よつば暮らしデザイン室

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Author Archives: mo1620yo

住宅ローン返済に不安を感じる人へ

先の見通せないことは誰でも不安を感じるものです。

不安はほかっておいて無くなるわけではありません。一時的に忘れたとしてもまた同じような状況になると同じような不安がやってきます。

不安をなくす(小さくする)のにためには、解決方法を知るということも大切です。

解決方法を知るにはどうしたらいいか、まずはそこを調べることです。

不安っていうと心理的なアプローチを考えるかもしれませんが、案外と実務的な方法を知ることでぐっと楽になることが多いと思います。

法的なことなら市民相談窓口のようなものが市役所にあることが多いです。救済窓口がまずはどこにあるのか、どんなことが相談できるのか、それを知るだけでも心理的な不安はぐっと減ります。

コロナ禍で収入が減り住宅ローンに不安を感じる人もいるかもしれません。今は大丈夫かもしれませんが。

借りている金融機関に早めに相談することです。返済期間を延長する、月々の負担を小さくする、など方法があります。
(上記の方法は総返済額が減るわけではありません。詳しくは金融機関にお尋ねください)

にっちもさっちもいかないような状況になる前に、解決策をできるだけ知っておいて、選択肢が多いうちに対策をたてることが賢明だと思います。

空き家問題はあなたにも関係しますよ

空き家が増えている、ということが社会問題となっているのはみなさんなんとなくご存知だと思います。

では、なぜ空き家が増えているのでしょうか?

この問いにほとんどの人が「人口が減っているから」と答えるのだそうです。私もそう思っていました。

ところが、そうじゃないんですよね。

昨日空き家講習会に参加したのですが、空き家が増えている理由は

高齢化+単世帯の増加、だそうです。

人口は減っていても世帯数は増えている、というのはなんとなく肌感覚でありますよね。

世帯数の増加の中でも、単世帯の増加率が一番大きく、単世帯の中でも65歳女性の単世帯がだんとつに多いのだそうです。

高齢者の単世帯ということは、おそらく近い将来亡くなるか施設に入るので、それは空き家になる、ということです。

そして、遠方に住んでいる子供が空き家を相続する、ということです。

遠方に住んでいると、ほったらかしになってどんどん朽ちていきます。なんであの状態でほったらかしにしてるんだろう、と思うような建物を見ることがありますが、持ち主は目にすることがないから気にならないんでしょうね。気にしてもらわなきゃいけないんだけど。

中古住宅をリノベーションしてかっこよくした事例をメディアで見かけますが、実際はそんな事例はごくごくわずかで、そもそも何か手を施す状態にするまでにいくつものハードルがあるそうです。

相続未登記
所有者が認知症で行為能力なし
相続したけど兄弟姉妹で共有で意見が合わない
所有者が遠隔地
そもそも所有者不明

これらが空き家問題の根底にあります。

単純に、こういう方法がある、ということで解決するものでもなく。結局は、持ち主が理解をし判断をし行動を起こしお金をかける、ということができないと、なかなか前には進まないのです。

昔は、家は継いでいくものでした。個人の希望より「家」が優先でした。でも今は個人の好みが優先されます。

子どもが結婚して世帯をもって家をどうするかとなった時、親と同居という選択をする人はほんのわずかですよね。ということは、多くの家が親族が住み継ぐことなく空き家になるんです。

少なくとも手入れが行き届いていればその先の使い道は増えますが、手入れのしてない状態の悪い家は困りものです。

空き家問題は賃貸住まいじゃない限り誰にでも関係してくることです。

あなたの住んでいるその家、あなたがいなくなったらどうなるか考えたことありますか?

対面キッチンで本当にいいの?

昨日の記事で間取りは流行りがある、と書きました。今は当たり前になっているものもそれまではそうじゃなかったというものもあります。

対面キッチンもその一つです。

たぶん、20数年前くらいだと思います、対面キッチンが増えてきたのは。

それまではキッチンは部屋の外壁側についていて、ダイニングテーブルに背を向けてキッチンに立つ、というのが主流だったはずです。

対面キッチンが増えた理由はいろいろ言われています。

家族のほうを見て料理ができる、遊んでいる子供の様子をみながら料理ができる、というのが定番化した一番の理由のように思います。
(それもハウスメーカーの戦略っていう見方もあります)

面積の効率がいい、家具を配置しやすい、というのも間取りをつくる上で好都合なんですよね。コンパクトなお家だと。

私は、対面キッチンの良さは料理の時の動線の短さだと思っています。シンクやコンロに向かって作業しながら、後ろを振り向けばすぐ食器棚や家電がある、というのはとても楽です。これが壁に向かって取りつくキッチンだと食器棚や冷蔵庫や家電まで数歩歩くことになります。それくらいのこと、って思うかもしれませんがその数歩が時間に追われて家事をする人にとってはとても面倒、そして疲れます。

今では多くの人が希望する対面キッチンですが、メリットばかりではありません。対面キッチンは振り向くと食器棚や冷蔵庫があることが便利、といいましたが、壁付けキッチンは振り向くとダイニングキッチンがあって便利なんです。

対面キッチンはダイニングテーブルがキッチンの向こう側にあるので、キッチンからダイニングへの移動がぐるっと回りこむような動きになります。料理を盛り付けたものを運ぶ、という作業がちょっとメンドクサイ。

それが嫌、という人も少なからずいます。

壁付けキッチンで後ろにダイニングテーブルがあると、調理した鍋をくるっと後ろを向いてダイニングテーブルに載せ、そこで盛り付けてそのまま出せる、という動きができます。これはこれで便利ですよね。

当たり前のように対面キッチンと思ってる人もいますが、そうじゃないキッチンの良さもあります。自分に合っているものはどういう形なのか、よく考えてくださいね。

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