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本当に手に入れたい家はこうやって考える

家づくりの間取り、これがなかなか決まらないって言う方は多いですね。

さんざん迷っていろいろプランをだした挙句、決まったのはなんか最初のプランと同じじゃん、ってことがけっこうあります。

こうなると、なんか迷って考えて損した、って気分になるかもしれませんが、それは違います。

たとえ同じプランだとしても、あれこれ検討した結果できたそれと、これかなーってなんとなく決めたそれでは、最終的な納得度がまるで違います。

理由もなく決めるのではなく、ここをこうするとこうなるからダメでこれのここがいいからこの間取り、ってちゃんと理由が自分の中にあることが大事なんです。

それがないと後々に、ああすればよかった、という後悔がうまれやすいです。

家づくりは希望したことが叶わないことが多いです、費用が理由だったり、あれもこれもは同時には無理なこともあったり、施工的に無理なこともあったり。

そういう、できなかったこと、やらなかったことを、自分で納得できる理由があれば後悔はしないでしょう。

単なる「できなかった」ではがっかりした気持ちにしかなりませんが、自分で納得できる理由があり、自分でそれを選ばなかったと自覚できていれば、それほど気になりません。

そのためには、選ぶ理由、選ばなかった理由、それぞれを自分の中ではっきりと持つことがとても大事です。

そのためには、

「こうしたいんだけど」「わかりました!こうですね!」

と言う通りにいいことしか言わずに勧めてくる設計者より、「その要望を叶えると結果的にこうなって、違う方法だとこうなるよ」っていろいろな方向からみて提案してくる設計者を選びましょう。

もっと言うと、たんに要望だけ聞いてくる設計者ではなく、その要望の理由は何?なぜそう思うの?と深くつっこんで聞いてくれる設計者を選びましょう。

そこまで聞かれてちゃんと答えを言えることは強く要望してもいいですが、「なんとなくかっこいいから」程度の理由のことならその要望はたいして必要ではないことだと思います。

ハウジングコーチはそういう理由をしつこいくらいに聞いていきます。だからこそ、自分が大事にしていることがわかるんです。

間取りに限らず、そういう試行錯誤が「本当に手に入れたい家」に辿りつく方法です。

 

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あなたのお家は手入れしていますか

新築住宅の設計を生業としていながらこんなこと言うのもなんですが、

最近、新しくどんどん家をつくっていいのかな、って疑問に思います。

日本は、先進国のなかでも新築の割合がとても高く中古住宅の流通の割合が極端に低いです。

平成25年の資料ですが、日本は13.5%ほど、フランスは64%、イギリスは85.8%、アメリカは90.3%です。

『中古住宅流通促進・活用に関する研究会』

よく言われることですが、欧米は手を加えて長く使われている家ほど資産価値が高いとされています。家は自分たちで手入れをしながら住むもの、という文化があります。

壁の塗料も海外のものはほとんど素人がDIYできるようにつくられています。しかも、自然素材だったりします。日本だとそういう素材は素人では扱いにくいものであることが多いけれど。

空き家が余っているにも関わらず新築をつくり続ける、しかも70歳くらいまで払い続けるローンを組んで。

新築を望んでいる人が多いからいいじゃないか、というけれど、質のいい中古という選択肢が示されないから新築に流れているだけのように思います。

不動産屋さんいわく、不動産屋さんの売り上げは物件価格に連動するので、新築だろうが中古だろうが仕事の労力は同じなのに売り上げが少ない中古住宅は、事業として厳しい、だそうです。

リフォームしてきれいに住み続けても中古住宅として市場に出た時には、そのことは評価されないんですよね、今の日本は。

リフォームの現場で築30年くらいの家を見ると、その状態の違いに驚きます。とてもきれいに住み続けてしっかりした家もあれば、ところどころ床がふわふわしていたり劣化が目立つ家もあります。

大事にされている家は必ずわかります。

使わなければどんどん傷みます。

活かせば資産、ほかっておくと負債。

メンテナンスフリーを要望する人はよくいますが、住む限りメンテナンスフリーはありえませんよ。なんだって一緒です。ていねいに扱えば寿命は延びて経年美化されていきます。

量産することで回る経済ではなく、質のいいものを長く活かすことで回る経済にならないものかと思います。

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いい会社、いい工務店の見分け方

いい家を手に入れるためには、いい会社に依頼することが鉄則です。

依頼先次第でいい家づくりになるかどうか8割決まる、と私は思っています。

じゃあ、いい依頼先、ってどうしたらわかるの?

