よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 3月 2017

住まいの家事動線をおろそかにした家に住みたいですか

以前ある工務店のかたと話していてこんなことを言われました。その工務店は高品質をうたった家づくりをしています。

「家事動線って、そんなに大事なの?」

私が最初に勤めた設計事務所の所長にもこんなこと言ってました。20年くらい前のことですが。

「奥さんたちってすぐ布団干すところが、とか、洗濯干すところが、っていうよなぁ」

男だから家事しないから家のことがわからない、とは言いませんが。

この人たちに「住みやすい家」がつくれるんだろうか。

女だから男だからっていうわけではなく、家事をすることを体感としてわかってないと家の中の動きはわからないのかも。

家事は、どのくらいするか、好きか嫌いか、どういう手順でどの時間にするか、個人差が大きいところですが、生きているうちはほぼ必要なこと。お手伝いさんがやってくれるおうちなら別ですが。

一日のうちの数分や数手間を短縮することで心の余裕がうまれて余計なストレスがなくなります。

毎日のことだし料理や洗濯など手数が様々あることだし個人の好みの違いもあるので、人まかせにせず吟味して決めたいところです。

苦手なことはできるだけ手間がかからないようにしたり気分が上がるようにしたり、後回しにしがちなことは手っ取り早くできるようにしたり、工夫次第で苦手意識は軽減できます。

得意なこと好きなことも、より楽しくできるようにすると住まいに満足度はぐっと上がります。

うちの実家はキッチンがやたら広くて冷蔵庫や食器棚が遠い・・・。いちいち数歩あるかないといけない。これが面倒、疲れる。帰る度に使いにくいなーって思います。

大勢で大量につくる家ならいいかもしれませんが、家族のごはんを主婦がつくるのにここまで広くなくていいのに。

デザイン住宅だろうが自然素材だろうがモダンだろうが高断熱高気密だろうが、生きていくのに必要な家事のことをおろそかに考えるとこの先何十年と余分な動きをして過ごすことになります。

 

 

4月16日 かさこ熟フェスタで「住まいとかたづけの相談」で出展します。

ハウジングコーチのプチ体験もできますよ。

 

↓↓↓ みなさまの応援クリックが励みです!!!wink

にほんブログ村 住まいブログ 女性建築士へ

年収500万でも高品質な家が手に入るコツ

こだわって物を選ぶ=お金がかかる、っていうイメージがありますよね。

素材を選んで、デザインに時間かけて、つくりを丁寧にして、っていう物づくりは時間と労力の希少価値で金額は高くなります。

家づくりもそうです。

大量生産の工業品ではない素材を選ぶと高くなる、職人の手間がかかるつくりは高くなる、時間をかけて考えたものは高くなる。

じっくり考えて素材を選んで丁寧につくった家は高くなる。

そうなると、サラリーマンの平均年収程度では「こだわった家」が手に入らなくなる。

っていうか、今もほぼそうかもしれない。

なんだかなー、そんなんでいいのかな。

お金持ちしか品質のいい家が手に入らないなんて、そんな世の中でいいのか、って思う。

自然素材つかってます、とか、断熱にこだわってます、とか、そういう家づくりしてる創り手のなかには、坪単価70万以上でターゲットは年収800万以上の世帯だからそれ以下の世帯は相手にしないというところもあります。

ビジネス的にはそれは正しいビジネスモデルかもしれないけど、本当に「いい家づくりをしたい。お客様にいい家を提供したい」って思うなら、サラリーマンの一般庶民が手に届くような家づくりしないといけないんじゃないかと思う。

いい素材やいい工法を活かした庶民が手に届く家づくり。

できるわけねーじゃねーか、って工務店のおやじたちからバカにされそうだけど。

そういう工務店のおやじたちの知識と技術がこのままでは活かされずに消えてっちゃうのも、もったいなさすぎる。

打開できる道はあると思うんだけどなー。

フランチャイズのシステムで材料を大量供給することで価格を抑えるっていう方法もありますね。

一番大事なのは、家づくりのどの部分にどのような高品質を求めるか、ということを施主自信が理解することです。

「高品質」の考え方もいろいろあるのでA社の高品質がB社にいったら「あんなやりかたアカン」「あんなものは良くない」っていうことはいくらでもあるのです。

自分たちで判断して最適な取捨選択をすること。

これが一番のコツです。

 

 

 

 

4月16日 かさこ熟フェスタで「住まいとかたづけの相談」で出展します。

ハウジングコーチのプチ体験もできますよ。

 

↓↓↓ みなさまの応援クリックが励みです!!!wink

にほんブログ村 住まいブログ 女性建築士へ

男性のみなさま。「妻へのプレゼントにハウジングコーチ」っていうかっこいい人になりませんか

先日、かさこ塾生仲間のコジロウさん一家がハウジングコーチのセッションを受けに弥富から来てくださいました。

弥富から私のところの岡崎までは高速使って車で1時間くらい。決して近くはありません。家づくりという事業のエリアも全然接点ない地域です。

それだけの時間と労力をかけて来てくださるなんて本当に嬉しい!感謝です。

さらに!こんな素敵な感想を書いてくださいました。

これ、昨日昼ご飯でうどん食べながら読んでて、感動して泣けてきました。

こんな風に思って受けてくださったんですね。奥さんへの愛を感じます。

私が「ハウジングコーチってね、こういう効果があってこうだから必要なの・・・」ってつらつら説明していることが、ここにはコンパクトにとてもわかりやすく書いてある!そうです!こういうことです!

自分たちで考えているだけでは限界がある、そこにコーチングという技法できちんと自分と向き合う時間をとることで今まで気づかなかった自分たちの価値観に気づくことができる。

それは、自分で自分に「あ、私はこれでいいんだ」ってOKサインをだすことができます。

自分が一番自分らしく居られる場所、ここにいれば大丈夫と思える場所、そんな家づくりを実感できる。

新しい家、に価値を求めるだけではなくて、家づくりという時間も大切にできる、だからこを出来上がった家がかけがえのない場所になる。

世界中の人がこんなふうに家づくりをしてくれたら世の中はもっと幸せになる!

そんな機会をこれからもたくさんの人に届けたいです。

 

私が提供するハウジングコーチのメニューは私が設計する家じゃなくても受けることができます。依頼先で迷っている、というかたには間取り診断も含めてセッションさせていただきます。遠方の方はスカイプでもOKです。全国対応可能です。

 

4月16日 かさこ熟フェスタで「住まいとかたづけの相談」で出展します。

ハウジングコーチのプチ体験もできますよ。

 

↓↓↓ みなさまの応援クリックが励みです!!!wink

にほんブログ村 住まいブログ 女性建築士へ

PAGE TOP