よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 11月 2020

あなたの得意は誰かの不得意

会社員の友達と話しをしていて、彼女はとても細かいところに気のつく人で痒いところに手の届くような仕事ぶりの人で。

その彼女が他の社員さんのことを、

「何度言ってもわからない」「やることがいい加減」「指示の仕方がおかしい」とか言うわけです。

まぁ言いたいことはわかるし、私もそう思うし。

その彼女に、

「会社の売り上げはどうなの?」

って聞いたら

「さあ、どうだったかな。聞いた気もするけど忘れた」

その言葉を社長や営業さんが聞いたら、おいおい・・・、って思うだろうね。

会社全体をみて日々大きなお金で動いている人からみたら、ファイルの揃え方や指示の文章とか、どうでもいい話でしょうね。

自分の得意は人の不得意、立場が違えば見えるものが違う。

だからこそ組織は成り立つし、チームは強くなるんですよね。

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経年美化という住まい方

家を建てるにしても買うにしても、住み始めた後のメンテナンスは必ず必要です。

たいていガス給湯器が最初に壊れますね、10年くらいで。これ壊れたら生活に支障をきたすので修理交換は必須です。

よく言われるのが外壁です。使っている材料によってかなり変わってきます。いずれにしても面積が広いのでいざ塗り替えや補修となると金額はかかります。

外壁補修や設備機器となると専門業者じゃないと無理ですが、ある程度のことは自分たちで手入れをしてほしいなぁと思います。

欧米では住宅の手入れを自分たちでやることは当たり前なので、欧米の塗料などは専門家じゃなくても扱える製品がほとんどです。そして、手をかけていくことが当たり前なので年数が経過していつ物件ほど価値が高くなります。なので中古物件の流通は日本とは比べ物にならないくらいに活発です。

(というか、日本が異常に新築依存なのですけど)

このへんは本当に、文化の違い、を感じます。

外壁に木を貼ったり、ウッドデッキにしたり、柱がそのまま見えていたりすると、どうしても数年で変色します。もちろん塗装はしていても。

それを放置して劣化するから、という理由で使うことを勧めない工務店もあります。そのかわりに使うのが木目の樹脂のもの。ようするにぱっと見の模様が木目なだけの偽物です。

そんなもの使うならそもそもそのデザインやめたほうがいい、と私は思います。

時間の経過とともに質が劣化するのはどんなものでも同じことです。家にかぎらず電化製品だって。

ただ、それ以上に味が出るというのが木や自然素材のよいところです。

長く使い続けて手をかけることによってさらに魅力を増す、という使いかたができます。キズやシミも味のひとつ。

愛着が増す、世界で唯一のものになる、経年美化。

ただ劣化させるか、美化させるか、そういう住み手の使い方は建物にはっきりと表れます。

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家の強度とデザイン、どっちが優先?

構造強度とデザインとどちらを優先しますか?

家を建てようと思ってる人でこの2択にすんなりこたえられる人はなかなかいません。

そもそも構造強度をおろそかにするってそんなことあるの?って思いますよね。

木造には木造の得意不得意があって、柱と柱の間隔があくような大空間は得意ではありません。2階建ての際、1階の柱が少ないところに2階の壁があるのも得意ではありません。

得意ではない=強度が弱くなる、と考えてください。

そういうことをおろそかにして見栄えの良い大空間や間取りをつくっている工務店や建築家や住宅会社はいます。

違法ではないし、今すぐ倒れる家というわけではありません。きっと。

この先何十年と人生を送る場として考えたとき、何千万という大金を払う買い物と考えたとき、その程度のことでいいのかどうか、よく考えて欲しいのです。

美しさやかっこよさは求めて当然です。豊かな空間はそれだけで人の心を豊かにします。

それと同じくらいに目に見えない構造強度にも気を配って欲しいのです。

構造強度が保たれてる範囲でのデザイン性を求めるべきです。

大空間が欲しいなら許容応力度計算は必須でしょう。それをめんどくさそうにいう工務店はやめたほうがいいです。

そこにかかる費用がもったいないと思うなら、大空間はやめましょう。

耐震等級3にすることに渋い顔するような会社はやめましょう。壁量計算だけではなく、耐震等級の計算も当たり前にしている会社を選びましょう。

見た目のかっこよさだけを求める家づくりはやめましょう。お金がもったいないです。

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