よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 7月 2017

人との距離の取り方に困ってる人へ

あなたの周りの人が疲れているように見えたり、機嫌が悪そうに見えたら、あなたはどう対応しますか?

①「疲れてる?」「機嫌悪い?」ってストレートに聞く人。

②「ごめんね、私のせいだよね」って言う人。

③「大丈夫?なんかあった?」って聞く人。

④ほかっておく人。

いろいろ対応はあるかと思います。

ここからはあくまでも私の見解だけど。

①は、相手の疲れや機嫌の悪さを増すからやめたほうがいいです。そうやって聞かれて「あ、疲れが出ちゃってんだ・・・」「機嫌の悪さが伝わっちゃった・・・」って思うこと自体がもうすでにストレス増すんです。落ち込むんです。

それに、「ううん、大丈夫、疲れてないよ」って疲れてる時に返事するのってしんどくないですか?

疲れてる、機嫌悪い、怒ってる、落ち込んでる、そういうネガティブな言葉を人から言われて元気になれるとは思えないんですけど、私は。なんでわざわざそんなことをきくんだろ、って思います。

 

②は、①よりたちが悪い。あなたのことだけでその人は生きてるわけじゃない。思い上がりも甚だしい。いろんな要素があって「今」の状態はできてるんだから、もし万が一あなたのことが何かの要因だとしても、相手の機嫌や状態をつくってる原因はその本人にあるのだから。

 

③は相手に選択肢が増えるので聞かれても返事しやすいと思う。そもそも、そういうよくない状態の時、声かけて欲しい人とほかっておいて欲しい人と2タイプあると思うんです。「大丈夫?」って聞かれたとき、声かけて欲しい人なら「これこれこうでね」って話すだろうし、ほかっておいてほしければ「なんでもない」で終わらせることができるし。

③のいいところは、その本人に決定権があるところ。①や②は頭から前提をつきつけられてるようで腹が立つ(笑)

 

④は賛否両論あるかと思いますが、私はこうして欲しい派です。上で書いたように、2タイプありますよね、人に話したい派と自分でなんとかしたい派と。

私は思いっきり後者なんで、機嫌の良し悪しに関して他の人にどうとか言われること自体が、そりゃもうストレス。人に話したい、人と一緒にいたい、って思うことがない限り基本的に一人でいることが大前提で生きています。みんなから離れてるから輪の中に入ってこないから、といって「どうした?」ってなること自体が私には理解不能なのです。ま、多分こういう人の方が少数なんでしょうけど。

周りの人に疲れや機嫌の悪さを見せること自体が人として未熟だ!っていうんでしょうけど。はい、その通りです。未熟なので機嫌の悪さや疲れを隠せません。弱さを自分だけで押しとどめていられるほどの余裕もありません。そういうときでも人と接しなければいけない時もあるんです。

自分が人と一緒にいたいのか、話したいのか、なぐさめて欲しいのか、元気つけてほしいのか、その決定権は当の本人にある。その人が「そうしたい」っていうサインを出したときに「それでOK」っていう見守ってる感を与えてることが一番ありがたいと私は思う。

いつも「どうした?どうしたい?」って暑苦しく関わるのでもなく、いつもほかりっぱなしで相手を尊重するとかいって無関心になるのではなく、「あなたのことは見ているよ、どうしたいか言ってね」っていう心づもりが安心感と信頼になって、疲れたり機嫌の悪い心を解きほぐしてくれるのです。

 

 

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無駄なトラブルを回避するためにとる方法は

トラブルの多くは関係する人たちの知識不足、説明不足、そして、配慮不足であることが多いと思います。

最初から悪意がある(=わかっていて嘘をつくとかごまかすとか言わないとか)ことをのぞけば、誰かが一方的に100%悪い、ということはそうはないはずです。

知識のある人は、知識のない人が何がわからないかがわからないから何をどう説明したらいいのかわからない。

知識のない人は、何がわからないのかがわからないから何を尋ねたらいいのかわからない。

業界の常識は世間の非常識、とよく言われるように。

だからといって、専門家に対してすべての説明責任を問うのも違うと思うのです。どこまで説明すればいいのかキリがないし、専門家だからこそ任せる部分があって当然だと思うから。

素人だから、客だから、なんにも知らなくて当然、プロなんだから説明してよ、っていうのも無責任な幼稚な素人のすること。大人なんだから社会的に知識は蓄えようよってこともあります。検索だの書籍だの相談窓口だの、調べようと思えば調べられるところはいくらでもあるんだから。

お互いの意識のずれからくるような、言った言わないとか予期せぬ事態とか、思わぬ問題が生じたとき、それがトラブルになるかならないかは互いの信頼関係によるんじゃないでしょうか。

そしてその信頼関係をつくるのは互いの配慮じゃないかと。

素人であるお客様に対してプロとしての知識と経験を惜しみなく出すという誠意、依頼する専門家に対して自分たちのために尽力してくれるという感謝。

金を払うから立場が強い、知識があるから立場が強い、なんていう上下関係を考えた時点で信頼関係はできないし、そんな構図は誰にとっても得にならないし上手くいくものも上手くいかなくなるからもったいないですよ。

 

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家をみればわかるそこに住む人の〇〇

今あなたがいる家、「木」でできているものがどれだけあると思いますか?

床とかドアとかドアの枠とか棚板とか家具とか。

40,50年前の家ならほとんどが本物の木でしょうけど、マンションとか賃貸とか最近の建売とか特にこだわった素材を選んだ家じゃなければ、木に見える木じゃないものであることがほとんどです。

なぜ本物じゃない木が多くなったかというと。

ニセモノの工業製品のほうが安くて扱いやすい、ということも大きいですが。

木は生きています。湿度の変化で縮んだり伸びたりします。割れることもあります。水を吸います、シミになります。

だから、扱い方を知っていないといけません。そして、そういう経年変化を「そういうもの」として受け入れて暮らすことが必要です。

そういう暮らしを今の人たちは受け入れない、だから本物の木を使うと嫌がられるんです。

でも、模様や色は雰囲気は木がいいって言うんですよね。

傷がつきやすい、伸縮する、手入れが必要、っていう暮らしはほんの数十年前は当たり前だったことを、今家を建てる世代の人たちは知らない人が多い。だから、そういうことを教えることも必要で、あえて伸縮したり床鳴りしたり隙ができた部分をそのままにしておく、っていうモデルハウスがありました。

経年変化、っていうものは何にでもあるんですよ。メンテナンスフリーなものなんてこの世に存在しないと思います。

家は、住む人の扱いかたで20年後30年後の質が変わります。外から見てもわかります。この家の住人の品格が。

 

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