よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 家づくり・段取り

家づくり迷う時のダメな決め方

家づくりで、間取りでも仕様決めでも迷って決められない、ということは誰でも経験することです。

一度決めたことでも、別の選択肢が良く見えて「やっぱり○○でお願いします」と言われることはよくあります。

迷うことは悪いことではありません。

一度決めたことを「本当にこれで大丈夫かな、後悔しないかな」と思うこともあるでしょう。

たぶん、何度も考えて迷って出した答えは、何を選んだにしても、後悔はないんじゃないかな、と思います。選んだ理由が自分の中にしっかりあれば。

後悔するとしたら安易にだした答えの場合です。

そして、これはやめたほうがいい、という決めた方があります。

自分の意見じゃないものに合わせて決めることです。

ネットで書いてあったから
家づくり経験者の友達に言われたから
親に言われたから

一度決めたことでも次の打合せで、上に書いたことを理由に「変えたいんですけど」とおっしゃる方はよくいます。

でもそれはたいてい、やっぱり元にもどります。自分の意見じゃないことに対しては納得してないことが多いからです。

そして住み始めてから「やっぱり別のにすればよかった」って後悔する可能性大です。

人に言われたことでもすんなり納得できていればいいですよ。そういう時は「〇〇が言ったからこうしたほうがいいかなって思うんですけど」なんて言い方はしませんよね。

人が言ったからこうする、ではなくて、自分がこうしたい、これがいい、と思うものであれば、住み始めてから「やっぱり・・・」って思ったとしても「まぁ自分で決めたんだし」で納得できますが、人の意見に合わせたものだと人のせいにしてしまって納得感がないのでは、とも思います。

はっきり言って、家づくりで後悔が一切ない、ということはないんじゃないかなと思っています。

やっぱりここはこうすればよかった、と思うことは住み始めてから必ずあるでしょう。

でも、自分でよく考えて決めた家ならそれだけで満足できるのではないでしょうか。

予算が厳しいからこそうまくいく家づくり

家づくりの話をしているとあれこれとあーしたいこれも欲しいという夢が膨らんでとても楽しくなるものです。

ところが、いざいくらでそれができるのか、自分たちの予算は、という話になると急にテンション下がる・・・、みたいなことがおこりがちなのです。

正直言って予算が厳しくてこれ以上は絶対だせない、と腹をくくっている人の方が確実に欲しいものを手に入れている気がします。

そういう方は打合せ中でも「ここをこうしたい」っていう希望をおっしゃっても「それだとおそらくいくらくらいかかります」っていうと「じゃ、いいです」っとスパーンと話が終わります。

そういう過程を重ねていくことで「こうしたい」と強く希望していることが確実に残っていくのです。「これだけは!」っていうことが最初から盛り込み済みの予算組になるので、ひととり打合せが終わって全体の実行予算を出すときにも大きく変わることがないんですよね。

予算がないからあきらめる、のではなくて、予算を最大限に活かして欲しい物を叶える、という意識はとても大切です。

欲しい物を積み重ねていけば誰だってすぐ予算オーバーしますよ。

本当にほしいものって案外そう多くはありません。

目の前にある欲しい物に目を向けるのではなくて、家全体を俯瞰して、その後の暮らしまで見通して、何があればそれが叶うのかを考えながら打合せはすすめましょう。

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住宅ローンを借りる時の大原則

今、私は住宅ローンアドバイザーの勉強をしています。

その講座の中で、実際のアドバイズ例がドラマ仕立てのものがありました。ダメな例、いい例、がとってもベタでわかりやすく。

ダメな例は、やり手営業さんが「この先金利があがるから早くローン組んだ方がいいですよ」って言っちゃうとか、各金融機関ごとのローンの違いを説明せずに提携金融機関をごり押ししちゃうとか、「お客様の年収ならもうちょっと上乗せして借りられますよ」って勧めちゃうとか。

それにたいしていい例の営業さんは、無理に詳細な個人情報を聞きだすこともなく「お客様のペースで進めて大丈夫ですよ」って声掛けしたり、「提携ローンもよければご紹介します」程度の勧めかただったり、

そして極め付けのアドバイスがこれ。

『住宅ローンは借りられる金額を借りるのではなく、安心して返せる金額を借りる』

金融機関も工務店も金額をたくさん借りてもらったほうが商売としてはありがたいです。特に工務店としては、売上に直結しますし、資金が足りなくて買えない人がローンさえ通れば買ってもらえるってこともありますから。

住宅ローンがいくら借りられるかの算出は、年収から換算したり月々の限度額から換算したりしますが、いずれにせよ、数字上の計算です。

この先長い年月にあたって、住宅ローンだけが支払いではありません。

お子さんがいれば教育費は馬鹿になりません。自分たちの老後資金も必要です。

それに、今のコロナ禍のように経済が悪化して給料が減額ということもあり得ます。

1か月2か月給料が減額された、ボーナスが出なかった、ということで住宅ローンが払えなくなる、というくらいにギリギリのローンを組むべくではありません。

これならなんとかやっていけるかな、というできるだけたくさん借りるのではなく、

「安心して返せる」という範囲にとどめるべきです。

上限借りないと希望の物件に届かないなら、そもそもの希望条件を見直すべきです。

それ本当に必要ですか?上を見たらきりがありませんよ。

かけるところにはかける、どっちでもいいものには一切てをかけない、くらいの予算の足し引きが必要です。

かけるべきところ、かけなくてもいいところ、その見極めが重要です。

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