よつば暮らしデザイン室

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Monthly Archives: 12月 2020

新築するなら有線LAN!?

オンラインミーティング、オンライン授業、オンラインセミナー、オンライン飲み会・・・、みなさんは参加してますか?

いやおうなく使わざるを得ない人も多いのでは。

参加していると画面が固まったり音声がとぎれとぎれになったり、かと思ったら切れちゃったり。自分がならないにしても参加してる誰かがそうなってる経験はどなたにでもあるのではないでしょうか。

ここ数年の新築では、ネット関係の配線となると無線LANが主流で、ルーター類はリビングあたりの物入の中に設置するか、パソコンをよく使う書斎があればそこに設置する、ということが多かったです。

ただ、無線LANといってもルーターから離れた部屋では電波が届きにくいんですよね。2階だとなおさら。自室でZOOMを使っていたら接続が安定しない、という人も多いと思います。同時に何人も使うと安定しないってこともありますよね。

家を建てるお客様の中にはパソコン関係に強い人も時々いらっしゃって。そういう人は必ずといっていいほど、有線LANにします。どの部屋にもすべて配線する人もいます。

配線すればそれはもちろん費用がかかります。パソコン関係に強くない人からすると、無線ですむんだからそこにお金かけなくても、と思うかもしれませんが、そこはやっぱり有線のほうが快適です。

おそらくこの先もオンラインのものは増えていくでしょう。仕事でも学校でも趣味でも。

そうなると、有線LANにすることを考えたほうがいいでしょう。ルーターの性能がよくなって無線でも安定するようになることもあるのかもしれませんが。

無線の時、ルーターを置く場所はめったにいじらないけどいざとなるとすぐ見える所、ということで家の中心あたりの物入れ内にすることが多いのですが。それだと、ルーターとパソコンをダイレクトに繋げないので有線には不向きです。

有線にするとしたら、メインでパソコンを使う場所にルーターを置きダイレクトにパソコンと繋ぎます。それ以外の場所の、テレビ、子ども部屋、寝室に壁内を通してLAN配線をする、ということになると思います。ONUやルーターがあるところは配線がごちゃごちゃするのでそれなりにスペースを確保することも必要です。

家中にLAN配線はそれなりに費用はかかりますが、これからの家庭内インフラとして必要なことかもしれません。

宅内LAN専用の機器もあります。配線経路としてはこんなふうにつなぎます。

インターネット配線設備まとめてネット(Panasonic)

これ使わなくてもLAN配線はできます。たまーに、これを指定される方もいますけれど、わざわざこれ使わなくてもできますよ、というとたいてい使わないですね。見た目は多少すっきりするのかもしれませんが。「3万円でできる」というようなことが書いてあるけど、ここにあるコンセントだけの金額ですから、壁内の配線配管と工事費が入ってないので3万円ではできません。

家づくりの中でも電気配線は住み始めてからの「ああすればよかった・・・」が多い部分です。暮らし方のシュミレーションをしっかりとして計画してくださいね。

片付く家にするための見せる収納方法

片付く家にするためには、収納をどこにどれくらいつくるかということはとても重要です。

収納が多いと便利なように思うでしょうけど、収納量に比例して物の量は増えるのでそこは要注意です。しまい込んじゃう場所を増やすだけですので。

収納量も大事ですが、もう一つ、見せる収納にするかどうかも考えて欲しいところです。

見せる収納というと、かわいい雑貨を飾るように棚に並べることを思い浮かべると思います。それもありますが、棚や引出しにしまってしまうと存在を忘れてしまうようなものは、あえて見せる収納にしておいたほうがいいこともあります。

中途半端に残っている食材とか、賞味期限ちかいものとか、提出まじかの書類とか、家族みんなが頻繁に使う物とか。

ついつい溜まってしまうものもあえて見えるところに置いたほうが溜め込まなくなると思います。

引出しや押入れにしまってしまうと、そこをあけない限り溜まっていることに気が付かないし、見えないからいいかと片づけることを後回しにしがちです。

目に触れることが多い場所にあると、ついつい増えていくことで捨てなきゃって気になったり、そういえばこれがあったから使おうっていう気になったり。

片付く家というのは、とにかく物を溜め込まない循環がいい、ということですから。処分しやすくするということはとても大切です。

だからといって、なんでも見えるところにポイポイ置いていたらそれは片付いていることにはなりません。

見える収納の場合、その置き方には気を配ってほしいところです。

トレイやカゴを使うことが多いですけど、そこは100均ではなくそれなりに素敵に見えることを意識して選んで。色や素材感を統一するとか。

そして、そこからはみ出る量は絶対に置かない。これが鉄則です。

はみ出るまで置いたら片づけやすくするはずの意味がないですもんね。

ということを大掃除しながら考えてました。見えてるところは掃除するけど、収納の中までは掃除の手が回らないんですよね。

壁掛けテレビのメリットデメリット

近頃の家づくりでは、壁掛けテレビを希望される方が増えています。

私が関わってる物件だと、半分ちかくかな。

壁にテレビだけが取りついている様は見た目がスッキリしていてかっこいいですよね。

壁掛けテレビにしようかどうしようかな、と迷っているかたへ、そのメリットデメリットをまとめてみました。

【メリット】

●見た目がかっこいい
これがすべてといってもいいと思いますが。上でも書きましたが、壁にぴたっと画面だけが付いている様はシンプルにかっこいいです。シアターのような雰囲気になりますよね。

●テレビ周辺の配線のごちゃごちゃが気にならない
テレビの周りって配線が多くないですか?壁掛けでもそれは同じことですが、壁の中を通るので、テレビの後ろにくるくる束になってるとか行き場のない感じでだらーんとしてるっていう状態よりはすっきりするとは思います。お掃除は断然ラクですね。

●簡単に倒れてこない
薄型テレビってすぐ倒れそうになりませんか?お子さんが走り回ってぶつかった時とか。後ろをワイヤーで固定したりするとは思いますが。壁掛けならちょっと引っ張ったくらいじゃ倒れてきません。

【デメリット】

●配線に費用がかかる
テレビは壁にかけますが、ブルーレイデッキとかの周辺機器は今までのように下に置くことがほとんどだと思います。そういうものとテレビをつなぐ配線を壁の中に通すための配管をします。その費用がかかります。

●一度壁掛けにしたら壁掛けのまま
壁にコンセント類と金具をつけるので、テレビを外したらそれらが丸見えになります。金具を外したら壁にビス穴が開いてることになります。
この先何十年後にどんな生活になるのか想像もつかないですが、テレビってものを見る生活じゃなくなった時、どうなるのかなぁと思います。

●買い替えた時の配線の変更が手間がかかる
そのまま同じ配線なら問題ないと思いますが、何か配線仕様が変わってテレビと周辺機器を接続しなおすような時、壁の中に入れてある配管に線を通さなければいけません。それが手間ですね。

【取付金具をつけてほしいなら】

壁掛けテレビ用の金具はいろいろ売っていますが、取付が心配なら施工中にやってもらえるように工務店さんに事前に頼みましょう。現場で職人さんにいきなり「これつけてください」は言わないほうがいいです。職人さんはあくまでも決められた仕事を決められた金額で請け負っているので、それ以外の作業を工務店さんを飛ばしてお客様から言われると困ってしまいます。

見た目は断然かっこいい壁掛けテレビ。これからの暮らしの中でテレビを見る時間の優先順位が高いなら、選択したもいいのではないでしょうか。


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