今はハウジングコーチとして家づくりに特化したコーチングをしていますが、そのずっと前にコーチングは学んでいました。
学び始めた目的は完全にビジネススキルです。10年ほど前、もっとお客様の要望をうまくつかめるようにならないと、と思ったのです。その頃は家づくりをするお客様も自分でどんどん情報収集するようになり、世間のインテリアのセンスも上がってきた頃で、細かい要望にこちらが振り回されることがしばしばありました。
これはなんとかしないと、と思ってあれこれ探しているうちにコーチングというものを知りました。
それまでの私は自己啓発とか大っ嫌いで。ああいうものは実務で成果をだせない人のするもの、って思ってました。そんなことするならもっと仕事で努力したら、ってマジで思ってました。メンタルのことを学ぶ気など、さらさらありませんでした。
ところが。コーチングスクールは、たしかにコーチングスキルを学ぶところでしたが、それ以上に自分自身と向き合う場でした。
スキルを学ぶというより、自分自身はどうなのかを実践する場、検証する場でした。受講生がお互いに自分をさらけだしていくので、他者を知ることで自分も知ることができる、そういう場でもありました。
当時は転職して1年くらいだったのですが、あまり馴染めていなくて、かなりイライラした日々だったような気がします。人にきつい言葉を発して間違いを指摘したり私はこんなにやってんだからアピールがすごかったですね。かなり怖がられてたかと。もう、そうでもしないと自分を立てていられなかったんですよね。たぶん、人生で一番不毛な時期だったかも。
コーチングスクールに通うようになってからは、スクールでみんなと深くメンタルについて話す時間と、翌日会社でどよーんとした空気で現実を見る時間と、落差がすごくて。いてもたってもいられず、昼休みに一人さっさと出かけることもよくありました。やたらとノートに自分の想いは書きなぐってました。とにかく書いてましたね。スクールの友達ともよく話したように思います。
だんだん慣れてくると、自分のこと、他者のこと、おきてる出来事を、切り離して見るようになったので、ずいぶんとイライラすることがなくなりました。人にきつくあたるとか、ずいぶん減ったと思います。それまでがひどかったともいえますが。自分でも「これは今までだったらイラついてたな」って思いながら冷静に話していることもあったり。ほんと、これが一番大きな変化でしたね。
コーチングは、ペーシングとか質問のしかたとか技術的なことはあるけれど、それよりもとにかくありのままを観察すること、自分に対しても人に対しても出来事に対しても。これが根底にあります。
答えは自分の中にある
おきていることは全て正しい
コーチングでよく言われることですが、今でも時々それを実感します。あの頃みたいにメンタルについて深く長々と書き綴ることは無くなったけど。
あのころ自分のドロドロしたものを吐き出して直視した経験があるからこそ、人に対しても自分に対しても「大丈夫」と思える何かを手に入れることができたと思っています。
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