よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 家づくり・段取り

言ったとおりにできてるのに築4年でリフォームしたがる家は○○が足りなかったから

先日、この人ハウジングコーチうけてたらこんなことにならなかったのになぁ、って実感した出来事がありました。

仕事の打合せで伺ったデザイナーさんの自宅兼オフィスというところで打合せしてました。ひと段落したところでそのデザイナーさんがおもむろに、

ちょっと相談していいですかー?

って自宅の図面をだしてきたんです。

築4年の注文住宅でとても素敵なおうちです。彼女(デザイナーさん)自身があれこれ考えて選んでるな、って思わせるところが随所にあります。

なのに・・・・

リフォームしたくてしょうがないんです!!!

って強く訴えてきました(笑)

ここの壁とりたいんです。ここに窓欲しいんです。玄関が暗いんです!!!!

とにかく玄関が暗い、を連呼する(笑)

その玄関、上は吹き抜けになってて窓もある、玄関横にも小さいけど窓もある、決して真っ暗ではなく、この程度の玄関はごくごく一般的。

設計段階でも「明るくしてください」ってお願いしていたそうです。それに対する答えは「大丈夫ですよ、明るいですよ」だったそうです。

たしかに、窓はついてる・・・・。

 

「明るくしてください」ってきいて皆さんは『どんな明るさ』を想像しますか?

おそらく、10人いれば10通りの明るさがあります。

南の島の海岸みたいなギラギラした明るさ、春のぽかぽかした明るさ、木漏れ日のキラキラした明るさ、天井から降りかかるひとすじの明るさ、、、、、。

その明るさが欲しい理由はなんでしょうか?その明るさによってどんな変化があるんでしょうか?

大事なのは「明るくすること」ではありません。

彼女の答えはこうでした。

「朝出掛ける時、さぁ行くぞ、っていう気分で出掛けたいんです。今の玄関はそんな気分にならない」

 

欲しいのは「窓」ではなく「そうありたい感情」です。

必ずしも窓を付ければ解決するわけではなく、窓をつけなくても改善できるアイデアはあります。

そういう提案が幅広くできるのが設計士の力量です。お客様が口に出した要望を形にしてるだけではぜんぜん足りないし、設計士のアイデアの押しつけではお客さまの欲しい感情とずれてしまいます。

これを解消するのがハウジングコーチです。

彼女がハウジングコーチを受けてたら、玄関のことをきかなくても「ポジティブな気分になりたい」といったような言葉が随所にでてくるでしょう。それをふまえて「玄関はどうしましょうか?」っていう具体的なヒアリングになった時にはじめて「窓を大きくサンサンとした陽射しを感じたい」ってことになるわけです。そしたら、今のような小さい窓で「明るいですよ」なんて簡単に言えなくなります。

 

この彼女のような例、まぁそういうこともあるかもね、という程度の話しではなく、一般的に行われてる家づくりではごくごく当たり前に起こる出来事です。注文住宅で建てれば好きなように創れると思ってるかもしれませんが、「説明した通り」にはできていてもそもそもお客様と設計士で「そこから得たい感情の共有」ができていなければ出来上がったものは形としては素敵でもお客様にとって不満を感じるものになります。

そんな家でこれからずーーーーーっと住みたいですか?

毎日なんだか不満を感じて暮らしたいですか?

何千万もかけて何十年とローン組んで、そんな家を建てたいですか?

もったいなすぎる、そんな家づくりはもうやめにしましょう。

ハウジングコーチ体験、受付ています。

ハウジングコーチ

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知らないと損する住まいづくりのお金

FPさんと住宅ローンの話しをしてた時に盛り上がったのですが、

家を建てようと計画してる人って意外と補助金とか保険とかお得な制度を知らない!!!

すまい給付金とか省令準耐火とか長期優良住宅とか・・・。

ある決められた性能にするとか特定の材料を使うとか、そうすると保険が安くなるとか税金が安くなるとか補助金がもらえるとか、

お得に建てられる制度はいろいろあります。

家を建てる・買うことってかなり手厚く後押しされてるんですよ。

なのに、お得なのに使わない人が多いことといったら!もったいない!

なぜそうなってしまうのかというと・・・。

「家を建てる」ってものすごーーーーくいろんなことを考えて決めなきゃいけない。いざ建てるってきまるとそりゃもうあれこれと提案されたり見せられたりするわけです。間取りとか材料とか家そのもののことで頭がいっぱい。

制度のことまで調べてる余裕なんてない。

たまたま計画途中でそういう制度のことを知って「これ使いたいんですけど」って言っても「もうその仕様にするには間に合いません」ってなることが多い。

だったら最初に住宅会社さんに教えて欲しいって思いますよね?

わざわざ教えません。

なぜなら、住宅会社にとってメリットはないから。メリットどころか、いつもと違う仕様にするには工程管理もめんどうだし申請とか書類つくるとか手間がかかるだけだから。

予算がちょっと足りなくてあきらめてしまいそうなお客様だと「お得な制度があるから~」と言ってやる気にさせるためにお勧めするって感じです。

では、どうしたらいいか。

具体的に依頼先探しをする前に、調べて知識を得ておくこと。

これに尽きます。

建てるところに相談するとこういうことが起きます。

具体的に依頼先探しをする前に、正しい知識を持っていたほうが結局は得をします。

手のひらに家

 

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嘘じゃないけど正しいわけでもない

2月下旬から岡崎市内で開催されてる「まちゼミ」。

私は2回の開催は終わりましたので結果をまとめてました。

『新築・リフォーム、失敗しない新法則』

というこれからの住まいを考えている人向けの講座です。

話す内容は「家づくりをしていく時こういう考え方するといいよ」とか「住宅業界はこういう仕組みだからこうなってる」っていう業界ネタとか、住宅会社の営業さんと話してるだけでは知り得ないことも話します。

「お客様に寄り添って・・・」なんて言葉をよく見かけますが

その裏には「自分たちの売上になる人限定」という目的があります。

企業というところは利益をあげることが必須なのでそれ自体は悪いことではありません。

ただ、「お客様に寄り添って・・・」と言われたからといって

全てそれだけが「あなたにとって最適ではない」ということは意識していて欲しいのです。

疑れ、というわけではありません。

彼らの言っていることに嘘はおそらくないでしょう。でもその多くは「彼らの都合のいいこと」で成り立ってます。

何度も言いますが、それ自体は悪いことではありません。嘘もないでしょう。

でも、家づくりにおいての全てを教えてくれるわけではありません。

大切なのは「あなたにとってのベストかどうかは、あなた自身にしかわからない」ということ。

「観る目」を養うことがあなたの住まいづくりを理想のものにしていきます。

 

【理想の空間を自由につくってみよう】

たくさんあるインテリア雑誌から好きな写真を集めて1枚のコラージュをつくります。

そこにできたのはあなただけの理想の空間。

★かたづけが苦手な人はかたづけをしたくなります

★なんとなく夢はあるけど行動に移してない人は行動したくなります

★仕事をもっと大きくしたい人は成功した姿が見えます

★新しい家が欲しい人は何をしたらいいか見えてきます

日時:①3月23日 水曜 ②3月20日 日曜

   9時半~12時

場所:えきマチテラス3号室(JR岡崎駅南東)

参加費:1000円

持ち物:はさみ のり

お申込みは右上の「お問い合わせ」またはFacebookから

お待ちしてまーす(^^)/

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