よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 家づくり・段取り

打合せトラブルはこんな簡単なことで起きてしまいます

言った側と受け取った側と意味を取り違えた、ってことは日常でもよくありますね。日常会話ならたいしたトラブルにはなりませんが、それが後々の決定事項にまでなってくるとちょっとやっかいです。

引っ越しでマンションを売った方からこんな話をききました。

奥様と担当の不動産屋さんが立ち話ししてる最中にその不動産屋さんから子供部屋のエアコンがついているかどうか聞かれたそうです。「ついてますよ、こんなふうに・・・」といってついてる状態を説明したそうです。

後日、売買契約の時にマンション購入のご本人から「子供部屋のエアコンはそのままにしておいてください」といきなり言われたそうです。

契約時にいたのはご主人だけだったので奥さんが「エアコン必要なら置いていきますよ」っていう打合せをしたんだろうな、って思ったそうで、「はい、わかりました」とお答えしたそうです。

家に帰ったその話を奥さんにしたご主人、奥さんはまーったくそんな気はなかったそうで「エアコンおいていくなんて一言もいってないわよ!」って喧嘩になったそうです。

奥さんとしてみたら「エアコンについて聞かれたから今の状態を話しただけ」というつもりが、受け取った不動産屋さんは「売る状態のマンションにエアコンがついている」とうけとったのでしょう。

 

マンション売買で住んでいる人が使っているエアコンや照明器具やカーテンをそのままにしていくってことはよくあります。不動産屋さんにしてみたら「エアコンありますか?」と聞いたことはイコール「売る状態のマンションについているか?」だったのかもしれません。でもマンションを売るということが初めてという人にそんなことは思いもよらないこと。

奥さんと不動産屋さんの会話がどういう会話だったか一言一句正確にわからないので、ひょっとしたら不動産屋さんは「置いていくか」という内容の話しをしたけど奥さんが忘れてるだけかもしれません。

家づくりの打合せで議事録は必須です。ちゃんとした打合せだと担当者さんが書いたものをコピーしてくれるでしょう。打合せじゃない時、ふと思い出したことちょっと聞いてみたいことはメールにすべきです。今回の話しのように立ち話でちょっとした会話だったことは後で「今日の話しはこうでしたね」って確認のメールがあればよかったでしょう。

日頃の連絡手段として電話とメール、人によって電話が多い人もいればメールが多い人もいるかと思います。家づくりの場面ではメールにするべきです。

言った言わないのトラブルは多いです。言葉のニュアンスは人それぞれ、あいまいな言い方はさけましょう。自分を守るためにも大事なことです。

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言った通りじゃなくても満足する家にする方法

住まいづくりって夢ひろがりますよね。ああしたい、こうしたいって。

想い通りの間取りを見せてもらって、素敵なデザインの提案もしてもらって、こんなお家になるんだ♪、ってできあがった見積書をみたら・・・。

えーーーー!無理ーーーー!高いーーー!

一気に現実の厳しさを見せられてトーンダウン、せっかくやる気になった住まいづくりが遠のいていく。

ってなるのを怖がって、ハウスメーカーの営業マンは最初からお客様の要望をたくさん聴き出すことを避ける傾向があります。

だからよく「それは後で考えれば大丈夫ですよ」って言って、徐々に要望を出すようにしていく。

するとどうなるか。

プランが固まって具体的になってきてやっぱりあれもこれもって要望が出てきて「もう変更は間に合いません」「金額高くなりますよ」

できたとしてもなんか強引に入れたプランになったり。

要望を全部だすと予算オーバーしちゃう、っていうのは、要望を言ったまんま実現させようとするからです。

それはいくらなんでも無理ですよ。欲しい物全てなんて予算オーバーするに決まってるし物理的に無理なこともあるし。

要望はそのまま実現するのではなく、

その要望で何を実現させたいのか、その要望の元となる理由=元々持ってる価値観、それを満たすプランやデザインを実現させればよいのです。そうすると、言ったこと全てが実現できなくても要望を満たすことができるんです。

そのためには、住まいづくりの計画の初めに要望を聴くだけでなく感情や価値観まで引き出すヒアリングが必要です。

それができるのがハウジングコーチです。ただ要望を全て聴けばいいってもんじゃないんですね。

リビングに吹抜けつくって明るくしたい、アイランドキッチンが欲しい、大きな食品庫が欲しい、っていう要望があったとします。これ全部実現したら面積も広くないとだめだし予算もかかりそうです。

何かをあきらめなきゃいけないってなるとテンションさがっちゃいますね。

ハウジングコーチの質問はこうです。

「吹抜けのあるリビングであなたはどんな気分で何して過ごしてますか?」

「アイランドキッチンではどんな気分でお料理してますか?」

「大きな食品庫があるとどんな暮らしでどんな状態になりますか?」

その回答が

「リビング吹抜け⇒空が見える⇒開放感⇒気分すっきりしてイライラしなくなる⇒笑顔が増える⇒家族の会話が増える」

「アイランドキッチン⇒見渡せる⇒家族と会話しながら⇒孤独じゃなくなる⇒気分が明るくなる⇒会話が増える」

「大きな食品庫⇒梅干しとか味噌とかつくる⇒自分で手をかける楽しさ⇒毎日の暮らしが楽しくなる⇒笑顔が増える」

どうやらこの方は明るい気分で笑顔と会話が多い家族との時間があることが重要なようですね。

必ずしもリビングに吹抜けじゃなくてもいいかもしれません。開放感が感じられる窓の大きさと配置があれば叶えられるかもしれません。

アイランドじゃなくても会話をしやすいキッチンレイアウトがあればいいかもしれません。

食品庫よりも自分でいろいろ作業する場所のほうが重要かもしれません。

こうやって優先順位と叶えたいポイントが絞れてくると要望をそのまま実現されなくても「がっかりな気分」にならないし「絶対に満足させたい価値観」を外すことがなくなります。

これが、ハウジングコーチの住まいづくりには後悔がなくなる理由なんです。

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家づくりは夢見てるだけではできません

住まいづくりって勢いが大切とも言われます。

夫婦のどちらかが何かのきっかけで「家が欲しいなー」って思ったとしてもどちらかが乗り気じゃないと話がすすまないこともあるし。

その気になって土地探しをはじめたけど土地って新しくつくるわけじゃないから気に入ったものが見つかるまで探すしかなくて、見つからないとだんだん諦めモードになったり。

計画が進み始めてプランも見積もりも出してもらったら予想以上の金額でテンションさがったり、諦めモードになったり。

夢のマイホームっていうけど、夢みてるだけじゃ夢は実現しないですよね。家づくりだけじゃないけど。

家づくりは一大事業。決めることもたくさんあるし知識も必要だし、労力もお金も、ここまでかかることはそうはありません。

当然思い通りにならないこともいろいろでてきます。

目先のあれが欲しいこれが欲しいを言い続けているだけではいつまでもカタチにはなりません。

どういう暮しをしてどういう日々を過ごしたいか、そのためには何があればいいか、必要なものは何か。

住まいの目的をはっきりさせておくこと。

家族の間で住まいへの想いをよく話し合っておくこと。

軸がぶれないために計画のはじめにハウジングコーチをうけておくことはとても役立ちます。

 

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