横浜のマンションが傾いてる問題が騒がれていますね。
杭工事を確認するためのデータ改ざんがあったようです。
データ改ざんしたとされる契約社員によると、プリンターの用紙切れとかデータが思ったようにとれなかったからとか、
耳を疑うような幼稚な理由に唖然としてしまいます。
この人はこの時だけこういう仕事をしてそれ以外はきちんとこなしていたのでしょうか。
おそらく、普段の仕事ぶりもあいまいに進めていたのではないかと思います。
そしてその仕事ぶりを上司や同僚は知ってはいても改善しなかったのでしょう。
問題は、こういうごまかして仕事をすることができてしまう社風にあると思います。
人間はミスをするし楽をしたがる生き物です。
毎日毎日同じような仕事をしていると、本来はとても慎重に進めなければならないことも日常化して軽く感じることはどんな業界でも起こり得ます。
そうならないように、自分たちがしている仕事の意義や目的を深く心にとめることが大切だと思うのです。
その根本にあるのは自分の仕事にたいする情熱とかプライドとか、とっても泥臭いことです。
それを、トップの経営者から末端の職人まで感じて仕事しているかどうか。
いい建築はそういう現場から生まれます。
建築工事ってたとえ小さな住宅であっても、とても大勢の業種、人間によって行われます。
しかもそれらはたいていの場合業種によって別会社の下請け、さらに下請け・・・、なんてざらにあります。
家づくりにおいていえば、
現場で作業している人間がどこの誰なのか、元請けの現場監督さんが知らないということもありえます。
そんな現場で、お客様の想いが家づくりに伝わるでしょうか。
工務店の力量は営業力でもデザイン力でもなく、
平社員である営業さんから設計士から現場監督から、下請け孫請けの職人さんに至るまで、
お客様の想いが行き渡るような仕組みを持っているか。
それは一朝一夕でできることでもないし、ましてや会社の規模は関係ありません。
家づくりを成功させたければ「いい工務店」をちゃんと見分けることが必要です。
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