よつば暮らしデザイン室

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新築の時に仏間をつくる?つくらない?

みなさんのお家には仏壇ありますか?

仏壇のあるお宅は毎日手を合わせていますか?

新築の時、仏間をつくる家は減ってきています。新築はどうしても30代の若い家族が多いので仏壇を持ってること自体が少ないですから。

今は長男でも親と一緒に住むことが減っているので、家を受け継ぐ=仏壇を受け継ぐ、ということも減っているのかもしれません。

今日、とても興味深いブログを読みました。

仏壇ってそもそも何なのっていう話をしよう、ただの位牌を置く棚じゃないぜ

『家に仏壇を置くということは

毎日お寺のご本尊をお参りできるように

「家の中にお寺を建てる」ということであります

お位牌がないということは

まだ誰も先立たれていないというだけのことで

家を建てたら仏壇を置くのが本来の姿です』

 

私の家は私の祖母が亡くなって仏壇ができた家です。それ以来、今でも、毎日仏壇にはごはんとお茶をあげて月命日のお参りにお坊さんがやってきて、お墓参りも両親は頻繁にいっています。私も、今は実家暮らしなので毎朝お線香をあげています。

仏さまというより、自分のルーツであるご先祖様を大事にしよう、という想いで仏壇に向かっていました。

亡くなった人を祀るという意味だけではないのですね。

『そして、よくわからない形になり

だんだんと自分の死生観もわからなくなります』

最近のモダンな仏壇にはびっくりします。位牌が並ぶくらいの大きさで蝋燭も立てずにLEDライトが内蔵されてたり。

何百年のという人間の歴史の中で意味があってできあがった形あるものをあっさりと無くしてしまってよいのだろうか。

形式的なことだけやったって意味ないじゃん、といって形を無くして精神は残るのだろうか。

死生観やみえない世界のことに子供の頃日常でふれることがないままだから、精神のよりどころが無くなってしまうのではないだろうか。

 

家の設計の時、最近は面積にゆとりがない家も多くて現実的な暮らしやすさを優先して使うかどうかわからない和室を無くしたり、「最近の仏壇は小さいですよ」といって仏間をなくしたりすることがあるけど、

日常的なことだけを考えてつくった家に精神のよりどころは生まれるのだろうか、とちょっと考えてしまいました。

 

 

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