愛知・岡崎・西三河の建築士設計事務所。家づくりセカンドオピニオンは全国対応です。

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注文住宅の外観
かっこいい家にするために地味だけど気をつけたいポイント

注文住宅をつくるなら
かっこいい家にしたい
センスいい家にしたい
「なんかダサい家」にはしたくない

そんな風に思っている人は多いと思います。

外観の素敵な家はどうしたらできるでしょうか

屋根のかけかた、外壁の素材、色使い、
それももちろん重要ですが。

実は、せっかくデザインを考えてもそれを台無しにしてしまうようなことが起こることがあります。

完成してから
え!?なんでこんなところにこれがあるの?
とならないように注意するポイントがあるのです。

そのポイントをお教えします。

この記事を書いている私はこんな人です。
住宅業界20数年の一級建築士
地場の工務店、ハウスビルダーの設計を経て2013年に独立
現在はハウスビルダーから外注として木造住宅の設計からインテリアコーディネート、打合せもこなしています。
携わった家づくりは300軒ほどです。

多くのお施主様、いろいろな工務店との家づくりをしてきた経験を
家づくりをする皆さんに役立てていただきたいと思い
セカンドオピニオンで家づくり相談もおこなっています。

1・外観に見せなくていい部材は見せない

打ち合わせの時に使われる小さな図面にすべてが記載されているわけではありません。
施工上必要な部材、小さなものは図面に記載されないことがあります。
そういう部材は見せなくていいもの、であることが多いです。

窓の大きさや位置、外壁の色やデザイン、屋根のかけ方や素材、
こういったものは打合せしますよね。
みなさんも頭を悩ませて考え抜いて決めていくと思います。

でも、それだけが家の外観にあらわれるわけではありません。

打合せしないけど、外観に見えてくる部材、というものがいくつかあります。

メインではないけれど建物として必要な部材です。

ところが、それを施工側で安易に位置を決めてしまって
完成した時に

え!?これこんなとこに見えたら見っともないじゃん!

ということが起こります。

それを防ぐだけでも外観は整います。

では、どんな部材があるか見ていきましょう

1-① 換気フード

キッチンや浴室、トイレに換気扇がありますよね。
その外観側には換気フードがあります。

これがポコポコと外観に見えているのは
見栄えのいいものではありません。

平面図では、このようなマークで換気扇を表しています。

上の図の場合
車のある側に道路があって建物の正面だとすると
トイレの換気フードは正面に見えることになります。

こういう場合は
正面ではなく、できるだけ目立たないほうに換気フードを抜いてもらいましょう

24時間換気をつけなければいけないという法律があります。
この24時間換気、いろいろな方法があります。
なかには各居室に給気口のための換気フードをつける方法もあります。
そうなると、1軒の家で9個も10個も換気フードがあることも。

さすがにすべてを見えないところにするのは難しいです。
そういう場合は、
◎見えていてもカッコ悪くない換気フードを選ぶ
◎見栄えを悪くしないレイアウトにする

ということを打合せの時にお願いしましょう。

1-② 外部の電気配線

建物から離れたところに
インターホンや門灯をつけることがありますよね。

そういう時は建物から外部に電気配線を通します。
それがこれです。

これ、正面に見えていてほしいですか?
見えていないほうがいいですよね。

これは正面に出していなきゃいけないものではないので
見えないところに取り付けることは簡単にできます。

でも黙っていると知らない間に目立つところにあることがあります。

どうしてそのようなことが起こるかというと
打合せして決めない、
図面に書かない、
ということがあるからです。

そうなると、現場の人が独断で施工が楽なところに取り付けてしまいます。

知らないうちにそうならないように打合せで確認しましょう。

電気配線図では
ジョイントボックス
JB
接続ボックス
インターホン用配線

などと記載されています。
おそらく玄関まわりにあるはずです。

電気配線図になければ
外部のジョイントボックスはどこにつけますか
と打合せで聞きしましょう。

1-③ 竪樋

屋根には必ず雨を流すための樋があります。
(まれにあえて無い建物もあるかもしれません)

屋根に流れる雨を受ける横方向の樋が軒樋(のきとい)
そこから地面の排水管に流す樋が竪樋(たてとい)です。

これも必要な部材ですが、目立たせたくないものです。

樋の色は打合せで決めると思いますが
位置までは打合せせず、
設計者が決めることが多いです。

ですが、竪樋が立図面に記載されていないことがあります。
必ず記載してもらって外観にどう影響するか確認しましょう。

できれば外観パースにいれてもらいましょう。
そのほうがわかりやすいですから。

外壁が白や黒なら樋も外壁と同じ色にしやすいですが
それ以外では外壁と樋が違う色になることがほとんどです。
近い色にしても同じになることはありません。

特に玄関近くに竪樋が来るときは要注意です。
竪樋を無しにすることは難しいかもしれませんが
目立たない位置にする工夫を考えてもらいましょう。

2・見栄えがいい外観にするために必要なこと

いかがでしたか。
そんなこと気にしたことがなかった
と思うかもしれませんが
どの家にもあるものばかりです。

こういったものが
見えていてみっともないことになっているか、そうじゃないか
その違いは、設計力にあります。

細かい部材まで図面に落とし込んで確認するという配慮があるかどうかです。

換気フード、外部の電気配線、竪樋、こういった地味な部材の位置決めは
本来なら打合せしなくても考慮して配置してくれるものです。

ところが、残念ながらそうじゃないことが少なからずあるのも事実です。
上にあげたものが図面に書かれていない場合は
図面にかいてもらうようにお願いしましょう。

図面にかいていないと
設計者本人もこれらがどこにくるのかをわかっておらず
現場で安易に位置を決められてしまうことがあります。

そうならないように
図面にかいてもらい
現場で施工する人にきちんと伝えることが必要です。

3・まとめ

細かい部材までの配慮は
丁寧な設計をして
洗練されたデザインの家づくりをしている
建築士事務所や工務店では当たり前にやっていることです。

設計とは本来そうあるものだと思います。
しかし、
数をこなすことを優先して省力化して設計している工務店やハウスメーカーでは
そこまで手をかけていません。
図面を書くのもCADオペレーターが機械的にこなしているだけのこともあります。

性能や設備やぱっと見の良さだけで依頼先を決めていると
こういった配慮がされない設計になるかもしれません。

満足する家づくりのためには
依頼先選びは慎重にする必要があります。

特に、工務店の実力はピンからキリまで実にさまざまです。

契約した工務店が思うような設計力じゃなかった場合
セカンドオピニオンを使うという選択もありますよ。

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