住まいに関する相談で今多いのは、60歳くらいのかたのこれからの住まいです。
今日のまちゼミもそういう方たちでした。
子供たちは独立してもどってこない、家は築30年くらい、部屋があまってる、これから先体が弱っていくなか、
リフォーム?引っ越す?このまま?
岡崎は典型的な地方都市でちょっと郊外いくとバスも少ないから車が必須。だけど歳とって買い物行ったり病院行くのに車をいつまで運転できるか、何かあったときすぐ動けるか、そう考えると郊外で住み続けることが不安、周りの人に迷惑かける。
こう考える人が増えてきて、郊外にある今の住まいから中心部のマンションに移る人が増えています。
今住まいがある、そのことに不自由はない、でも将来に不安がある。
この状態で「家をどうしよう」って考えても答えは出ないですね。
考えなきゃいけないのは家のことではなく、自分たちがこれからの老後をどう過ごしたいかです。
中心部のマンションに住むのがいいのか、郊外に住むのがいいのか、リフォームするのがいいのか、正解なんてありません。
自分で考えて決めたことが答えです。
決めるための材料は2つ。お金と理想の暮らし。
限られたお金のなかでどんな暮らしを実現させたいか。
それがわかったら、それにふさわしい住まいはどこでどんな住まいか、って考えるのです。
街で便利な暮らしをしたいか、若い頃できなかった田舎暮らしをしたいか、できるだけ交友関係を広げたいか、ご近所で仲良くしたいか、その暮らしにいくらお金が必要になるのか、住まいにかけられるお金がどれだけあるのか、それがわかれば中心部に引っ越すことができるのか、田舎暮らしという夢を追ってもいいのか、今のままでリフォームがいいのか、こじんまりした賃貸に引っ越したほうがいいのか、答えは見えてきます。
選択肢がいろいろあって決められないってことこそ、答えは自分の中にあります。
60歳くらいになる人に「理想の暮らし」ってなかなか語ってはくれないのだけど、こういう時ひょっとしたら「エンディングノート」って役立つのかな、って今日講座でしゃべりながら思いました。エンディングノートがどんなこと書いてるのか知らないんだけど。
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