Tag Archives: 家づくり

あなたの問題を解決してくれるこれからの専門家とは

「あなたの気持ちに寄り添います」っていうようなフレーズ増えてますね。いろんな業種で。

寄り添うって具体的になにしてくれるんでしょう。

話しを細かく聞いてくれる。

なんでも話せる。

こちらの気持ちを優先してくれる。

こんな感じですかね、イメージとして。

知識と経験のある専門家って、以前は「教える」立場にちかかったと思うんです。

それが今は変わりつつある。

以前ブログにも書いたけど、今は選択肢が多過ぎて決められない人が増えている時代、自分がどうしたいかがわからない人が多い時代。

そんな状態で専門家が「教える」という立場で接したら、きっとお客様の意志は行方不明になったまま事が進んでしまう。で、後になって違和感が生じる。

では逆に、先に書いたような「寄り添う」はどうでしょう。

何でも話を聞いてくれるのはとてもいいように見えるけど、それだけでは本人の気づきは浅いままで聞いてくれた満足感が大きく肝心の問題解決が最適なルートを選べない気がします。

これからの専門家は

「癒す+導く」

「同じ方向を半歩先を歩く案内人」

そんなイメージですね。

感情の変化を読み取りそこに最適な知識を与えて最適なルートを示してくれる。

士業は「先生」なんて呼ばれてるけど、いやもう、違和感でしかないです。専門家だから知識は持ってて当たり前です。これからは、知識だけでは問題は解決できない。

ハウジングコーチは、「かっこいい家」「性能のいい家」をつくることを目的としていません。住まいを通してあなたが自分で自分の人生を豊かにすることを導きます。あなたが今までどんな価値観で生きてきて何に心が反応して未来に何を望んでいるのか、それをあなた自身が気づくことから始まります。

「こんな家つくりますよ!」っていう自己アピールはほとんどしない理由はそういうことです。

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40代独身のこれからの住まい

独身女性がマンションを買うと結婚できない

っていう説もあったりしますが、金利が低い今、家賃を払い続けるなら自分の住まいを、という人も増えてきています。

先日、40代の一人暮らしのかたが建てた一戸建てを見まして。いろいろな事情で親の土地に今まであった実家を建て替えて自分一人で住む家を建てたようです。

それを見ていて、そうだよなーこういうこともあるよねー、って思ったのです。

家を建てる=家族、というなんとなく図式があったけど、独身率が増えてるわけだから40代の一人暮らしも増えてるでしょう。

30代だとまだ結婚の可能性を残してるので自分の住まいまで思いいたらない。でも、40代になると相手ができたとしても結婚しないかもとか、自分の老後もちらつくわけで。そうなると、今のうちに手をうっといたほうがってなるでしょう。40代ならそこそこ貯金もあるだろうしローン組むにも60歳完済とすればまぁなんとか返せるかな、って算段もつくから。

40代っていろいろ境界線な感じですね。人生も折り返しだし仕事人としても折り返しだし。

40代独身で家を建てるということを想像した時。私の頭によぎったのが。

住む人の寿命より家そのものの寿命のほうが長くなるということ。本人が住まなくなったときどうなるのかということ。老後の住まいとしての役割が確実に来るということ。

よくある、30代子育て世代の家づくりだと老後を考えて建てることはほとんどなくて、夫婦と子供という家族が元気に楽しく暮らす家をつくるわけです。その家のとってその時代がメインだから。

40代の人が建てるとなると、50代60代70代80代を過ごすわけです。いつまで一人でその家に今の状態で住んでいられるか。

そんなネガティブなこと考えてたら人生何もできんわー、って言われそうですけど。

私だったら、

もし自分が住まなくなるとか家族が増えることを考えたら、フレキシブルに対応できるようなシンプルな間取りにして質の高い小ぎれいな家にするかなー。個性的なデザイン性を求めるより。

ぜったいおススメしないのが、納戸をつくること。不要なものを詰め込むだけの開かずの間をつくったら人生の負担を増やすだけ。そんなの一人じゃ対応できなくのる日が必ずくるから。

あとは、

自分の家を持つにしろ、賃貸に住み続けるにしろ、老後=働けなくなる=収入が減る、その時の住まいを維持できる財産形成は必要だなぁ、ということですね。これは独身だろうと家族持ちだろうと同じですけど。

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家づくりの夢と現実のはざま

「夢のマイホーム」っていう言い方が私は好きじゃありません。

夢ですか?家って。夢や憧れだけで家はできないから。

夢って、いつか手に入れたいものだったりやりたいことだったりですが、「いつまでに手に入れる」と歩き出したらそれは夢ではなく明確な目標です。ひとつの事業です。

何かのプロジェクトが進行するとき、どんなものでも必ず行うのが「予算組み」。

家づくりだって同じです。

当然お金の算段はみなさんするんですけど、テンションが下がる瞬間があります。

どんな家にするか間取りやデザインをさんざん考えた後、じゃあこの家がいくらでできるかっていう見積もりとご対面する瞬間です。

提示するこちらもお客様の予算はおおよそ予測はついているので無理なプランニングはしないようにはしてるのですが、それでも何千万という額をつきつけられることは人生でそうないからか「あーそうですか」とはいいがたいでしょう。

そして予算オーバーの場合はこの後「見積もり合わせ」が始まります。

金額を「減らす」ためのあれこれです。今まであーしたいこーしたい、と言ってきたものを無くすわけです。

テンション下がりますよね。欲しい物をさんざん言った後のそれをあきらめるわけですから。

「夢」を考えたとき、それが全て叶うかどうかというとそうでもないわけで。壮大な夢をあきらめずに今は実力もコネも実績もないけどあきらめずに努力する!っていうことは美談になるけれど、家づくりで「今は現金ないし収入少ないし平社員だけど20年後はビッグになる!」っていう言葉だけで「はいそうですか」で予算上乗せはありません。

家づくりは夢じゃありません。目標のある事業です。

っていうようなことを言うと、住宅営業さんからは反対に合うでしょう。なぜならお客さんのテンションを下げるようなことは家づくりそのものへの意欲をそいで契約にならないから。会社員してたときも営業さんに同席してプランの打合せしてたとき「それは高いですよ」って言うと後になって「そういうことあんまり言わないで」と言われたものです。

言い方、なのかもしれませんが。

夢をさんざん思い描いてプランつくって後から金額を把握する、ではなく、

予算組みをしっかりしておいてから、欲しいものの網羅して優先順位をつくっておいて予算に落とし込む、というやり方をすれば、あとになってからあきらめる、ということをしないで済みます。

ぜったいに必要な欲しいもの、と、まぁまぁ欲しいもの、を最初に把握しておくこと。

これが肝です。

まぁまぁ欲しいものを絶対欲しいものに勝手に格上げしてる人が多過ぎです。

本当に欲しいものって案外少ないものです。あれもこれもより、少数精鋭で予算投入したほうが満足度は高くなります。

だから、ハウジングコーチが必要なんです。

 

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