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信じられないような不正がなぜ起きたのか

建築業界で安全性をごまかす不正がまた起きました。しかもかなりの年数と規模。

建築業界を取り締まるはずの国土交通省の建物に安全性がごまかされた製品が使ってあるって、皮肉もいいとこです。

そんな長い間性能をごまかしてたなんて、信じられない話です。何年もってことは代々受け継がれてるってことですよ、ごまかすことが。なんで「それはおかしい」って誰も言わなかったのか。

そこにたずさわってる人たちの、目的意識が間違っているのだと思います。

規模が大きい建物になればなるほど施工の関わる会社や部品に関わる会社は増えるし階層は複雑になります。

そうすると、階層が下になればなるほど建物本体との関わり、お施主さんとの関わり、その建物をこれから使う人との関わりは薄くなります。

仕事を発注してきた会社の担当者、だけがその会社と建物との接点になります。

自分たちの仕事の目的が発注してきた会社からOKをもらうことが目的になる、本当は建物ができて何十年後かまでの品質確保が目的のはずなのに。

その製品の試験をしていた人たちは、出来上がる建物の安全性の責任をおっていると意識していたのでしょうか、何十年後かの人命に関わると意識していたのでしょうか。

仕事をする目的が、仕事を波風立てずにこなすこと、になってたんじゃないかと思います。

でもこれって、どこにでも誰にでもありそうですよね。

余裕のなさ、日本全体の余裕のなさ、を感じます。時間をかけることや、待つことや、失敗を受け入れることが難しくなっていきているような、いつも何かに追われているような。

なんなんでしょうね、この余裕のなさは

 

二世帯の家 完成見学会

10月27日28日 岡崎市保母町

予約制です。見学希望の方はご連絡ください。

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