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人気の平屋!そのメリットを活かした間取りとは

ここ数年、平屋を建てる方が増えています。

  • 建物面積を小さくして高性能な家を建てる方が増えていること、
  • 家族の人数が減っていること

などが理由だと思います

平屋で建てるなら、平屋のメリットを活かした間取りにしたいですね。
2階建てとは一味違う、平屋のメリットをご紹介します。
平屋を検討している方、土地が広くて平屋が可能な方、
参考にしてくださいね。

この記事はこのような方に向けて書いています。
◎間取りが自由に変えられる注文住宅検討中の方
◎ローコストではない注文住宅検討中の方
◎家づくりについてちょっと調べはじめた方
◎高級ではないけど自分たちで考えてオンリーワンの家づくりをしたい方
◎いくつかハウスメーカー行ったけど納得いく間取りになっていない方

この記事をかいている私は、一級建築士として地元の住宅メーカー数社に勤務後、
2013年に独立、今は地元の工務店さんの外注の建築士として家づくりをしています。
今まで携わった設計は300棟ほどあります。
特別こだわった高額な注文住宅ではなく、35坪2500万円くらいの注文住宅がほとんどです。
みなさんそれぞれの要望をかたちにしたオンリーワンの注文住宅です。
多くの注文住宅をみてきた私の経験を、これから注文住宅を建てるかたに役立ててほしいと思っています。

1.平屋のメリットを活かすために

まずは平屋の間取りのメリットをあげてみます。

①上下の移動がなくて生活が楽
②将来のバリアフリーに敵している
③メンテナンス7費用を抑えられる
④天井を高くできる
⑤キッチンの天井や壁に木を自由に使える
⑥平屋ならではの外観のカッコ良さ

特に④⑤⑥は間取りや見た目の良さを考える時に活かしたいことです。
何も考えずにつくってしまうとせっかくのこのメリットが活かされません。

せっかく平屋にするのであれば
最初からこのメリットを意識して家づくりをすすめましょう。

それでは順番にみていきましょう。

2.上下の移動がなくて生活が楽

家の中で階段の上り下りがないのは楽ですよね。
洗濯物を干すのに2階へあがる、掃除機を持って上がる、出かける時に忘れ物を取りに2階にもどる、
など、あー2階に行くのメンドウ!って思った経験があるかたも多いのでは。
2階建てでも寝室は1階にしたい、という方は時々いらっしゃいます。
朝の身支度の動線が短くなり楽ですから。

家事の中でも影響が大きいのが洗濯です。

洗濯は、洗濯する→干す→取り込む→しまう、と移動が多い家事です。

寝室や子供室が2階だと、取り分けてしまう作業で2階に行くことになります。
バルコニーに干すことにしていると、朝の忙しい時間に2階へ行くことにもなります。

平屋なら、それらがすべて1階だけで終わります。
この洗濯動線の短さは忙しい日常をかなり楽にしてくれるはずです。

3.将来のバリアフリーに適している

若いうちは上下の移動はそれほど気にならないかもしれません。
でも年をとってくるとやはり階段は負担です。
元気な時はいいですが、体調を悪くした、ケガをした、という時は階段は思いのほか苦労する、という年配の方は多いです。

2階建てでは2階に寝室や子ども部屋があることが多いですよね。
お子さんが独立して空き部屋になった時、子ども部屋をどうするかという問題がおこります。
ご夫婦それぞれの趣味の部屋にされる方が多いですが、
年をとって2階にあがることが面倒になると、
せっかくの趣味部屋に行く回数も減ってしまいます

また、リフォームも2階よりやりやすくなります。
2階建ての1階部分の間取りを変えることは、構造耐力的に難しいことが多いです。
平屋では2階建てより間取りの変更はやりやすいのです。
将来は個室をつなげて広々使う、ということもできるかもしれません。

4.メンテナンス費用が抑えられる

家は一度建てたらよし、ではありません。
必ずメンテナンスは必要です。

その中でも、外壁のメンテナンスは高額になります。
20年くらい経つと外壁は劣化します。
雨の浸水を防ぐ意味で外壁の塗り替えなど、メンテナンスをする時期です。
その際、足場が必要になりますが、
2階建てより平屋の方が足場費用は安くなります。
雨樋の掃除も脚立があれば自分たちでできますしね。

5.天井を高くできる

2階建ての場合、リビングダイニングは1階にあることが多いですよね。
開放感のある部屋にしたい場合、吹抜けにしたり、天井高を変えるために構造を工夫する、など、費用のかかることが必要になります。

平屋の場合は2階がない分、
天井高を高くすることは簡単にできます。
屋根のかけ方にもよりますが、
勾配天井にすることもやりやすいです。
天井高が高い部屋の開放感は、魅力的ですね。
隣の建物が近い、人通りの多い道に面しているなど、
目線の窓をいつもカーテンをかけていなきゃいけないことがあります。
そういう場合は、天井を高くして窓を高い位置に設けると、
いつもカーテンをしている窮屈さがやわらぎます。


6.キッチンの壁や天井に自由に木を使うことができる

内装制限といわれる法律があります。
2階建ての1階などで火を使う部屋は、天井と壁を燃えにくい素材にしないといけない、というものです。

ですから、ガスコンロのあるキッチンでは、自由に木を貼ることができません。
燃えにくい素材にする⇒木を貼ることに制限がある、ということです。
絶対使えないわけではありません。ちょっとややこしい計算をしてクリアできれば使えます。

この内装制限、2階建ての2階や平屋では適用されません。
なので、平屋では心置きなく天井や壁に木を使うことができます。
木を貼ってナチュラルな雰囲気にしたり、高級感をだしたり、クロス貼ではできないおしゃれな空間ができます。

7.平屋ならではの外観のカッコ良さ

平屋は建物全体の見た目が多くの場合横長になります。
この横長で屋根がのびやかに広がる様はなんともいえないカッコよさがあります。

どっしりとした安定感、自然に溶け込むのびやかさ。

シンプルな形になりがちなので、逆に素材感を活かしたいですね。
とくにお勧めは、屋根の軒を大きくだすこと。
ローコストの家では軒をださないことが多いですが、雨漏れも多くお勧めできません。
コストをさげるためや、シンプルなスタイルにするなど、屋根の軒を小さくする傾向がありますが、
軒は長いほうがだんぜんかっこいいです。
横にのびやかな平屋ならなおさらです。

軒の短い家が増えている中、軒の長い家は目を引きます。
平屋ならではのカッコよさをぜひ目指してください。

8.まとめ

いかがでしょうか。

ある程度広い土地じゃないと、平屋はなかなか建てられません。
同じ床面積の場合、2階建てより割高になります。

ということもあって「憧れの平屋」なんて言われます。
平屋を建てるかたは、
ぜひ平屋だからこそできることを取り入れて
住みやすくカッコいい家を手に入れてくださいね。

今ある間取りがピンとこない、
暮らしやすい間取りなのか見て欲しい、
あちこちみて回ったけどどこも決め手がない、
納得する家づくりをしたいので第三者の意見を聞きたい

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