お客様のペースに合わせて何回も打合せしたりたくさん提案することが必ずしもお客様のためになってるかといったら
そうでもないと思います。
家づくりの場合、ハウスメーカーのように効率重視の規格住宅だと、打合せ期間も部材を選ぶ範囲もメーカーがしっかり主導権握ってメーカーのペースで進んでいきます。
「今日は必ずここまで決めてくださいね」って決めるまで打合せ終わらせないとか。
工務店や建築士の場合、お客様に合わせて細かくじっくり打ち合わせして進めることが多いです。
なかなか決められないことも「まだいいですよ。現場でつくるまでに決めればいいから」と保留にできたりとか、ショールームも全て同行して何度も見積もりとってもらったり、とか、お客様に選択肢を多く提供できてお客様のペースで進められることを「売り」にする会社もあります。
なかなか決められないことを保留にしておくことはよくあることです。工場のラインでつくられる工業製品とちがって、現場でつくる家づくりは現場で作業するその場で決めれば済むこともたくさんあります。
でも、それによって段取りが悪くなることもあります。
発注が遅れて現場の職人さんの仕事に空きができたり、せっかく施工した部分を壊して変更しないといけなくなったり、早く決まっていればプレカットで済むところを現場で手作業になって職人さんの手間が増えたり。
早く決まっていればいいにこしたことはないんです。
今は、工場である程度材木を加工するプレカットの技術が進んでいます。現場で大工さんが加工する手間を省くことができます。それができると、作業時間も短くて済むし大工さんも楽です。
後で現場で決めるから、ということが増えると、結局また打合せしないといけないし現場での作業も増えるし、とにかく効率が悪い。
そういうやり方をしてると結果的に現場に工務店の監督さんがつきっきりになり、他の業務が滞ります。OB客のアフターメンテナンスとか新しい知識を仕入れることとかできなくなったり、管理体制も煩雑になるでしょう。
お客様のペースに合わせて「いいですよ~」と時間をかけること=丁寧な仕事、とは限らないわけです。
残業が多いからといって仕事がたくさんできる人とは限らない、っていいますよね。そんなことが会社にも当てはまると思うんですよね。
お客様がそんな内部事情を知ることはなかなかできませんが。
いろいろなところと仕事をしている私の立場だといろいろ見えて、もっとここを改善すればいいのにー、と思うこともしばしばです。
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