よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 家づくり・ハウジングコーチ

「ハウジングコーチで家づくり」住んでみたら・・・。

7月末にお引渡ししたK様邸。

1か月ほど経ってこんな感想をいただきました。

= = = = = = = = = = = = = = =

この度は遠いところを何度も足を運んでいただき、ありがとうございました!ももさんに出会えたことで、満足のいくお家造りが出来ました。


間取りも何度も考えていただいて、、、、ありがとうございました!じっくりと向き合った結果、家事がすこぶる楽になって、自分の時間が増えました。なかなか今までは、ひょっとしたら初めて自分の為の時間ができているので、私はこれからですね。


あと、トイレにこもることがなくなりました!(笑)不思議なような、納得なような、、、?


今後ともよろしくお願い致します?

= = = = = = = = = = = = = = =

K様をコーチングした時ご夫婦ともに出てきたキーワードは「一人」でした。

でもその目的は全然ちがいました。

奥様にとっては「じゃまされないこと」。そのため「トイレにこもることが多い。トイレは一人でいられる唯一の場所」

小さいお子さんのいるK様、何をしていても子供さんがついてくる、見てないといけない、いつもだれかに見られてる感覚、トイレにいれば一人でいられる。

それを踏まえて、トイレはこだわって居心地のいい空間にしないとね、と言っていたのでした。それが、「トイレにこもらなくなった」

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こうなったのは理由があると思ってます。

じゃまされないことがテーマですから「じゃまされない」家事動線に徹底的にこだわりました。玄関から土間を通ってキッチン、キッチンからすぐ廊下、脱衣室の洗濯機から洗濯室をとおってすぐベランダに干してとりこんだらすぐにクローゼットにしまうことができる。「じゃまされない」家事ができて時間と気持ちにゆとりができてトイレにこもる必要がなくなった、そう思います。

ご主人の「一人」は「次にいくための考える時間」でした。子供の頃から廊下の隅のちょっとくらいところで遊んでることが好きだったそうで、今回でも家の中の一番隅に仕事部屋を設けました。そして部屋の中はほのかに暗くなる壁の色。

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どんな間取りがいいですか?と考えたとき「一人になる時間がほしいです」という答えは出るかもしれません。でも、それだけではじゃまされない家事動線から得られる一人の落ち着いた時間にはならないし、家に隅っこのほの暗い部屋で一人で考える時間にはなりません。コーチングで感情を引出したからこそ、これからの住まいで得たいご自身の姿が見えてそれを叶える間取りが何かがわかったのです。

ハウジングコーチの家づくりは『なりたい自分になれる家』なんだな、って改めて想った今回の家づくりでした。

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無理だと思っていたのに家ができちゃった

ハウジングコーチで家づくりのK様邸が竣工いたしました。

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「できちゃったね~」

ほんとに、できちゃいました。なぜそう思うかというと、最初にK様が私に会いに来たときは「かたづけ」の相談でハウジングコーチのセッションを受けられたんです。

写真 (23)

その時は「おうちが好きになれない。かたづけられない」って思っていたんですね。セッションで当時のおうちを買った時の想いだとかいろいろ出てきて、私には当時のご自身それを今でも隠してるご自身を受け入れたように見えました。セッション後にはおうちの壁を塗りだしたり(笑)、お家を好きになろう!っていう前向きな行動が始まったようです。多分、そのころは建てるなんて考えてなかったんじゃないかな。引越ししたい、って言ってたし。

その1年後、今度は私の住まいづくりの講座に参加してくださいました。

その時にはまだ建てるって決めてなかったんじゃないかな。記憶があいまい・・・。

でも、その講座に出たことで「建てる」が加速しました。

自分で自分が好きな家を建てる=自分の暮らしが好きになる=自分をもっと好きになれる

そういう人生を選んだ結果の家づくり。

家を建てる、って大きなお金がかかるから想いだけでできるものではありません。35年ローンって、人生かかってますから。

だからこそ、自分がどういう生き方したいか、暮らしのなかで何が大切なのかを自分で知っておく必要があります。

お金をかけて「好きになれない家」を手に入れて一生住み続けるなんて、不幸ですよ。

好きな家を建てる、と言っても予算に限りがあるのであれもこれもできるわけではありません。K様邸はご主人が大工さんなので一般にはやらない方法もしています。それでも、無垢の床だったり珪藻土の壁だったりオールステンレスのキッチンだったり、外せない要望はきっちり組み込んであります。それができたのもハウジングコーチで優先順位がはっきりしていたから。

