よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 10月 2020

暮らし系YouTuberってご存知ですか?

私さっき初めて知ったんですけど、暮らし系YouTuberって人がいるんですね。

丁寧な暮らし、ミニマリスト、田舎暮らし、そういう暮らしをしている人が実際の暮らしの様子を動画にしてYoutubeで発信しているようです。

ブログやインスタで暮らしを発信している人は今までもいました。かたづけブログとかセンスのいいインテリアをインスタで発信している人が有名になってそのうち本を出す、メディアに登場する、ってことありますよね。

それのYoutube版ってことですね。

Vlog=VideoBlog、っていう言葉も初めて知りました。

発信のしかたって本当に目まぐるしく変わっていきますねぇ。

今日知ったのはこの人

OKUDAIRA BASE

都内で4万円台のアパートに一人暮らしだそうで、食のこだわり、素朴でていねいな暮らし、ほんとに日常そのままを発信してる。

こちらの動画「弟が彼女を連れてきたのでおもてなし」は180万回!も視聴されてます。

もうね、暮らし方というより、見せ方がうまい。断然。それに尽きる。

いいちこのCMみたいな画像、アップとボケ味、明朝体の文字の入れ方、ちょっと暗めな彩度。

雑誌のリンネルとか天然生活っぽい雰囲気。

料理つくりながらカメラで撮るって大変じゃないかな、あちこちにカメラがセッティングしてある中で作業してるのかな。なんてことを考えてしまいますが。

ようするに、センスがいいんだなー、いろんなことに、きっと。

自分の好きなこととやることが一貫してるんだと思います。

今日テレビにこの奥平さんがインタビューに応えていて、
学生時代に学業とアルバイトのかけもちでストレスがたまっていた、会社員になってもっと追われる生活になったらもっとストレスがたまる、月15万あれば生活していける、その中で小さなことの幸せを積み重ねる、っていうようなことを話していました。

それを聞いて思ったのだけど。私は、マクロビオティック的な料理とか、こだわりの道具とか、工芸作家の器とか、家の手入れとか、そういうことは好きです。でも、のんびりした生活ばかりではきっと飽きると思っています。いや絶対飽きる、あくせく働きたくなる。

追われてストレスを感じるような日々の先にある達成感、みたいなことも決して嫌いじゃないんですよね。

そもそも1日中家にいるとか絶対ムリだし。

それにしても、Youtubeってみなさん見ますか?私はミュージシャンのMVとか音楽系YouTuberくらいしか見ないんですけど。
動画より活字で見たほうが断然早い、動画はまどろっこしくてイライラしてきちゃうんですよね。

 

 

 

あなたのお家は手入れしていますか

新築住宅の設計を生業としていながらこんなこと言うのもなんですが、

最近、新しくどんどん家をつくっていいのかな、って疑問に思います。

日本は、先進国のなかでも新築の割合がとても高く中古住宅の流通の割合が極端に低いです。

平成25年の資料ですが、日本は13.5%ほど、フランスは64%、イギリスは85.8%、アメリカは90.3%です。

『中古住宅流通促進・活用に関する研究会』

よく言われることですが、欧米は手を加えて長く使われている家ほど資産価値が高いとされています。家は自分たちで手入れをしながら住むもの、という文化があります。

壁の塗料も海外のものはほとんど素人がDIYできるようにつくられています。しかも、自然素材だったりします。日本だとそういう素材は素人では扱いにくいものであることが多いけれど。

空き家が余っているにも関わらず新築をつくり続ける、しかも70歳くらいまで払い続けるローンを組んで。

新築を望んでいる人が多いからいいじゃないか、というけれど、質のいい中古という選択肢が示されないから新築に流れているだけのように思います。

不動産屋さんいわく、不動産屋さんの売り上げは物件価格に連動するので、新築だろうが中古だろうが仕事の労力は同じなのに売り上げが少ない中古住宅は、事業として厳しい、だそうです。

リフォームしてきれいに住み続けても中古住宅として市場に出た時には、そのことは評価されないんですよね、今の日本は。

リフォームの現場で築30年くらいの家を見ると、その状態の違いに驚きます。とてもきれいに住み続けてしっかりした家もあれば、ところどころ床がふわふわしていたり劣化が目立つ家もあります。

大事にされている家は必ずわかります。

使わなければどんどん傷みます。

活かせば資産、ほかっておくと負債。

メンテナンスフリーを要望する人はよくいますが、住む限りメンテナンスフリーはありえませんよ。なんだって一緒です。ていねいに扱えば寿命は延びて経年美化されていきます。

量産することで回る経済ではなく、質のいいものを長く活かすことで回る経済にならないものかと思います。

【建築士による家づくりセカンドオピニオンをやっています】
工務店との契約前、契約後、いずれもOK。私、佐藤百世に設計を依頼しなくてもOK。
工務店チェックリスト差し上げます。
効果的な質問の方法を教えます。
提案された間取りについて本当にこれでいいのか、2社までしぼったけどどう決めたらいいのか、間取りはいいけどデザインがイマイチでどう要望をつたえたらいいのか、などなど。
対面またはZOOMで。対面の場合は岡崎市周辺で。
1回のご相談2時間以内 5,000円(税込)
右上のお問合せから、お気軽にどうぞ。

仕事のミスはなぜ起きるのか

仕事をしていればミスはおきる。

とはいうものの、やっぱりミスは嫌です。精神的にも物理的にも負担がきます。

下手すればお客様にも迷惑がかかる。

そしてやっぱり、信用を失う。これがやっぱり一番怖いです。

ミスをした=即信用を失う、ではないとは思いますが、少なからず評価は落ちますよね。

でも起きちゃったことはしょうがない。そこからどうするか。

考えることは2つ。

起きたミスをどう取り戻すか、次に同じミスをしないためにどう改善するか。

ここをあやふやにしているとそれこそ信用を失います。

家づくりは一つ一つの現場が世界に一つのことなので、想定しないことも起こります。ほんとに、よくもまぁ次々いろいろ起こるなぁ、と思うほど。何年やっても起こります。

たいていは、あとほんのちょっと気を付けていれば、あの時確認していれば、っていうわずかなことだったりします。

チェック体制を整えること。会社でも一人一人でも、同じです。

思い込みで進めたり、たぶんこうだろう、は本当にキケン。

反省と自戒をこめて。

PAGE TOP