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地味だけど住んでから困る 
家づくりで失敗しがちなこと トップ3

注文住宅で家づくりするなら、後悔しないようにしたいですよね。
そのために、あれこれ考えて何度も打ち合わせして決めていくわけです。
あこがれのインテリアや住みやすい間取り、
そういったことは熱心に考えますし何度も打ち合わせしますが。

特に打ち合わせしないような些細なところで
「え⁉こうなっちゃうの?」
「これは使いづらいんじゃないの?」

ということが起こります。

長期間、何度も打合せしたのに、気が付かなかったなんて・・・。

実は、わざわざ打ち合わせしないような地味なことこそ、これが起こりやすいのです。


高い買い物の家づくりで、そういうことは避けたいですよね。

今回はそういった
見落としがちな地味なことだけどこうなると使いにくくて困る!
ということを3つご紹介します。
ぜひ、これからの家づくりの参考にしてください。

この記事はこのような方に向けて書いています。
◎間取りが自由に変えられる注文住宅検討中の方
◎ローコストではない注文住宅検討中の方
◎家づくりについてちょっと調べはじめた方
◎高級ではないけど自分たちで考えてオンリーワンの家づくりをしたい方
◎自分達の暮らしにあった家をしっかり考えてつくりたい方

この記事をかいている私は、一級建築士として地元の住宅メーカー数社に勤務後、
2013年に独立、今は地元の工務店さんの外注の建築士として家づくりをしています。
今まで携わった設計は300棟ほどあります。
特別こだわった高額な注文住宅ではなく、35坪2500万円くらいの注文住宅がほとんどです。
みなさんそれぞれの要望をかたちにしたオンリーワンの注文住宅です。
多くの注文住宅をみてきた私の経験を、これから注文住宅を建てるかたに役立ててほしいと思ってこの記事を書いています。

では具体的に、

地味だけど住んでから困る、家づくりで見落としがちなことトップ3

をみていきましょう。

第3位 玄関ポーチが狭い

ドアを開けて中に入った玄関の広さは気にするかもしれませんが、
ドアの外の玄関ポーチの広さを気にするかたは少ない気がします。
実は、当初の間取り図でなんとなくテキトーに書いてる営業さんはとても多いのです。
そしてそれがそのまま実施図面になってしまう・・・。
すると完成した時に、あれ?なんか狭い?ということがおこります。

ポーチの奥行が小さいと、玄関ドアを開ける時に後ろに落ちそうになります。
90センチくらいに書いてる間取りがよくありますが、
それでは小さいです。

ポーチがタイル仕上の場合、タイルって30センチ角が多いのですが、
最低でもタイル4枚分の奥行が妥当です。
敷地状況などで奥行が取れないなら、
横に広くするとか、スムーズな出入りができるような工夫が必要です。

これと同じようなことで、ポーチ屋根も重要です。
ポーチ屋根が小さいと、雨降っている時、出入りするたびにびしょびしょになりますよ。

第2位 収納の奥行が思っていたより小さい

引き渡し後に
入れようと思っていた物が入らなかった
というクレームはたびたびおこります。

建築図面の寸法は、柱や壁の芯から芯を表すことが基本です。
収納の奥行の横に「450」という数字があるから余裕で入るな、
と思っていたら、40センチくらいの物が入らなかった、
ということがあるのです。


棚が取りつく場合は「可動棚奥行350」などという表記があるかと思いますが。
棚がつかない場合は仕上がりの奥行表示はまずしません。

入れるものが決まっている場合、そのサイズを伝えましょう。

奥行がギリギリになりそうなときは「有効〇〇センチ」という表記をしてくれます。
これをしておけば、その寸法を確保できるように現場も考慮してくれます。

「棚奥行○センチ」という表記も、ひょっとしたら微妙です。
扉がついている場合、その表記の寸法よりわずかに小さいこともありえます。
先ほど書いたように、建築の寸法は柱の芯々を示します。
柱を最初に建てるからです。
「棚奥行○センチ」と書いてあっても、現場でもし数ミリ足りなかったら、棚を数ミリ切って納めることは、十分にあり得ることなんです。
数ミリくらい気にしない、と思うかたはいいのですが。
数ミリ足りないがために物が入らない、ということも無くはないです。

第1位 カーテンがぶつかる

窓が角にあるところは要注意です。
通常カーテンは窓よりも大きく、カーテンを開けているときは窓の横に収まっています。

ところが、窓が角にあるとカーテンを開けているとき窓にかぶさっていることになります。

さらに、この図面の位置ではカーテンレールにクローゼットドアがあたってクローゼットが全開できない、ということもあり得ます。

ドアがないとしても、窓がコーナーにあるとカーテンを開けた時に
カーテンが常に窓にかぶさっていることになり、
見た目がきれいじゃありません。

30坪くらいの家の間取り、4.5帖の部屋ではこういうことが起こりやすいのです。
狭いところに窓やドアがひしめくので。

こういう場合、窓枠の内側にカーテンを取り付けるという方法もあります。
でもお勧めはしませんね。
通常カーテンは、窓より一回り大きいサイズで、窓枠より手前に覆いかぶさるように取りつきます。
窓枠内側に取り付けると、すき間がどうしてもできるので、あまり美しくないからです。

カーテンを引き渡し後に自分で手配する場合要注意です。
そういう場合、設計段階でカーテンのことまで考慮されないこともあります。
いざカーテン屋さんが来た時に「どう取りつけますか?」となり
思ってたことと違う!となるかもしれません。

まとめ 見落としをしないために

いかがですか。え!そんなこと考えてつくってるでしょ!と思うようなことですが。
窓を大きくしたい、とか、収納の位置をずらしたい、など
あちこち何度も変更していると起こりがちです。
デザインにこだわったために起こることもあります。

こういうことに気づくかどうかは
プランを考える営業さんや設計士さんが現場をよく見ているか、
現場で起きたことが他部署にフィードバックできているか、
お客様の声に真摯に耳を傾けているか
で決まります。

社内のチェックバック、業種間の連携体制、
こういったことができている会社は見落としが少ないように思います。

また、平面図を書いているだけでは気が付かないことが多いです。

展開図やパースをかいてもらうことで気づくことも多くなります。

図面の中にカーテンレールやコンセントといった小さなパーツも落とし込んでもらう
使う予定の家具の寸法を落とし込んでもらう
など、配慮のある図面を書いてもらうことも大事なことです。

デザイン性や性能といった大きな括りで家をとらえるだけでは住みやすい家にはなりません。
家は毎日の現実の生活の場です。
毎日使いにくくて気になることが一生続くなんて、嫌ですよね。

デザインや性能といった目立つことだけで決めるのではなく、経験豊富で細かい配慮がされる会社を選びたいですね。

そんなアドバイスもします。
デザインだけでなく使い勝手もよい家を目指したいなら
間取り相談セカンドオピニオンを活用してくださいね。

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