よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 3月 2019

あなたにとってお金とは

物とお金。どちらも共通してることがある。

それは、持ってることに意味はないってこと。

バブル世代以上の年齢の人たちは、物を持ってることがステイタスだった。貧乏=物がない、だった。

一周まわって、生まれた時から物が選べる人生を歩んでいる若い世代は物欲が少ない。

この2つの世代にとって、物を所有する、って感覚はまるで違うと思う。

たぶんお金も。

今は、いくら持ってるかとか、何を持ってるかとか、そういうことに大きな価値を見出さず、

何をするか、誰とするか、っていう体験や感情のほうが優先になってきている。

どっちがいいとかわるいとかじゃなく、そういう時代なのだということ。

もう発想が根本的に違う気がする、物の見方の。

お金を貯める、ってこともあまり意味がなくなる気がする。

従来型の生き方は、しんどくなるかもね。悪いわけじゃないけど。

どうせ生きてるんだったら今の時代にうまくのったほうが、自分を活かせて楽だとおもうなぁ。

というわけで、どっちでもいい物を所有してることには何の意味もない。

物もお金も、自分が活きるように使ってこそ価値があるよね。

のこりわずかです!

まちゼミ『心もおうちもスッキリ!かたづく暮らしのコツ」
3月12日 10:00~11:30 残席1名
3月26日 13:30~15:00 残席1名
岡崎市りぶら 101会議室
参加費無料

 

 

 

 

家づくりのよりよい提案を欲しいなら絶対やってはいけないこと

注文住宅をつくるために、依頼先を決めるまでの過程で何社かにプランをつくってもらうための打合せをすると思います。

まだどこで建てるかわからない段階、いくらになるのかもわからな段階です。

この段階で、この先信頼関係が築けそうかジャッジするわけです。

けっこう重要な期間です。

ところが、なかなか本心を話したがらないお客様も時々いらっしゃいます。

手の内をみせると高くふっかけられると思っているのか、断るときに気まずくなると思っているのか、何かかけひきでもしてるつもりなのか、わかりませんが。

はっきりいってなんの得にもなりません、そんなかけひきは。

要望があるなら要望を、優先したいことなら優先したいこと、わからないならわからないということ、知りたいことなら知りたいことを、きちんと言っていただきたいのです。

そんなことは言わなくてもくみとってよ、と思っているかもしれませんが。

多少は心理戦のところもありますが、お客様自身がわかっている要望や優先事項をだまっていることにはメリットはないですよ。

2,3の要望を言っただけで最高の家のプランを見せてもらえる、と思っている人もたまにいますが。

魔法使いじゃありませんから、設計士は。

多くのコミュニケーションを経てお客様の人となりを理解して、この人ならこういうプランだな、という予測ができてプランをつくります。

そのコミュニケーションの段階で出し渋るようなことをされると、こちらとしてはどんな提案を求められているのかもわかりません。

それはお客様にとっても損なはずです。

せっかくいい提案がうけられるかもしれないのに。

いい家がほしければ、相手から最大限にいい提案をしてもらうことです。相手の能力を最大限に利用すればいいのです。

正式にどこに依頼するか決めてから話せばいい、って思ってるかもしれませんが、それじゃ遅いんですよ。

なぜなら、依頼先をどこにするかで家づくりが成功するかどうかは決まります。

決める前段階で中途半端なコミュニケーションしかできなかったら、正しい判断ができますか?

何が優先なのか、どうしても譲れないポイントはどこか、何が気になるのか、不安なところはどこか、

包み隠さず話した方が、いい家づくりへのゴールは早くて確実です。

 

のこりわずかです!

まちゼミ『心もおうちもスッキリ!かたづく暮らしのコツ」
3月12日 10:00~11:30 残席1名
3月26日 13:30~15:00 残席1名
岡崎市りぶら 101会議室
参加費無料

かっこいいデザインにすれば売れるのか?

『デザインを社長の右腕に』

デザインを活用して中小事業者の事業拡大の支援をするという「オカザキデザイングッド」

今日はそのプロジェクトマネジメント塾の最終回、今までの報告会に加えてセミナーもありました。

デザインを新しくして停滞しているものづくり事業をテコ入れしたい、という事業は多いけれど、実際に上手くいっているのはそうはないのでは。

今日のセミナーはデザイナーと事業者の二人三脚で新しくブランド展開をしている、富山県高岡市の地場産業の瀬尾製作所の瀬尾社長のお話がありました。

瀬尾製作所

この会社知ってました、というか、かっこよくデザインされたこれを何度もネットで見ていて、設計する家で使いたいと思っていました。まだ実際に使ったことはないけれど。自分の事務所をつくるときは使いたいなー。

まさかこんなふうにこの製品が生まれる過程のお話が聞けるとは。

濃い話がいっぱいでした。肝に銘じようと思うような言葉がいっぱい。

いい仕事は、濃い出会いと濃いコミュニケーションと濃い時間が生み出すのかも。

印象に残ったをい話しをいくつかご紹介。

・デザイナーは売れるものをつくってくれる魔法使いではない
・今何をつくるべきかは事業者自ら責任を持って自分で決めるべき
・互いの長所をもちより短所を打ち消すパートナー
・何をつくるかより、何で役に立ちたいか
・ただきれいにまとめるだけではなく、顧客課題の解決に向ける
・自分たちがどのように考えどのように役立ちたいか顧客に伝えることは、製品をつくることと同じくらい労力をかける価値がある

瀬尾製作所さんがつくっている仏具や雨樋は、市場規模自体がどんどん縮小しているはず。その中でも、デザインに取り組みだした2009年にくらべると今は売上高は2倍くらいにのびているそう。

デザインって、もってる長所を最大限に生かすためのツールなのかも。あくまでも、事業者がミッションとビジョンを語ることが前提で初めてデザインが成り立つ。

 

かっこいいカタチをつくりたがるデザイナーは多いけれど、事業者とコミュニケーションをとって事業展開まで一緒に考えることができるデザイナーは少ない、って話があって。

だったら、カタチを考える「デザイナー」とは別に、事業者の戦略を聞き出す「ディレクター」的な人がいてもいいんじゃないかと思った。そして私はそれをやりたい。工芸の世界で。

 

 

 

 

のこりわずかです!

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