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強い家が欲しいならこう聞いてみて

予算配分を考えると優先順位をきめなきゃいけなくなります。

そうなると予算が削られるところもでてくるわけですが、

基礎は削ってはいけません。

なぜなら、後々になってなにかあったとして手を加えたり補修したりがほぼ無理だからです。

それにいくら柱が太くて強くできていても、基礎が弱ければそれは意味がないから。

といっても、見積書を提示されて「基礎ちょっと高いから減額してくれませんか」っていうお施主さんはまずいませんね。だってわからないですよね、基礎の良し悪しも高い安いも。

だから、こう聞いてみてください。

「この基礎の根拠はなんですか?」

驚かれるかもしれませんが、多くの木造住宅の基礎は構造計算でその仕様を決めているわけではなく、「いつもこうだから」ということで決めています。だから、同じような面積や間取りでも工務店さんによって基礎の仕様が違うんです。鉄筋の太さとか量とか配筋ピッチとかコンクリートの立上り位置とか。

一般的な間取り、8帖や6帖の部屋が田の字型にならんでるような、の場合はある程度パターン「スパン表」が決まってるのでそれにあてはめて決めていく方法もあります。

最近は間取りもバラエティにとんでいるので20帖の部屋とかあることも珍しくありません。こうなるとパターンにあてはまらないこともあるのでそういう場合は構造計算をしたほうがいいと思います。

が、木造2階建ての住宅で構造計算をしている工務店さんはほとんどないでしょう。構造計算すること自体に費用がかかるし、それによって慣習的にいつもやってる仕様より手間がかる仕様=費用がかかる、というのが理由です。

一般的な仕様におさまる間取りならいいですが、一般的では満足できず工夫した間取りなら、それに見合った構造にしてその分の費用負担は必要でしょう。

構造について内容まで理解することは難しいですが、

「この基礎、なんでこの仕様なの?根拠はなんですか?」

って聞いてちゃんと根拠を説明してもらいましょう。

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