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防災のために本当に必要なこととは

愛知建築士会女性委員会での防災セミナー

長年教員として防災教育を行ってきている近藤ひろ子先生による講演でした。

防災、というと、非常持ち出し袋を用意する、避難場所を確認しておく、くらいしか思っていなかったのですが。

もっと根本的に考えることが重要でした。

以下、講演内容箇条書きです。

 

◎防災にパーフェクトはない。「想定外」が必ず起こる。「想定外」を想定する訓練を。

◎地震がおきたら机に潜ってひざを床につける。安定させる。地震が完全におさまるまで南海トラフ地震では長くて5分。最低でも3分はじっと身を守る姿勢をとり続ける訓練を。

◎避難するときの合言葉「いつも、おかに」ソング。「おちついて、考える、逃げる」

◎仮設トイレは早くて3日後、遅いと7日後。それまでどうするか現地で工夫。

◎避難所運営、そのときになれば連携する、と思っていては絶対にうまくいかない。日頃から防災いがいでも連携する活動を。学校、地域で。

◎「愛知県避難所運営マニュアル」がある。ダウンロード可能。

◎「いざというとき」が平日なのか休日なのか昼なのか夜なのか、誰がリードするのか、状況によって違う。

◎命の学習としての防災学習。「命」「支え合い」「自ら動く」

◎続かなければ意味がない。明るく楽しく元気よく。

◎教科書に防災はかなり入っている。中学1年技術の教科書はとてもいい資料になる。

◎命が助かる+生き延びていく。一人一人が、助ける人、する人、自ら動く人、に。

◎生き延びるために何をしてらいいかを考える訓練を。物資を準備するだけじゃなく、足りない物は身近な物でつくれるという体験を。

◎イワタニの「アイラップ」は優秀。120度まで耐えられる。鍋になる。食器になる。

 

何かを準備しておくことはもちろん大切だけど、生き延びるために何をしたらいいかを自ら考え自ら行動する、サバイバル精神を養うことをしなければ、ということです。逃げ方ややりかたやツールを覚えればよし、ではないですね。

 

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