よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 12月 2016

人をうらやましく感じたときにどうするか

SNSで楽しそうな投稿みていいなーって羨んだり、人の強気な発言を聞いて自分の意見がゆらいだり、世間の反応が気になって自分の言いたいことが言えなかったり、素敵にキラキラした物に憧れてついつい買ってしまったり、よさそうなこと言ってる宣伝文句につられてなんちゃらセミナーに参加したり。

誰もが情報発信をできる今、「よさそうに見える」事や人や物があふれてる。吐いて捨てるほどに。

まーーーーったく気にならないというメンタルマッチョな人はいいとして。

なんだかチクチク心が気なる、っていう人はいるのではないでしょうか。

私もそうです。軸がしっかりしてるよね、とか、ブレないよね、って言われることもありますが。SNS見ててチクチクすることはあります。

他を見て「自分はどうなの?」っていちいち比べるからです。

人が集まって楽しそうにしてる写真みて「私は人と集まることしてない・・・」

セミナーが満席っていう投稿みて「私はなかなか満席にできない・・・」

家族でラブラブな投稿をみて「私は一人だし・・・」

できないことに焦点をあてるからいけない、て言う人もいますが、私はそうは思いません。できないことを見ることしなければこの先の進歩がないと思うから。対処方法を知ることもできないから。「リフレーミング」っていう理論もありますが、それも根本解決にはならないですね。

チクチクの原因を探る。

これしかないかな、って思います。結局たどりつことはいつもこれ。自分を探る。

セルフコーチングでもいいし、人に話すことでもいいし。とにかく、自分が何に感じて、どう感じて、どうだったらいいのか、何が自分にとっていいのか、どんな状態だったらいいのか、望む世界はなんなのか、自分の中に答えを探る。

そうすると、見つかるのが自分のものさし。

そして、チクチクするときってのはその自分のものさしに従って生きてない時なんだなー、ってことに最近気づいた。

だから、人のものさしがやたら目につく。よさそうに見える。

自分の居場所を見失ってる。

私には理想とするイメージがあって。

やじろべえ。くるくる動いて不安定にみえるけど一点で動かない。いろんなところに反応するしどこにでも対峙するけど、必ず軸は自分にとどまる。

そうありたい、って思う。だからそのためにはいつも「自分の好きなもの・こと」を収集する。プラス、発信する。

そうすると、自分のものさしがだんだん明確になってブレたりしたときも元に戻すことが容易になる。

それともうひとつ。

うらやましく見えたことはやってみる。行ってみる。会ってみる。

で、自分で受け入れられれば続行すればいいし、合わなかったらただの「隣の芝生が青く見えた」ってだけのこと。

私も、うらやましく見えた世界に入ってみようとしました。でも、そうならなかった(笑)

別のことにより一層喜びを感じて。やっぱり私はそうなのだと納得しました。

自分の世界で生きていく、っていうよりは、どの世界に行っても自分のものさしで対応できる、っていうイメージかなー。今の理想は。

 

◎1月後半でかたづけ講座やります。詳細は近日中に発表します。

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物と一緒に過去への執着は捨てたほうがいい

捨てられない物、使わないけど大事にしまってある物、ありませんか?

物と向き合うと意外と過去にとらわれてるなー、って気づくことがあります。

私は元々子供の頃からかたづけができる子ではあったけど特に好きだと思ったこともないので、まさか今みたいに仕事にしようとも思ってませんでした。

ところが、「かたづけって結構深いかも!」と気づいた時があって、それ以来かな、人に教えたいって思ったのは。

なかなか捨てられない物がありました。なにかというと、一級建築士の試験勉強の教材です。

3年かかりました、受験を始めて合格するまで。受験のための学校に行ってたのですが、私は建築学科を出てないので構造力学なんて初めて勉強したし、へぇーーーー、っと思うことがいっぱいで、ただでさえ休みの少ない会社で休みの日は学校行って、平日も普通に残業して帰ってきてすぐ勉強してまぶたがくっつきそうになるまで勉強して倒れるようにベッドに入る、試験前には夜12時ちかくまで学校に集まって勉強して、そんな日々、半年で4キロ痩せたし。

あんなに集中力が高まって脳が働きまくることは人生で二度とないでしょう。

試験終わってからクラスメイトたちと「これから何があっても乗り越えられるよね」って冗談いったものです。

ラクではなかったけど「楽しかった」と自信をもって言える日々。

勉強した証である教材やノートの束。「お守り」のようなものだな、って思ってました。

3,4年、とっておいたかな。捨てる気なんて全然なくって。

ところがある時「これもういらんな」って、スイッチが切り替わったかのように思った瞬間がありました。

起業を考えだした頃でした。

囚われてましたね、過去のがんばった自分に。

過去の成功体験は過去であって今の成功にはならない。

それはそれで、もう終わったこと。消えてなくなるわけではなく次は次の道を行かないと。

物には人の執着があらわれる。

大事だと思い込んで「いい思い出」のつもりかもしれないけど、そこから未来に進んでないだけかもしれないですよ。

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こだわらない、というこだわり

注文住宅ってこだわりの人のためのものって思ってる人多いようですが、そうではありません。

ハウジングコーチのセッションでは「物を選ぶ時の基準は」なんていうことも聞きますが、時々いらっしゃるのが

普通なもの、とか、目立たないもの、とか、こだわらないことを主張する人がいます。

それこそがこだわりなわけですよ。

派手な物を選ばない理由、普通な物を見て普通だと感じるポイント、それを知りたいんですよね。

そこに、あなたが生きていくなかでの価値観があるから。

そもそも、人がそれぞれ「普通」って感じるポイントは違うわけだし。隣の普通はあなたの家の普通とは確実に違うし。

お金をかけて、凝ったデザインにして、人目をひくものをつくることが注文住宅の目的じゃありません。

世界でただ一つの場所にただ一つの家族の暮らしに一番ふさわしい住まいという土台をつくる。

注文住宅なんて我が家にはもったいないわー、って最初から眼中にない人がいますが、

ほんとーーーーーーーーに、もったいない。

そこで中身がよくわからないまま安易に建売買ったりしたら、高いお金かけてまで人生あきらめることになるかもしれません。

そういう家づくりで損する人をなんとしても減らしたい。

つくるだけじゃなくて、家づくりのことを多くの人に啓蒙することも建築士の責任だと思う。

っていうか、それをしてこなかったツケが日本の住宅の性能の悪さにあらわれてるんだよね。

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