たまーに、このお客さんもったいないなーって思う方がいます。
私たち専門家の意見を素直に受け入れない人です。
今はプロ並みの情報がネットで手に入るので、設備や素材など自分たちの欲しいものを次々出してきて「これいくらか見積もりください」って言い、デザインや間取りも自分たちの意見を主張してきたり。
熱心に調べてやりたいことをいろいろ言うのはいいんですよ。
ただ、なんというか、こちらのことを「それをただ言う通りに実行してくれる人」「仕事だからやってくれて当たり前」みたいな雰囲気を感じると・・・。
必要以上のこと言わないほうがいいな、って思っちゃいます。
これ、すごくもったいないです。
どのお客様にも同じように真剣に考えて家づくりに取り組んでます。でも、やっぱりそこは人間関係なので話をきいてくれそうなお客様だと「こうしたら喜ぶんじゃないかな」って思えば提案もするし、「あの人の好みならこっちのが安くていいな」って思って違うメーカーの製品教えたり。
お客さまはプロデューサーです。私たち設計や工務店の知識やアイデアをどれだけ引き出せるか、それはお客様の力にかかってます。
プロの知識とアイデアを目いっぱい引き出すこと、それが「お客様」という立場の人の最大の仕事です。
お客さまとプロと、互いにリスペクトできる関係が築けたとき、それはそれは最高に家づくりの醍醐味が味わえます、お互いに。
以前、家が完成して引き渡しの時、「家ができたのはうれしいけど、打合せがもうなくなっちゃうのはさみしいな」っておっしゃたお客様がいました。
泣けちゃうくらいのほめ言葉です。
そんな家づくりができたら、その先の暮らしは幸せにきまってます。
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