よつば暮らしデザイン室

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ロングライフデザイン

d&departmentのナガオカケンメイさんの講演を聞きに阿久比町へ。

故郷である阿久比(あぐい)に新しい形態のお店をつくるそうです。

d&departmentとは「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体です。47都道府県に1か所ずつ拠点をつくりながら、物販・飲食・出版・観光などを通して、47の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する活動を行っています。(以上HPより)

d NEWS AGUI をつくるためのクラファン
https://readyfor.jp/projects/dnews_aichi
ものづくり、デザイン、工芸、地方創生、そんなことに興味あるかたはぜひ!

工芸作家さんや伝統工芸とはまた違う、デザインや意匠だけでなく、作られ方売り方まで考慮して長く作られ使われるものづくり。作家の名前がでるのではなく、作品といわれるのではなく。

私は工芸品も好きだけど、どちらかというと作家さんの名前うんぬんより、地場産業のような職人さんの地道なものづくりのほうが興味があります。

作家ものっていうと一部の趣味の人のものになりがちだけど、産業として成り立ってほしい、生活に根づいていてほしい、と思うから。

安価で手軽な使い捨ての大量生産大量消費な物の買い方使い方ではなく、作り手の意思のあるものづくり、その意思を理解して買う、長く大事に使う、そういう生活をしたいと思っています。

そして、そういう活動を応援したいし、私も何かしらのことをしたい。

「阿久比の文化度を上げる」

そういう言い方をナガオカさんがされてました。「文化度」なんとなく言わんとすることはわかります。

文化度、メッセージ性、哲学、意志、コンセプト・・・

物の、機能としての役割以上の何かを得られるもの。

そういうことを大事にしていきたいし、私もそういう設計をしたいと改めて感じました。

参加者全員に配られたおみやげのどら焼き。地元の和菓子屋さんのもの。地方にも田舎にも、おいしいものはある。

コーチングで私がどう変わったか

今はハウジングコーチとして家づくりに特化したコーチングをしていますが、そのずっと前にコーチングは学んでいました。

学び始めた目的は完全にビジネススキルです。10年ほど前、もっとお客様の要望をうまくつかめるようにならないと、と思ったのです。その頃は家づくりをするお客様も自分でどんどん情報収集するようになり、世間のインテリアのセンスも上がってきた頃で、細かい要望にこちらが振り回されることがしばしばありました。

これはなんとかしないと、と思ってあれこれ探しているうちにコーチングというものを知りました。

それまでの私は自己啓発とか大っ嫌いで。ああいうものは実務で成果をだせない人のするもの、って思ってました。そんなことするならもっと仕事で努力したら、ってマジで思ってました。メンタルのことを学ぶ気など、さらさらありませんでした。

ところが。コーチングスクールは、たしかにコーチングスキルを学ぶところでしたが、それ以上に自分自身と向き合う場でした。

スキルを学ぶというより、自分自身はどうなのかを実践する場、検証する場でした。受講生がお互いに自分をさらけだしていくので、他者を知ることで自分も知ることができる、そういう場でもありました。

当時は転職して1年くらいだったのですが、あまり馴染めていなくて、かなりイライラした日々だったような気がします。人にきつい言葉を発して間違いを指摘したり私はこんなにやってんだからアピールがすごかったですね。かなり怖がられてたかと。もう、そうでもしないと自分を立てていられなかったんですよね。たぶん、人生で一番不毛な時期だったかも。

コーチングスクールに通うようになってからは、スクールでみんなと深くメンタルについて話す時間と、翌日会社でどよーんとした空気で現実を見る時間と、落差がすごくて。いてもたってもいられず、昼休みに一人さっさと出かけることもよくありました。やたらとノートに自分の想いは書きなぐってました。とにかく書いてましたね。スクールの友達ともよく話したように思います。

