野村萬斎さんが2020年東京オリンピック開会式の総合プロデューサーに決まりましたね!
今から楽しみです!見に行っちゃおうかな。チケットってどうしたらとれるんだろ。
野村萬斎さんって何してる人かご存知ですか?
狂言師です。室町時代から続く古典芸能です。
狂言の舞台は歌舞伎みたいに1か所で1か月ちかく公演するのではなくて、1日だけの公演です。
ちなみにどれくらい狂言の公演が行われているかというと、萬斎さんの狂言のスケジュールをあげてみますね。
7月28日 東京
7月29日 山口県
7月31日 群馬県
8月1日 鳥取
8月3日 山梨
8月4日 昼 東京 夜 軽井沢
8月5日 福井
8月12日 横浜
こんな感じで全国津々浦々、狂言の公演は行われています。
当然、狂言の稽古というものもあります。お弟子さんもいらっしゃいます。
その合間に、映画に出たり(来年公開「七つの会議」主演)、舞台に出たり、ドラマに出たり、出るだけじゃなくて演出もしたり、新作の舞台もつくったり、「にほんごであそぼ」に出たり、CMに出たり、雑誌に出たり、海外で狂言をやったり。
一体この人の頭の中はどうなってるのか、新作の舞台演出なんてこのスケジュールでどうやってるのか、
ほんとーーーーーーに、サイボーグ。
どうやって整えてるんだろう、自分のメンタルを。集中力と切り替えの早さでしょうか。どうやって管理してるか聞いてみたい。
東京オリンピックまではしばらく映画や舞台は減るかもね。
いろいろ出てる萬斎さんの舞台も映画もドラマも見逃しませんが、
やっぱり、狂言の舞台が一番好きです。
狂言を観るのが趣味です、という人にはなかなか巡り合いませんが。
狂言はいたってシンプル。最小の人数で、舞台装置もなく、化粧もなく、音楽もほとんどなく、セリフと動きだけで表現されます。
その動きもいたってシンプル。様式美の世界。
あの空気感に触れると、全身の細胞が整う感じがします。にごったものが落とされる感じ。あっちむいたりこっちむいたりした細胞が澄んだ波動を浴びてきれいに整列する感じ。
洗練された芸に触れることは最高の癒しです。
歌舞伎が華美に装飾された美なら、狂言は余分なものをそぎ落とした美。
まぁ、室町時代ですからね、劇場もないし衣装だってないしね。
ちなみに、萬斎さんを好きになったきっかけは大河ドラマの「花の乱」です。これ覚えてる人ってほとんどいないと思いますが。
「陰陽師」より「あぐり」より前です。
萬斎さんが27歳くらいだったんじゃないかなー。釘づけになりましたね、その存在感に。
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