経験の長いベテランの人ほど信頼できると思いますよね。
私はそうとも限らないな、って思ってます。
色々な工務店さんとお仕事をしたり、お仕事をする相手の候補としてお会いしますが、お会いしてお話し伺ってるとそこから受ける感触はさまざまです。
ハウジングコーチという今までにないものに対して反発する人、うちのスタイルにはあわないという人、まぁそれは理解できます、みんなに合うとは思ってないし。
まだ中身を理解して、うちのやり方にはあわない、というならいいのですが、新しいものというだけで受け入れない人、さらには、
お客さん連れて来てくれるの?、という単なる集客してくれる人、というすごく受け身の人もいて。
そういう人は私からすると一緒に仕事したいと思えない。
そしてその傾向はベテラン工務店さんのほうが多いのです。
自分がやりたくて独立した若い社長、次期経営者またはすでに継いでる二代目三代目社長、こういう人はたぶんこれからの自分たちの家づくりをどうしたらいいか試行錯誤が多いので新しい情報や知識にたいして素直にまずは耳を傾けるように思います。
ところが、ベテラン工務店社長は今までこれでやってきたという自負が邪魔してそのやりかたを変えようとしない。そしてそのやりかたが「正しい」と思ってる。
家づくりの何が「正しい」かなんて、本当に刻々と変わってるんです。
法律は変わるし、品質を保つための施工方法もいろいろ改善されてるし、社会的な傾向も変わるし、お客さんの傾向も変わる。
やりかたをころころ変えろっていうんじゃなくて、自分たちの家づくりをもっとよくするためにどうしたらいいか今の状態で大丈夫か常に検証する姿勢が大事だと思うのです。結果的に変わらないとしても。むしろ、検証した結果変わらないという選択ならそれはそれで自信を持っていいと思う。
自分たちの家づくりのことをきちんと根拠があって「これがいい家」といえること、それが自然素材だろうが金物工法だろうが集成材だろうが目的と根拠がきちんと合っていればいいと私は思います。
むしろ、付け焼刃的に「自然素材だから」という理由だけで採用してるとしたらちょっとあやふやですね。
昔からこういうもんだ、今までこれでやってきた、というのは、いい家づくりと言う意味では怠慢だと思うのです。そしてそれは数多くこなしてきているベテラン工務店の陥りやすい点でもあるな、って感じます。
===================
↓↓↓ みなさまの応援クリックが励みです!!!