注文住宅をつくるために、依頼先を決めるまでの過程で何社かにプランをつくってもらうための打合せをすると思います。
まだどこで建てるかわからない段階、いくらになるのかもわからな段階です。
この段階で、この先信頼関係が築けそうかジャッジするわけです。
けっこう重要な期間です。
ところが、なかなか本心を話したがらないお客様も時々いらっしゃいます。
手の内をみせると高くふっかけられると思っているのか、断るときに気まずくなると思っているのか、何かかけひきでもしてるつもりなのか、わかりませんが。
はっきりいってなんの得にもなりません、そんなかけひきは。
要望があるなら要望を、優先したいことなら優先したいこと、わからないならわからないということ、知りたいことなら知りたいことを、きちんと言っていただきたいのです。
そんなことは言わなくてもくみとってよ、と思っているかもしれませんが。
多少は心理戦のところもありますが、お客様自身がわかっている要望や優先事項をだまっていることにはメリットはないですよ。
2,3の要望を言っただけで最高の家のプランを見せてもらえる、と思っている人もたまにいますが。
魔法使いじゃありませんから、設計士は。
多くのコミュニケーションを経てお客様の人となりを理解して、この人ならこういうプランだな、という予測ができてプランをつくります。
そのコミュニケーションの段階で出し渋るようなことをされると、こちらとしてはどんな提案を求められているのかもわかりません。
それはお客様にとっても損なはずです。
せっかくいい提案がうけられるかもしれないのに。
いい家がほしければ、相手から最大限にいい提案をしてもらうことです。相手の能力を最大限に利用すればいいのです。
正式にどこに依頼するか決めてから話せばいい、って思ってるかもしれませんが、それじゃ遅いんですよ。
なぜなら、依頼先をどこにするかで家づくりが成功するかどうかは決まります。
決める前段階で中途半端なコミュニケーションしかできなかったら、正しい判断ができますか?
何が優先なのか、どうしても譲れないポイントはどこか、何が気になるのか、不安なところはどこか、
包み隠さず話した方が、いい家づくりへのゴールは早くて確実です。
のこりわずかです!
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