よつば暮らしデザイン室

ブログ

Monthly Archives: 9月 2016

つまらない人って思ってるのは自分だけ

おもしろい人をうらやましく思うことがあります。

ブログ記事が面白くってアクセス数がふえてる人、スピーチでセンスある笑いをとれる人、何か個性があって人を惹きつける人がとにかくうらやましい。

私は存在感なくって人の印象に残ることがないので、二度目に会うとき「どうせ私のことおぼえてないだろうな」って思うときがあります。町でちょっとだけ知り合いって人をみかけてもこちらから声かけることはほとんどない。だって、この人だれだっけって思われるのがくやしいから。

っていうことが数年前までありました。

まぁ、いまでもちょっとは思うけどね。

存在感うすいこととか地味なことはもう十分わかってるので、無理に何かをがんばって人の印象に残るようにしようとか必死になることももうやめました。

おもしろい文章もかけないし、おもしろいコメントも残せないし、会ったことないFB上の友達と気軽にからむこともできないし、おしゃれでもないし、センスがいいわけでもないし、特にマニアックな趣味を持ってるわけでもないし。

それでも、私は私で自分の世界を持っている。

かさこ塾にいくようになって、個性豊かな塾生たちがいて、FB上で名が知られる塾生もいる。自然と注目浴びる人っていうのはどこの世界にもいるもんだなー、って思う。

そんなかさこ塾の懇親会いくと、みんなそれぞれ自由で、初めましての人もFBだけで知ってる人も塾の同期も他の地域の人も、かさこさんも。マイペース、いい意味で。

目立つとか地味とか、どうってことないな、って思えてくる。普段やってること、考えてること、言ってること、ただそれがあるだけ。それは他の人とは確実に違う、誰でも。

超がつくほどの個性じゃなきゃ個性じゃないなんてことはない。

何を考えて何をやっているのか、それは確実にその人の個性で、隣の人にとっては知らない世界で、それが共有できたらまた違う世界ができるかも。

そんな刺激が面白いから、違う世界の人に会うのは面白い。

 

★名古屋かさこ塾フェスタ 11月26日 土曜 @雲竜フレックスビル西館5階

出店しまーす。

★スッキリ暮らすおかたづけセミナー 実践編 10月19日 水曜 10時~12時

 @岡崎市天白町 よつば暮らしデザイン室  参加費2000円

自分の日常を守るという当たり前なことができないことがある

国の政策である原発立地の計画を住民の力で断念させた町が全国に34か所もあるって知っていましたか?

私は全然知りませんでした。

かさこさんが監督をした映画「シロウオ 原発立地を断念させた町」を見て初めて知りました。

この映画はそんな反対運動をした住民へのインタビューです。

ごくごく当たり前に漁や農業をしている人たちがそんな当たり前の日常を続けるための原発反対運動。

豊かな恵みを与えてくれる海や土地で漁や農業を続けていくための原発反対運動。

その反対運動がどれほどきついものだったか、最後のほうに出てきたおじさんのインタビューが印象的でした。

「忘れたいんです。誰でもつらいことは忘れたいでしょ。」

反対運動のためにあちこち走り回るガソリン代が何万もかかり、人に会うために仕事そっちのけで出掛けて、父親からも怒られ。

当たり前に自分たちの日常を送ることを守るために、つらい思いをしないといけないなんて。そうまでして建設を推し進める原発って、人を幸せにするんだろうか。

原発ができれば働き口ができる、働く人たちが増えれば商売が潤う。そんな話しは原発をつくることより他の政策を考えればいいだけじゃないのか?

今だけでなく未来の暮らしを犠牲にしてまで建てる原発。原発のない愛知ではそれほど緊急的に危険を感じることはないのだけど、目に見えない放射能の影響はやっぱりこわい。

原発に頼らなければならない生き方でなく、誰もが自分が信じる道で生きていける世の中であってほしい。

 

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あなたが欲しいイメージってちゃんと伝えられますか

今日の相談者Aさん。現在家づくり計画中。(私が設計してるわけではありません)

間取りは決まってきて外観を考えてるけど、建築会社から提案されるデザインがいいと思えない、でも、どうしたらいいかわからない。というご相談。

「どういうデザインがいいですか」

という質問に相手が理解できるほどに説明できたら相当のこだわり派ですね。

まぁ、そこまではいかなくても「好み」は誰にでもあるものです。

ところが、この「好み」でさえ言えない人、というか「自分の好みがない」という人は実は多いです。

ないんじゃなくて、気づいてないだけなんだけどね。

この相談者さんも、なんとなくアジアンリゾートかなぁって言ってましたが、話をききながら絞り込んでいくとアジアンリゾートである必要はなく、「都会の中で自然を感じるようなテラスのカフェ」っていうイメージ。言葉にするとホントにわかりづらいんだけど・・・。

というより「友達に自慢できるような家じゃないと注文住宅にする意味がない」っていう言葉が出てきました。

これがけっこう彼女の本音のような気がしますねー。

伝え方のコツとして、家に限らず洋服や髪型でもそうだと思いますが、「これが欲しい」っていうよりそれを手に入れた後にどうなりたいか、どう見られたいか、どう言われたいか、を言ったほうが欲しい物にストライクでたどり着く可能性が高いです。

目的を伝えて後は提案をたくさん引出す。逆に、提案がたくさんでてこないところはあなたと意志の疎通が難しいかもしれません。

それが「イメージと違う」を防ぐことになります。

 

最近思うのは、今の20代くらいの人たちって生まれたころから自分の身の周りに素敵な物であふれてて基本的にセンスがいい。特に洋服好きとかインテリア好きじゃなくてもセンスいい世界がそこら中にある。自分で「これが欲しい!」って望まなくても普通にあるのよね。逆に素敵なことが当たり前みたいな。

だからといってこだわりがあるわけじゃないから何が好きか言えない、でもセンスのよさを求めてくる。こういうときこそハウジングコーチが役に立つ。

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