7日のNHKあさイチで「親の片付け」をやってましたね。
実家の親が年老いてきて物が増えて整理整頓ができない、
賞味期限のきれたものや使わないものが床にあふれてきている、
床に置かれた物につまづいてケガしそう、
腐った物の臭いが近所にまでいくのではないか、
昔はそんなことなかったのに、
口で言ったり一緒に片づけても喧嘩になる、
こっそり捨ててもすぐ元に戻る、などなど。
視聴者からのFAX「私だけじゃなかったんだ」というものが多いようです。
程度や状況の違いがあれどもみなさん「親との関係」で苦労しているみたいですね。
この問題、単なる「片付けができるできない」の問題ではないとおもいます。
教えてできることなら悩まないしこじれないはず。
番組でのVTRなどを見てて思ったのは
「親と子が互いの考えを尊重できていない」
どちらも自分の基準で相手を推し測ってる。
だから「なんでわかってくれないの!」ってなる。
物が増えてくる要因は「物との付き合い方が感情的」というのは年齢問わずです。
生活するのに必要か必要じゃないか、だけで判断できるなら物はそれほど増えません。
そこに「もったいない」「安かったから」「いつか使うかも」というその人の勝手な思いを物にくっつけてるから、なくてもいいものが増えてくる。
年と共にその傾向は強くなるように思います。
とくに、今の70代80代は若いころは自分の好きなように物を買うという習慣がなかった世代。
物をたくさん持つことが良いこと、使う使わないは別として「もったいない」、捨てられない、という世代です。
それを今になって「捨ててよ」というのは自分の価値観を否定されたような気分になって聞く耳をもたなくなるのも無理はないのではないでしょうか。
理屈で説き伏せようとすることも同じ。
相手は「親」です。年をとっても親からみたら子供は子供。子供から指図をうけることへの抵抗もあるのではないでしょうか。
物の片付けは「物との付き合い方」です。
年とともに判断力でコントロールすることも難しくなるし体も動かなくなるので若いころよりも片づけが難しくなるのは当然のこと。
行動ができないからといってこちらがやり方をおしつけるのは相手の意志を無視することになるのでNGです。
あくまでも決定権と判断は本人にないとうまくはいきません。
理論で説得ではなく、考えさせて納得してもらうこと。
これは相当に根気がいりますね・・・。
こうしたらこうなっていいと思うんだけど、どう思う?
ひとつひとつ会話して聞いていくしかないのではないでしょうか。
時々帰って物だけ片づけて帰っていく。
これじゃやっぱり親としては寂しいですよね。
私も、大反省です・・・。みなさん、がんぼりましょう。
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