建築っていうのはどんなに小さい建物でもいろんな業者の職人さんが現場に入ります。
その現場の職人さんを束ねるのが、現場監督さんです。
現場監督と職人さんとの関係、これがなかなか興味深い。
私はいくつもの工務店の仕事をしているのですが、現場の職人さんというのは現場監督さんと似た人が集まってきますね。
類は友を呼ぶってやつです。
穏やかでいい人なタイプの監督さんだと職人さんたちも穏やか。
声が大きくて威勢がいいタイプの監督さんだと職人さんも威勢がいい。
口が達者でお調子もんな監督さんだと職人さんもそんな感じ。
監督って言うのは職人さんにたちに指示を出す人、いってみれば現場のヒエラルキーのトップです。
どの業者を使うか決めるのも監督さんってこともあります。
そうなると当然、監督さんが「使いたい」と思う業者が集まってくるわけで。
もともと似た人が集まるってこともあるけど、
職人さんにとっては監督さんの指示を目指して仕事してるし、その現場で一番よく接するのが監督さんなので、
監督さんの影響を受けてるんですよね、知らず知らずのうちに。
本当はそんなに穏やかな人じゃなくても監督さんが穏やかな現場だと穏やかな状態になる。
そんなに威勢がいいわけじゃないけど威勢のいい監督さんの影響で現場では威勢がよくなる。
どんなグループや組織でも、トップの人間の気質はメンバーに影響しますね。
地場の小さな工務店だと社長=現場監督で、職人さんへの影響は大きいです。
さらには、お客様への対応も社長がやることも多いので、社長=営業=現場監督っていう工務店はその人の人柄が最後まで大きく影響すると思ってください。
フィーリングが合わない、と思ったらやめといた方が無難です。
結局は信頼関係なので、家づくりって。
先日チェックに行った現場。ここはいつも穏やかです。
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