小さい工務店のいいところ。それは変化への対応の良さです。
何か新しい技術や製品を現場で採用したいってなったとき、大きな会社だと社内の会議にかけ上司や他部署たちの意見を集め、金額の設定や取引先との関係を考えたりとあれこれがあって採用するかどうかが決まることが多いですが。
数人規模でやってる工務店だとそういうわずらわしさが無く、現場担当者=会社の決裁権者なのでその場でどうするかが決まります。
家づくりというのはあちらを立てればこちらが立たず、というような矛盾するようなことがいろいろあります。すぐに作れるものではないし試作ができるわけでもないし結果がでるのは数十年後なので本当にいいかどうかは考え方次第、というところもあります。
それをあーだこーだとあれこれ考えていくのが家づくりの面白さでもあるのですが。
その、あーだこーだをやる人が小規模工務店だと現場を良く知っている人=社長さん、なことが多いので改善も早くなります。
規模の大きいところだと、現場で起きていることじゃなく会社の事情や現場を見もしないトップの意見で決められていくこともあります。それ家の品質と関係ないじゃん、っていうこともあるんです。
小さい工務店だからいいというわけではないですよ。
たいした根拠もなく、いつもこのやりかただからという理由で採用していたり、現場監督が知識もなく業者任せでおこなっていたりするような会社は質の向上にあまり積極的ではないですね。
家づくりに限らずものづくりはそうだと思いますが、ひとつひとつの材料の選定や工法には理由があります。長年使われていて慣習になっているとしても、そうなっている理由があります。
その理由をきちんと説明してくれるかどうか、それが工務店の品質を見分けるポイントです。
品質の向上を考え材料や工法の選定に時間をさいているか、それを採用した理由が明確であるか、
いい家が欲しいなら、そういう点をどんどん質問してみましょう。
そしてその答えが明確でわかりやすく説明してくれるかどうか。
それがあやふやな会社はやめたほうがいいですね。
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