて。好きなことに夢中になる時間でワクワクして元気になることで、日常生活全体がうまく回るんです。その人にとっては。

けっこう多いのが、ゲームとか推しの動画を見るとかマンガとか読書とか、一人の時間を言う人です。夜寝る前のわずかな時間とか、みんなが寝てからこっそりとか。

子育て真っ最中のお母さんだからといって、みんなが子供との時間が大切って言うわけではありません。ましてや、子供との時間が大切って言わないからといって子育てを軽んじてるわけでもありません。

日々何かに追われている中でも、自分でこの時間は自分の時間、という意識を持って過ごす時間があることで、自分を取り戻すことができます。それを知っているかいないかは、日常をより自分らしく過ごすためにはとても影響が大きいと思います。

あなたは、大切にしたい時間は何をしている時間ですか?その時間から得られることってなんですか?

【建築士による家づくりセカンドオピニオンをやっています】
工務店との契約前、契約後、いずれもOK。私、佐藤百世に設計を依頼しなくてもOK。
工務店チェックリスト差し上げます。
効果的な質問の方法を教えます。
提案された間取りについて本当にこれでいいのか、2社までしぼったけどどう決めたらいいのか、間取りはいいけどデザインがイマイチでどう要望をつたえたらいいのか、などなど。
対面またはZOOMで。対面の場合は岡崎市周辺で。
1回のご相談2時間以内 5,000円(税込)
右上のお問合せから、お気軽にどうぞ。

本当に手に入れたい家はこうやって考える

家づくりの間取り、これがなかなか決まらないって言う方は多いですね。

さんざん迷っていろいろプランをだした挙句、決まったのはなんか最初のプランと同じじゃん、ってことがけっこうあります。

こうなると、なんか迷って考えて損した、って気分になるかもしれませんが、それは違います。

たとえ同じプランだとしても、あれこれ検討した結果できたそれと、これかなーってなんとなく決めたそれでは、最終的な納得度がまるで違います。

理由もなく決めるのではなく、ここをこうするとこうなるからダメでこれのここがいいからこの間取り、ってちゃんと理由が自分の中にあることが大事なんです。

それがないと後々に、ああすればよかった、という後悔がうまれやすいです。

家づくりは希望したことが叶わないことが多いです、費用が理由だったり、あれもこれもは同時には無理なこともあったり、施工的に無理なこともあったり。

そういう、できなかったこと、やらなかったことを、自分で納得できる理由があれば後悔はしないでしょう。

単なる「できなかった」ではがっかりした気持ちにしかなりませんが、自分で納得できる理由があり、自分でそれを選ばなかったと自覚できていれば、それほど気になりません。

そのためには、選ぶ理由、選ばなかった理由、それぞれを自分の中ではっきりと持つことがとても大事です。

そのためには、

「こうしたいんだけど」「わかりました!こうですね!」

と言う通りにいいことしか言わずに勧めてくる設計者より、「その要望を叶えると結果的にこうなって、違う方法だとこうなるよ」っていろいろな方向からみて提案してくる設計者を選びましょう。

もっと言うと、たんに要望だけ聞いてくる設計者ではなく、その要望の理由は何?なぜそう思うの?と深くつっこんで聞いてくれる設計者を選びましょう。

そこまで聞かれてちゃんと答えを言えることは強く要望してもいいですが、「なんとなくかっこいいから」程度の理由のことならその要望はたいして必要ではないことだと思います。

ハウジングコーチはそういう理由をしつこいくらいに聞いていきます。だからこそ、自分が大事にしていることがわかるんです。

間取りに限らず、そういう試行錯誤が「本当に手に入れたい家」に辿りつく方法です。

 

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