今日読んだ本にかたづけが苦手な人と脳の働きについて書かれた箇所がおもしろかったのでご紹介しますね。
何かに執着してなかなか抜け出せない人と、簡単に切り替えられる人、っていますよね。
過去の失敗をなかなか忘れられない、別れた恋人のことをなかなか忘れられない、などなど、気にしてしまう人とそうでない人。
そういう性格の違いはどこからくるか。
性格の違いは遺伝と環境によりますが、脳科学的には「ドーパミン、セロトニン、などのホルモンとそれを受ける受容体の質と量による」のだそうです。
遺伝的な要素が大きいわけです。
そんな生まれつきの性格ならしょうがないのか、というとそうではなくて。
執着心が強くて切り替えがうまくできない人にお勧めなのがかたづけ、特に物を捨てること、だそうです。
「捨てられない」「一定の趣味に固執している(マニアになってる)」というのはかたづけが苦手な人の特徴です。
脳科学の研究でそのようなタイプの人は物を捨てる時、大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)の中の島皮質(とうひしつ)と前部帯状回(ぜんぶたいじょうかい)の活動が活発になる。この2つの部位は傷みの中枢でもあり体の痛みだけでなく「心の痛み」につながる部位であるということ。
どういうことかというと、執着心の強いかたづけ苦手な人は、物を捨てる時必要以上に物に感情移入し擬人化してしまうので苦しくなって捨てられない、ということ。
苦しくても思い切って捨てること、そうして耐性をつけていくこと、片付けた後の執着心がやわらいで快適になったことを味わうこと。
こうしていくと、物事への考え方も変えられていく、とのことです。
この本は、「気の持ちようが大事!という精神論ではなくて脳の働きを理解して心の持ち方を変えていこう」という趣旨で書かれてます。
脳は日々の習慣によってクセを変えられるんです。
どういう時に脳がどう働くかがわかると、どうすると脳が都合よく働いていい感情が生まれるか、がわかる。
無駄に感情が落ち込むことも荒げることもなくなる、自分をうまくコントロールできる。
かたづけはその訓練のひとつってことですね。
読んだのはこちらの本。読むことが苦手で時間がかかる私でも1日で読めました。
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