よつば暮らしデザイン室

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Monthly Archives: 1月 2021

家づくり、夫婦どちらか乗り気じゃない時

新年になって、今年は家を建てよう、家を買おう、マンション買おう、って話をした人もいると思います。

夫婦ですんなり「そうだね」って話が進んでいけばいいですが、どちらかがその気でもどちらかが乗り気になってない、ってこともあります。夫婦と言えども考え方が違うことはありますから。

だからといって片方の考えで好きにすることは家という大きな買い物では難しい、というかほぼ無理でしょう。なんとか足並みをそろえたいところです。

どちらかがその気にならなくて話が進まない、そんな時はどうするか。

ポイントは2つ。

①その気にならない、その理由について話し合う

話し合うことはきっと何度も試みているでしょう。でも話が進まない、聞いてくれない。それは、その気じゃない方にとって触れたくない何かがあるのかも。
お金のことを考えると不安、なんだかメンドクサイ、家に興味ないのに大金かける気になれない。
「どちらかの実家の近くにしよう」という話しがもちあがってるとしたら、もう一方にとっては嫌ともいえないし嫌というほどじゃないけどなんだか乗り気になれないかもしれません。
今住んでいる場所が気にいっていてそこから離れるのがちょっと嫌かもしれません。
引っ越しとか片づけるとかそういうこと考えただけでも面倒なのかもしれません。

不安や面倒なことは解決策で小さくすることができます。お金のことだったらファイナンシャルプランナーに相談して将来まで考えて無理のない資金計画をたてればいいです。
家づくりなんて面倒だと思うなら、システマチックに決めていくハウスメーカーや建売やマンションがいいでしょう。
そういう具体的な解決策で不安やめんどくささを小さくすることはできると思います。

実家の近くに建てることに渋っている、とか、何度もしつこくいわれることが嫌気がさしてる、とか。そういう理由の場合は、家族間や夫婦間のコミュニケーションの問題のように思います。お互いに自分の主張を受け入れてもらいたがっているのではいつまでたっても平行線です。主張の中身がどうあれお互いに思っていることを出し尽くさないといけないでしょうね。まずは相手の思ってることを聞こうという姿勢がお互いにないと。
不安材料は出し切りましょう。

②この先どんな暮らしがしたいのか話し合う

その気にならないほうからしたら、そもそもなんで家が欲しいと思っているのかわからないのかもしれません。今住んでるところで十分じゃんって思っていいるかもしれません。
逆に、家を建てたいと思っているあなたはどうしてそんなに家が欲しいのかちゃんと説明できますか?ただ漠然と?年齢的にとか?まわりがそうだからとか?そういう理由でもいいけれど。
大事なのは、家は目的じゃないということ。
一戸建てだろうがマンションだろうが賃貸だろうが、どんな暮らし方をしたいか、どんな日常生活が理想なのか、どんな価値観なのか、それがあって初めて「どんな住まい」か見えてきます。
もし一戸建てにこだわっているなら、案外一戸建てじゃなくても叶う暮らしなのかもしれないですよ。
もう一度、家に対する想いを見直しましょう。
二人の価値観のすりあわせができないと家づくりは難しいです。夫婦、家族といえども考え方や価値観が違うのは当然ですが、それを擦り合わせて生活していくのが夫婦、家族ですよね。

①にしても②にしても、話し合いです。二人で話し合う時間がない、というなら。人生の大事な局面に時間をとって話し合いができないって、夫婦、家族としてどうなのかな、という気がしないでもないですね。注文住宅となると半年1年とかかります、時間を積極的に確保しないと難しいです。

ハウジングコーチをご夫婦にしていると、終わってから、「そんなことまで考えてたんだね」「そこまで考えたことなかったよ」という感想をお話されるかたもいらっしゃいます。日常の忙しさの中で改めて未来や人生について考えていることを話す機会はそう多くはありません。

住まいについて考えることは人生について考えること

人生で何度もあるわけではない機会です。家族の絆を深める機会にしてほしいと思います。


セカンドオピニオンで賢い家づくりを

新年あけましておめでとうございます。
ブログやSNSを読んでくださる皆様、いつもありがとうございます。今年もみなさまの家づくりと暮らしの役に立つ発信をしていきます。よろしくお願いします。

今年は『家づくりのセカンドオピニオン』をもっと積極的にやっていきます。

思いもよらない事態となった2020年、価値観や行動を変えざるを得ない状況となりました。でもどんな時代であろうと「住む場所」が必要なことには変わりがありません。

今の家づくりは、一戸建てなのかマンションなのか、賃貸なのか持ち家なのか、和風なのか洋風なのか、ハウスメーカーなのか地元工務店なのか。そんなことでは収まらないくらいに、選択肢がとても多くあります。デザインも性能も会社の進め方も、本当に様々。

家というとても高額で複雑な性能を持つものを買うという機会は人生に何度もあるわけではありません。何度も経験しないことは経験によって学ぶことがないということです。

選択肢がさまざまにある専門的なことを初めて経験する素人のかたが、すんなりと選択できるとはとても思えません。

でも、実際はわかってないまま知らないまま決めていっているのが今の家づくりの現状です。圧倒的に作り手側売り手側の知識が有利な状況です。

売る側作る側のいうことは、当たり前ですが自分たちのものが良いと思っています。でもそれは売る側つくる側の「良い」です。言っていることに間違いはないとしても、あなたの価値観と経済力に合っている、とは限りません。

圧倒的に売り手側作り手側の知識と経験が有利だという状況を埋める、それがセカンドオピニオンです。

家づくりの知識はネットでも本でも雑誌でも調べると様々でてきます。でも、調べすぎて結局何がいいのかわからなくなる、という経験はありませんか?それは情報に振り回されている証拠です。

そうならないためには、まずは自分たちの価値観をはっきりさせて家に求めることを決める。それと同時に家の性能とは何がどのようなものなのか学ぶ。この2つが必要です。

価値観をはっきりさせるためのツールとして私はハウジングコーチを使います。これをやると、初対面のお客様でもだいたいその方の暮らしぶりやどんな家づくりが合うか見えてきます。

家は生活の基盤です。毎日生活する場所です。そこでの快適性は人生に影響を与えると私は思っています。だからといって、人生に大きな負担をかけるほどお金をつぎ込めばいいとは思っていません。子供の教育も、旅行も、美味しい物も、趣味の道具も、人生を豊かにする大切なもの。だからこそ、限りある費用を最大限に活かして質のいい家を手に入れてほしいと思っています。

絶対に必要な質の部分と自分たちの価値観に関わる部分にはお金をかける。それ以外のところはほどほどにする。売り手作り手の押し付けてくる価値観に惑わされない。そんな賢い家づくりをしたい人は、セカンドオピニオンをおすすめします。

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