特に工務店は規模もやり方もピンきりなので慎重に判断したほうがいいでしょう。

段取りとしては、ネットや雑誌や口コミでいろいろ会社を見つけて、資料請求したり、見学会にいったりして、だんだんその工務店のことを知っていきます。

その中で、どんな家をつくっているか、どんな工務店なのか、を判断していくわけです。

いい家をつくっている、ということと、いい工務店であるということは、別々に考える必要があります。

見方はいろいろありますが、私が思う一つの指標として、

社員が安定して働き続けているか、です。

住宅業界は転職が珍しくありません。転職する理由は人それぞれで、その人自身に理由があれば会社が理由ということもあります。人間関係もあるでしょうし、社風が合わないってこともあります。

だからといって、だれもかれもが転職希望なわけではなく、同じ会社で長く働き続けたい人だって当然います。

長く勤めている人がいない会社ってどんな会社だと思いますか?

会社自体は創業20年とか30年なのに、社員が長くて勤続4,5年だとしたら。

理由はともあれ、人の入れ替わりが激しい工務店のデメリットはこんなことが考えられます。

①知識や経験の蓄積がされない
②体制が整わず連絡事項が徹底されない

家づくりは二つとして同じ現場はありません。たとえハウスメーカーの規格住宅だとしても土地が違えば対象となる法律も変わるし、必要な施工も違います。工場で大量生産されるものづくりとは決定的に違うところです。絶対に人力は避けられない。人による経験値がとても大きい業種だと思います。

そして、一人じゃなく大勢の人、様々な業種、職種が絡みあって進みます。工務店の社長がどんなに優秀だってその人だけの知識と経験だけではとてもおいつかない。いろいろな立場のいろいろな目から見て作られていくことが必要です。

辞めていく人が多いということは、過去の経験や知識が会社内で蓄積されていかないでしょう。こういうケースはあの時こういうことがおきたからこうしたほうがいい、こういう希望のお客様にはこうしたらうまくいった、これをやるならあの時もあの時と同じあの職人を使おう。家づくりはこういう経験値がものすごく大きいのです。

そういう試行錯誤があるからこそ工務店の技術力もあがっていきます。人がすぐに辞めていく会社はその蓄積が難しいと私は思っています。

②の体制について。実はこちらのほうが影響は大きいかもしれません。

上でも書きましたが、家づくりは様々な業種、職種がからみあって進んでいきます。体制が整っていない工務店は職種間、業種間の連絡がうまくいきません。

体制が整っていないから、一人一人の負担が大きくて辞めていく、ってことが多い気がしますが。

連絡体制が整っていない、チェック機能が果たされていない、というのは、会社内だけの話ではなく、1件の家づくりの現場でも起こりえます。

社員2,3人なら誰が何やっていてどんな状況かどんな問題があるか見えやすいですが、社員10人くらいになると意外とわからなくなるもので、営業の○○さんが把握していたことを現場監督さんは知らなかった、っていう現場は意外とあります。

①についても②についても、会社のパンフレットや現場見学会や営業さんのトークからはおそらくわからないでしょう。

外注としていろいろな工務店と仕事していると、会社っていろいろだな、ってつくづく思います。そしてそれは表からでは決して見えない・・・。

HPがきちんとしているから、現場見学会で見た家が素敵だったから、営業さんと気が合うから・・・。その判断で大丈夫でしょうか。

見える部分だけで判断するのではなく、判断できる知識と見る目を養ってくださいね。

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