よつば暮らしデザイン室

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Author Archives: mo1620yo

片付く家にするための見せる収納方法

片付く家にするためには、収納をどこにどれくらいつくるかということはとても重要です。

収納が多いと便利なように思うでしょうけど、収納量に比例して物の量は増えるのでそこは要注意です。しまい込んじゃう場所を増やすだけですので。

収納量も大事ですが、もう一つ、見せる収納にするかどうかも考えて欲しいところです。

見せる収納というと、かわいい雑貨を飾るように棚に並べることを思い浮かべると思います。それもありますが、棚や引出しにしまってしまうと存在を忘れてしまうようなものは、あえて見せる収納にしておいたほうがいいこともあります。

中途半端に残っている食材とか、賞味期限ちかいものとか、提出まじかの書類とか、家族みんなが頻繁に使う物とか。

ついつい溜まってしまうものもあえて見えるところに置いたほうが溜め込まなくなると思います。

引出しや押入れにしまってしまうと、そこをあけない限り溜まっていることに気が付かないし、見えないからいいかと片づけることを後回しにしがちです。

目に触れることが多い場所にあると、ついつい増えていくことで捨てなきゃって気になったり、そういえばこれがあったから使おうっていう気になったり。

片付く家というのは、とにかく物を溜め込まない循環がいい、ということですから。処分しやすくするということはとても大切です。

だからといって、なんでも見えるところにポイポイ置いていたらそれは片付いていることにはなりません。

見える収納の場合、その置き方には気を配ってほしいところです。

トレイやカゴを使うことが多いですけど、そこは100均ではなくそれなりに素敵に見えることを意識して選んで。色や素材感を統一するとか。

そして、そこからはみ出る量は絶対に置かない。これが鉄則です。

はみ出るまで置いたら片づけやすくするはずの意味がないですもんね。

ということを大掃除しながら考えてました。見えてるところは掃除するけど、収納の中までは掃除の手が回らないんですよね。

壁掛けテレビのメリットデメリット

近頃の家づくりでは、壁掛けテレビを希望される方が増えています。

私が関わってる物件だと、半分ちかくかな。

壁にテレビだけが取りついている様は見た目がスッキリしていてかっこいいですよね。

壁掛けテレビにしようかどうしようかな、と迷っているかたへ、そのメリットデメリットをまとめてみました。

【メリット】

●見た目がかっこいい
これがすべてといってもいいと思いますが。上でも書きましたが、壁にぴたっと画面だけが付いている様はシンプルにかっこいいです。シアターのような雰囲気になりますよね。

●テレビ周辺の配線のごちゃごちゃが気にならない
テレビの周りって配線が多くないですか?壁掛けでもそれは同じことですが、壁の中を通るので、テレビの後ろにくるくる束になってるとか行き場のない感じでだらーんとしてるっていう状態よりはすっきりするとは思います。お掃除は断然ラクですね。

●簡単に倒れてこない
薄型テレビってすぐ倒れそうになりませんか?お子さんが走り回ってぶつかった時とか。後ろをワイヤーで固定したりするとは思いますが。壁掛けならちょっと引っ張ったくらいじゃ倒れてきません。

【デメリット】

●配線に費用がかかる
テレビは壁にかけますが、ブルーレイデッキとかの周辺機器は今までのように下に置くことがほとんどだと思います。そういうものとテレビをつなぐ配線を壁の中に通すための配管をします。その費用がかかります。

●一度壁掛けにしたら壁掛けのまま
壁にコンセント類と金具をつけるので、テレビを外したらそれらが丸見えになります。金具を外したら壁にビス穴が開いてることになります。
この先何十年後にどんな生活になるのか想像もつかないですが、テレビってものを見る生活じゃなくなった時、どうなるのかなぁと思います。

●買い替えた時の配線の変更が手間がかかる
そのまま同じ配線なら問題ないと思いますが、何か配線仕様が変わってテレビと周辺機器を接続しなおすような時、壁の中に入れてある配管に線を通さなければいけません。それが手間ですね。

【取付金具をつけてほしいなら】

壁掛けテレビ用の金具はいろいろ売っていますが、取付が心配なら施工中にやってもらえるように工務店さんに事前に頼みましょう。現場で職人さんにいきなり「これつけてください」は言わないほうがいいです。職人さんはあくまでも決められた仕事を決められた金額で請け負っているので、それ以外の作業を工務店さんを飛ばしてお客様から言われると困ってしまいます。

見た目は断然かっこいい壁掛けテレビ。これからの暮らしの中でテレビを見る時間の優先順位が高いなら、選択したもいいのではないでしょうか。


家づくり迷う時のダメな決め方

家づくりで、間取りでも仕様決めでも迷って決められない、ということは誰でも経験することです。

一度決めたことでも、別の選択肢が良く見えて「やっぱり○○でお願いします」と言われることはよくあります。

迷うことは悪いことではありません。

一度決めたことを「本当にこれで大丈夫かな、後悔しないかな」と思うこともあるでしょう。

たぶん、何度も考えて迷って出した答えは、何を選んだにしても、後悔はないんじゃないかな、と思います。選んだ理由が自分の中にしっかりあれば。

後悔するとしたら安易にだした答えの場合です。

そして、これはやめたほうがいい、という決めた方があります。

自分の意見じゃないものに合わせて決めることです。

ネットで書いてあったから
家づくり経験者の友達に言われたから
親に言われたから

一度決めたことでも次の打合せで、上に書いたことを理由に「変えたいんですけど」とおっしゃる方はよくいます。

でもそれはたいてい、やっぱり元にもどります。自分の意見じゃないことに対しては納得してないことが多いからです。

そして住み始めてから「やっぱり別のにすればよかった」って後悔する可能性大です。

人に言われたことでもすんなり納得できていればいいですよ。そういう時は「〇〇が言ったからこうしたほうがいいかなって思うんですけど」なんて言い方はしませんよね。

人が言ったからこうする、ではなくて、自分がこうしたい、これがいい、と思うものであれば、住み始めてから「やっぱり・・・」って思ったとしても「まぁ自分で決めたんだし」で納得できますが、人の意見に合わせたものだと人のせいにしてしまって納得感がないのでは、とも思います。

はっきり言って、家づくりで後悔が一切ない、ということはないんじゃないかなと思っています。

やっぱりここはこうすればよかった、と思うことは住み始めてから必ずあるでしょう。

でも、自分でよく考えて決めた家ならそれだけで満足できるのではないでしょうか。

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