よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 家づくり・依頼先について

工務店の社長の人柄が家づくりに影響する訳

建築っていうのはどんなに小さい建物でもいろんな業者の職人さんが現場に入ります。

その現場の職人さんを束ねるのが、現場監督さんです。

現場監督と職人さんとの関係、これがなかなか興味深い。

私はいくつもの工務店の仕事をしているのですが、現場の職人さんというのは現場監督さんと似た人が集まってきますね。

類は友を呼ぶってやつです。

穏やかでいい人なタイプの監督さんだと職人さんたちも穏やか。

声が大きくて威勢がいいタイプの監督さんだと職人さんも威勢がいい。

口が達者でお調子もんな監督さんだと職人さんもそんな感じ。

監督って言うのは職人さんにたちに指示を出す人、いってみれば現場のヒエラルキーのトップです。

どの業者を使うか決めるのも監督さんってこともあります。

そうなると当然、監督さんが「使いたい」と思う業者が集まってくるわけで。

もともと似た人が集まるってこともあるけど、

職人さんにとっては監督さんの指示を目指して仕事してるし、その現場で一番よく接するのが監督さんなので、

監督さんの影響を受けてるんですよね、知らず知らずのうちに。

本当はそんなに穏やかな人じゃなくても監督さんが穏やかな現場だと穏やかな状態になる。

そんなに威勢がいいわけじゃないけど威勢のいい監督さんの影響で現場では威勢がよくなる。

 

どんなグループや組織でも、トップの人間の気質はメンバーに影響しますね。

地場の小さな工務店だと社長=現場監督で、職人さんへの影響は大きいです。

さらには、お客様への対応も社長がやることも多いので、社長=営業=現場監督っていう工務店はその人の人柄が最後まで大きく影響すると思ってください。

フィーリングが合わない、と思ったらやめといた方が無難です。

結局は信頼関係なので、家づくりって。

 

先日チェックに行った現場。ここはいつも穏やかです。

 

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大手ハウスメーカーは高いって本当なの?

大手ハウスメーカーで家を建てようとしてる知人がいまして、

その金額を聞いてびっくり。

1000万円くらい違う、私が思ってる標準的な金額と、40坪くらいの家で。

「40坪でその金額って、よっぽどいい物使ってるんだね」っていうとそういうわけでもなく

お値打ちなシリーズの家では一部で気に入らないところがあってそれを違うものにするにはグレードの高いシリーズにしなきゃいけないそうで。そうすると全体的に高額になっていく、ということらしい。

「大手ハウスメーカーは高い」とはよく言われるけど、ほんとなんですねぇ。

高額であることを上回る価値をお客様が感じられればそれは問題ないですけど。

もちろん、大手ハウスメーカーにもメリットはあります。

何しろ完全分業制。家の性能について毎日研究している専属の人たちがいるわけです。

地場の工務店や建築士だと、個々の物件の仕事もあり、それと並行して世の中にどんな設備があってどんな材料があってどんな工法だとより性能がよくてよりお値打ちに家づくりができるか考えなきゃいけない。

家の性能向上の研究にかけられる労力が圧倒的に大手ハウスメーカーは大きい。

そこはもうほんとに小さな会社は全く太刀打ちできない。

ただ、労力かけてるからといってその内容が必ずしもお客様のためにいいかどうかは別問題です。

住宅産業はクレーム産業といわれるくらいに、建ててからの予期せぬ不具合が起こります。

もともと工事棟数が少ない工務店なら1棟のクレームで負担も少なくすみますが、ハウスメーカーのように何百何千と建てていると誤った工法で似たようなクレームが何十棟とあると損失はけっこうなものになります。

そうならないように性能を向上させる、というのが大手ハウスメーカーの考え方。

お客様のためというより結局自分たちの保身じゃん、とも思いますが、結果的には家の不具合を減らすことなのでお客様にとっても喜ばしいことです。

地場の工務店のシャチョウさんなどには大手ハウスメーカーを毛嫌いする人もけっこういますが、私には家づくりの考え方が違い過ぎて別世界のように思えます。

工務店とハウスメーカーでどっちがいいかって悩むって言うこと自体が、「町の洋食屋さんのカレーと大手チェーン店のカレーとどっちがいいか」って言ってるようなもので、本質が違うと思うんですよね。

私は、地場の工務店が質とコストのバランスがほどよいのでおススメしているわけですが。

大手ハウスメーカーがいいか、工務店がいいか、そこで悩んでいるのは自分たち自身の家づくりへの考えがまとまってない証拠です。

そんなみなさんのご相談も承ってます。

あなたのなんとなく思ってる家づくりを掘り下げて方向を決めて、最適な依頼先探しをします。

 

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注文住宅のインテリアで失敗を防ぐために必要なこと

家づくりは長丁場です。

決めることがとーってもたくさんあります。

家づくりを考え始めたころ思い描いたなんとなくこうしたいっていうイメージ、それをいざ現実化していくために

床はどれにする?ドアはどれにする?窓の大きさは?って具合に次々きます。

床とか壁とかドアとか、誰でも思いつく大きな部分だけではなく

小さい部材、例えば、ドアの周りの枠とか、床と壁の間の巾木とか、棚板とか取手とか・・・・。

色だけでなく素材によってもお部屋のイメージは変わります。

そういうものを次々決めていくわけですが。

目の前のものだけで「どれがいいかな」って考えていると出来上がってみるとちぐはぐになります。

もっというと、工事でできるものだけで部屋のイメージはできるわけじゃなくて、家具置いて日常生活で使うあれこれが置かれてインテリアは完成です。

そういう後から置かれるもの無しで、家づくりの工事の段階でインテリアを完成させてしまうと、生活してからがごちゃごちゃになります。

完成現場で素敵にできあがるのではなく、完成した時は物足りなくていいのです。

最近は、どこの会社もデザインに力をいれるのであちこち飾り棚やらアクセントをつけたがりますが、たいてい過剰です。

完成現場をみてると「おなかいっぱい」って感じる家が時々あるんですよね。あちこちにアクセントクロスがあったり、床の色が部屋ごとにちがってたり。目に入る色の数が多すぎ。うるさい。

こういう失敗がなぜ起こるか。

最終的なゴールのイメージができあがっていないからです。

その都度その都度「いいもの」「欲しいもの」を選んでいるからです。

ひとつの空間にあるたくさんのパーツを積み上げ式に考えてると失敗します。

目指すゴールがあってそれにするためには何が必要か何がいらないか、常に全体を意識してないと。

なんでも自由に選べる注文住宅は、自分の好きなものを次々選びがちだけど。

それ本当に欲しい?本当にいる?あなたの目指す世界はどこなの?っていうコントロールをするのが私たち建築士の仕事でもあります。

そして、なんでもお客様の欲しい物を採用することが「お客様に寄り添うこと」とは違う、とも思います。

 

 

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