だんだん慣れてくると、自分のこと、他者のこと、おきてる出来事を、切り離して見るようになったので、ずいぶんとイライラすることがなくなりました。人にきつくあたるとか、ずいぶん減ったと思います。それまでがひどかったともいえますが。自分でも「これは今までだったらイラついてたな」って思いながら冷静に話していることもあったり。ほんと、これが一番大きな変化でしたね。

コーチングは、ペーシングとか質問のしかたとか技術的なことはあるけれど、それよりもとにかくありのままを観察すること、自分に対しても人に対しても出来事に対しても。これが根底にあります。

答えは自分の中にある
おきていることは全て正しい

コーチングでよく言われることですが、今でも時々それを実感します。あの頃みたいにメンタルについて深く長々と書き綴ることは無くなったけど。

あのころ自分のドロドロしたものを吐き出して直視した経験があるからこそ、人に対しても自分に対しても「大丈夫」と思える何かを手に入れることができたと思っています。

【建築士による家づくりセカンドオピニオンをやっています】
工務店との契約前、契約後、いずれもOK。私、佐藤百世に設計を依頼しなくてもOK。
工務店チェックリスト差し上げます。
効果的な質問の方法を教えます。
提案された間取りについて本当にこれでいいのか、2社までしぼったけどどう決めたらいいのか、間取りはいいけどデザインがイマイチでどう要望をつたえたらいいのか、などなど。
対面またはZOOMで。対面の場合は岡崎市周辺で。
1回のご相談2時間以内 5,000円(税込)
右上のお問合せから、お気軽にどうぞ。

暮らし系YouTuberってご存知ですか?

私さっき初めて知ったんですけど、暮らし系YouTuberって人がいるんですね。

丁寧な暮らし、ミニマリスト、田舎暮らし、そういう暮らしをしている人が実際の暮らしの様子を動画にしてYoutubeで発信しているようです。

ブログやインスタで暮らしを発信している人は今までもいました。かたづけブログとかセンスのいいインテリアをインスタで発信している人が有名になってそのうち本を出す、メディアに登場する、ってことありますよね。

それのYoutube版ってことですね。

Vlog=VideoBlog、っていう言葉も初めて知りました。

発信のしかたって本当に目まぐるしく変わっていきますねぇ。

今日知ったのはこの人

OKUDAIRA BASE

都内で4万円台のアパートに一人暮らしだそうで、食のこだわり、素朴でていねいな暮らし、ほんとに日常そのままを発信してる。

こちらの動画「弟が彼女を連れてきたのでおもてなし」は180万回!も視聴されてます。

もうね、暮らし方というより、見せ方がうまい。断然。それに尽きる。

いいちこのCMみたいな画像、アップとボケ味、明朝体の文字の入れ方、ちょっと暗めな彩度。

雑誌のリンネルとか天然生活っぽい雰囲気。

料理つくりながらカメラで撮るって大変じゃないかな、あちこちにカメラがセッティングしてある中で作業してるのかな。なんてことを考えてしまいますが。

ようするに、センスがいいんだなー、いろんなことに、きっと。

自分の好きなこととやることが一貫してるんだと思います。

今日テレビにこの奥平さんがインタビューに応えていて、
学生時代に学業とアルバイトのかけもちでストレスがたまっていた、会社員になってもっと追われる生活になったらもっとストレスがたまる、月15万あれば生活していける、その中で小さなことの幸せを積み重ねる、っていうようなことを話していました。

それを聞いて思ったのだけど。私は、マクロビオティック的な料理とか、こだわりの道具とか、工芸作家の器とか、家の手入れとか、そういうことは好きです。でも、のんびりした生活ばかりではきっと飽きると思っています。いや絶対飽きる、あくせく働きたくなる。

追われてストレスを感じるような日々の先にある達成感、みたいなことも決して嫌いじゃないんですよね。

そもそも1日中家にいるとか絶対ムリだし。

それにしても、Youtubeってみなさん見ますか?私はミュージシャンのMVとか音楽系YouTuberくらいしか見ないんですけど。
動画より活字で見たほうが断然早い、動画はまどろっこしくてイライラしてきちゃうんですよね。

 

 

 

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