住まいにはそこに住む人の生き方が表れる。

これからもこんなふうに好きな生き方を手に入れる人の家づくりをしていきたいと思います。

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言った通りじゃなくても満足する家にする方法

住まいづくりって夢ひろがりますよね。ああしたい、こうしたいって。

想い通りの間取りを見せてもらって、素敵なデザインの提案もしてもらって、こんなお家になるんだ♪、ってできあがった見積書をみたら・・・。

えーーーー!無理ーーーー!高いーーー!

一気に現実の厳しさを見せられてトーンダウン、せっかくやる気になった住まいづくりが遠のいていく。

ってなるのを怖がって、ハウスメーカーの営業マンは最初からお客様の要望をたくさん聴き出すことを避ける傾向があります。

だからよく「それは後で考えれば大丈夫ですよ」って言って、徐々に要望を出すようにしていく。

するとどうなるか。

プランが固まって具体的になってきてやっぱりあれもこれもって要望が出てきて「もう変更は間に合いません」「金額高くなりますよ」

できたとしてもなんか強引に入れたプランになったり。

要望を全部だすと予算オーバーしちゃう、っていうのは、要望を言ったまんま実現させようとするからです。

それはいくらなんでも無理ですよ。欲しい物全てなんて予算オーバーするに決まってるし物理的に無理なこともあるし。

要望はそのまま実現するのではなく、

その要望で何を実現させたいのか、その要望の元となる理由=元々持ってる価値観、それを満たすプランやデザインを実現させればよいのです。そうすると、言ったこと全てが実現できなくても要望を満たすことができるんです。

そのためには、住まいづくりの計画の初めに要望を聴くだけでなく感情や価値観まで引き出すヒアリングが必要です。

それができるのがハウジングコーチです。ただ要望を全て聴けばいいってもんじゃないんですね。

リビングに吹抜けつくって明るくしたい、アイランドキッチンが欲しい、大きな食品庫が欲しい、っていう要望があったとします。これ全部実現したら面積も広くないとだめだし予算もかかりそうです。

何かをあきらめなきゃいけないってなるとテンションさがっちゃいますね。

ハウジングコーチの質問はこうです。

「吹抜けのあるリビングであなたはどんな気分で何して過ごしてますか?」

「アイランドキッチンではどんな気分でお料理してますか?」

「大きな食品庫があるとどんな暮らしでどんな状態になりますか?」

その回答が

「リビング吹抜け⇒空が見える⇒開放感⇒気分すっきりしてイライラしなくなる⇒笑顔が増える⇒家族の会話が増える」

「アイランドキッチン⇒見渡せる⇒家族と会話しながら⇒孤独じゃなくなる⇒気分が明るくなる⇒会話が増える」

「大きな食品庫⇒梅干しとか味噌とかつくる⇒自分で手をかける楽しさ⇒毎日の暮らしが楽しくなる⇒笑顔が増える」

どうやらこの方は明るい気分で笑顔と会話が多い家族との時間があることが重要なようですね。

必ずしもリビングに吹抜けじゃなくてもいいかもしれません。開放感が感じられる窓の大きさと配置があれば叶えられるかもしれません。

アイランドじゃなくても会話をしやすいキッチンレイアウトがあればいいかもしれません。

食品庫よりも自分でいろいろ作業する場所のほうが重要かもしれません。

こうやって優先順位と叶えたいポイントが絞れてくると要望をそのまま実現されなくても「がっかりな気分」にならないし「絶対に満足させたい価値観」を外すことがなくなります。

これが、ハウジングコーチの住まいづくりには後悔がなくなる理由なんです。

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