よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 家づくり・ お金

家にお金かけちゃってあなたの生活大丈夫?

『住宅ローン完済年齢上昇 平均73歳』

年金もまともにもらえない、老後資金2000万円貯めるなんて無理、でも住宅ローンの支払いがある。

そんな人生やだ、って冷静に考えたら思いますよね?

でもそんな人生を選択してる人が多いという現実。

支払いがキツイから月々の返済を軽くするために返済期間を延ばしましょう、返済期間を長くしないと希望の金額借りられないし、借りられなかったら家建てれないし・・・。そんな人が増えているのでそういうローンが増えてるんですよね。

20年くらい前は、自己資金500万、がひとつの目安でした。これ下回るお客様は要注意、みたいな。

30代前半で500万円持っていたんですよ、そのころのサラリーマンは。

それがだんだんなくなり、自己資金ゼロって人でも家買えちゃう。

どうかしてるでしょ、それ。

家づくりのことをずーっと考えてると、金銭感覚おかしくなるんですよね。

普段だったら1万円は高いって思うところを、1万くらいなんとかなるか、って思ってしまう。

「繰り上げ返済すればいいですよ、月々の支払が軽いほうが生活が楽ですよね。」

って言われることが多いと思うんですけどね。

住宅資金の頭金もまともに貯められない人に、繰り上げ返済資金が貯められるの?

そもそも、住宅ローンだけじゃないしお金かかるのは。

家だって手に入れたら必ず修繕費はかかりますよ、メンテナンスフリーなんてありえません。給湯器がこわれる、水栓が漏れる、雨樋がつまる、室内の壁紙がはがれるくらいは自分でできるかもしれないけど、外壁補修はほっといたら雨漏れですよ。

子どもが小さい家庭なら今後確実に教育費の負担が重くなりますよ。

サラリーマンの平均年収にたいして、住宅価格は高い、そう思います。

新築、戸建て、街中、自然素材、デザイン、、、、そのこだわり必要ですか?

人生にわたって金銭苦労してまで、それ必要?

「いいもの」みてたらキリがないですよ。

もっと良くないのが、ローン組んでまで質の悪い住宅を買うこと。ほんと、お金捨ててるものだと思う。

人生にわたって大切なものにだけにお金をかけましょう。

家づくりの最初は、人生にわたっての資金計画です。

質のいい家づくりのための予算の決め方

家づくりの情報を検索すると、あれはこうしたほうがいいだの、これがお勧めだの

あっという間に予算オーバーになりそうなことがでてきますよね。

「いいもの」を取り入れればそれなりに「いい家」にはなります。

でも、予算も限りがあるし物理的に並び立たないこともあります。

肝心なのは、どこに予算をかけてどこは予算をかけないか、最初に決めておくこと、です。

ここは外さないというベースとなる部分、余力があればやるトッピング部分、それを決めておくのです。

家づくりはだいたい以下の5項目にわかれます。

断熱・耐震・素材・デザイン・設備

この中で絶対外してほしくないのが

断熱・耐震、です。

断熱は断熱材とサッシで決まります。特にサッシが重要。まだまだアルミ樹脂複合サッシが多いのですが、ここはぜひとも樹脂サッシをおすすめします!

金額は上がります、安くはないです。でも、それだけの価値はあります。住み心地が格段にかわります。

耐震は、等級3が必須ですね。でも、耐震等級3にするためにはそれほど金額はあがりません。もし「かなり高くなりますよ」といわれたら、その会社はもともと耐震性の低い家づくりを前提にしているということで、やめたほうがいいでしょう。

素材は、自然素材かどうか、です。無垢のフローリングとかしっくいの壁とか。

これにすることで金額がかなり上がる会社もあれば、そんなに変わらない会社もあれば、最初から自然素材を前提にしている会社もあります。

デザインは、金額にどう反映されるかは会社次第ですね。素材にもかかわります。既製品ばかり使っている会社は、デザインにこだわろうとすると金額が高くなることが多いです。

既製品だけを組み合わせてつくる家は設計の手間も現場の手間もかかりません。でも、デザインにこだわると設計にも現場にも材料にも手間もお金もかかります。「パッケージプラン」がお値打ちにできているのはそういうことです。ちょっとした工夫をするには、人間の労力も材料費もかかるのです。

設備は、キッチンやお風呂やトイレですね。

私は、こここそお金をかけないことが賢い家づくりだと思います。日本の一般的な設備メーカーなら低価格ラインの製品でも十分です。どうしてもこだわりたいところがあれば1ヵ所2ヵ所こだわって。例えば、絶対タンクレストイレがいいなら洗面化粧台とユニットバスは最低ラインで。キッチンがフルオープンがいいならそれ以外は最低ラインで。

好きなものをいっぱい集める家づくりではなくて、質のいいものを選りすぐった家づくりのほうが、生活の質も上がりますよ。

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お気に入りの設備入れたら家づくりの予算オーバー、ってならないために

家づくりやリフォームで渡される見積書、正直言って一般のかたには何が高くて何が妥当なのかわからないでしょう。

その中でわかりやすいのはキッチンやトイレといった設備ですね。なぜなら定価があるから。

設備メーカーのショールームにいって選ぶと見積書をもらえますね、メーカーから。

でもこれはメーカーがつけた定価であって、実際に工務店からだされる金額は全然違います。

設備メーカから問屋さんを経て設備施工会社を経て、最終的に工務店にいってお客様にわたります。

その間の数社の取引状況によって値段は決まってきます。

あっちの工務店ではあのキッチンは安かったけど、あそこの工務店だと高い、なんてことはざらに起こります。

設備が高いからといって家全体が高いとは限りません。

気を付けて欲しいのが、工務店から提示される最初の見積にどこのメーカーの何が入っているかを確認するということです。

「標準仕様ですよ」とどの工務店もいいますが、その標準はあくまでも工務店が決めた標準なので、あなたが見て「標準」と感じるかは別問題です。

毎日使うキッチンが「これはなんか好きじゃない」ってものが標準として入っている可能性だってあるのです。

それを自分が欲しいと思うキッチンに変えたらぐんと高くなって予算オーバーになってしまう、ことはよくあります。

そうならないためには、自分が欲しいものがあるのであればその予算は確保しておくことです。設備の変更はまとまった額になることが多いので、全体の予算に大きく影響します。

確実にほしいもの、削ってもいいもの、それを最初に把握しておくことは、予算を有効に使うためにとても大事なことです。

 

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